Users Guide
できます。カスタマイズパラメータでは、同じ無人インストールパッケージを使って、異なるシステムでソフトウェア機能を選択的にインストール、再インストール、アンインストールできます。たとえば、特
定のシステムグループに DRAC ツールだけインストールして Remote Access Controller 管理ステーションはインストールしないなどの指定ができます。また、特定のシステムグループから 1 つ
または複数の機能をアンインストールすることもできます。
表 6-2管理ステーション用機能 ID
コマンドラインに ADDLOCAL カスタマイズパラメータを含め、インストールするソフトウェア機能のID を指定します。例:
msiexec.exe /i MgmtSt.msi ADDLOCAL=RACMS /qb
このコマンドでは、管理ステーションのインストールが無人の冗長モード(メッセージあり)で実行され、Remote Access Controller 管理ステーションだけがインストールされます。
コマンドラインにREINSTALL カスタマイズパラメータを含め、再インストールするソフトウェア機能のID を指定します。例:
msiexec.exe /i MgmtSt.msi REINSTALL=RACMS /qb
このコマンドでは、管理ステーションのインストール処理が無人の冗長モードで実行され、Remote Access Controller 管理ステーションが再インストールされます。
コマンドラインにREMOVE カスタマイズパラメータを含め、アンインストールするソフトウェア機能のID を割り当てます。例:
msiexec.exe /i MgmtSt.msi REMOVE=RACMS /qb
このコマンドでは、管理ステーションのインストール処理が無人の冗長モードで実行され、Remote Access Controller 管理ステーションがアンインストールされます。
msiexec.exe プログラムの 1 度の実行で、機能をインストール、再インストール、アンインストールすることもできます。例:
msiexec.exe /i MgmtSt.msi ADDLOCAL=ADS REINSTALL=RACMS REMOVE=BMC /qb
このコマンドでは、管理ステーションのインストールが実行され、Active Directory スナップインユーティリティのインストールと Remote Access Controller 管理ステーションの再インストールと、
ベースボード管理コントローラユーティリティのアンインストールが同時に実行されます。これは無人の冗長モードで実行されます。
サポートしている管理エージェントと警告エージェント
Dell OpenManage ソフトウェアでは、エージェントとは、システム管理計装のソフトウェア機能に適用される一般的な用語です。サポートの程度はエージェントによって異なります。 たとえば、IT
Assistant は、Server Administrator が管理しているシステムについては自動的に警告を検出、表示、受信して処置を実行できますが、特定のストレージデバイスエージェントからは警告を受け取
ることしかできません。IT Assistant がサポートしているエージェントについては、『Dell OpenManage IT Assistant ユーザーズガイド』を参照してください。
Windows Server 2003 移行後の IT Assistant のアップグレード
IT Assistant をインストールしたシステムを Windows Server 2003 に移行してから IT Assistant の新しいバージョンにアップグレードする場合、WindowsServer2003と旧バージョンの
Windows で暗号化が異なるため、問題が発生することがあります。
Windows Server 2003 システムに移行したシステムをアップグレードすると、CIM プロトコルで設定されたシステムが検出されなくなる可能性があります。この問題が発生した場合は、CIM ユー
ザーのパスワードをリセットしてください。IT Assistant ユーザーインタフェースで、 検出および監視 に移動し、 範囲 を選択して包括範囲を右クリックします。新しい包括範囲 をクリックすると新し
い検出ウィザードを実行できます。このウィザードでは、CIM 設定 ウィンドウで新しい CIM ユーザー名を指定できます。詳細については、IT Assistant オンラインヘルプを参照してください。
Microsoft のインストールに関する既知の問題
l 共有違反や、開いているユーザーインタフェース接続などが原因で、アンインストール中にディレクトリが残ってしまう可能性があります。アンインストールを実行する前に、開いているインタフェ
ースセッションをすべて閉じてください。デフォルトのインストールディレクトリまたはユーザー指定のインストールディレクトリに残っているディレクトリは手動で削除します。場合によっては、
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Dell Computer Corporation\Dell OpenManage IT Assistant 下のレジストリエントリも手動で削除する必要があります。
対応する Red Hat Enterprise Linux および SUSE Linux Enterprise Server オペレーティングシ
ステムを実行しているシステムでの管理ステーションソフトウェアのインストール、アップグレード、アンインスト
ール
管理ステーションソフトウェア のインストール
機能 ID
説明
ADS
Active Directory Snap-in Utility(スナップインユーティリティ)
BMU
ベースボード管理コントローラ 管理ユーティリティ
ITA
IT Assistant
RACMS
DRAC ツール
メモ: ADDLOCAL、REINSTALL、REMOVE CLI パラメータは、大文字で入力しなければなりません。