Users Guide
プログラムの修復準備完了 ダイアログボックスが開きます。
6. 選択したソフトウェア機能をインストールするには、インストール をクリックします。
Dell OpenManage 管理ステーションのインストール 画面が表示され、インストール中のソフトウェア機能のステータスおよび進行状況が表示されます。
選択した機能がインストールされると、 インストールウィザードの完了 ダイアログボックスが表示されます。
7. 終了 をクリックして 管理ステーションのインストールを終了します。
失敗したインストールのシステム回復
ソフトウェアのインストールユーティリティで、セットアップ中に致命的なエラーが発生した場合は、システムが不安定になる可能性があります。この問題に対処するため、Dell OpenManage インスト
ーラには、サーバーをエラー発生前の正常な状態に戻すロールバック機能が搭載されています。
Windows インストーラサービスは、インストール、アンインストール、その他の設定変更中に実行するあらゆる操作ごとに 元に戻す 処理を維持して、Dell OpenManage インストーラにロールバッ
ク機能を提供しています。インストールセッション中にエラーが発生した場合は、Windows インストーラサービスを使って、システムをエラー前の状態に戻すことができます。この機能には、削除や上
書きが行われたファイルやレジストリキーや、その他のリソースの回復が含まれます インストールやアンインストールの過程で削除されたり上書きされたファイルは、一時的にバックアップ場所に保存さ
れるため、必要に応じて復元することができるのです。インストールが正常に完了した後、バックアップ用の一時ファイルはすべて削除されます。
インストールが正常に完了した後に、ロールバックすることはできません。処理済みインストールはインストールセッション中にシステムを保護するための安全網として用意されています。 インストールし
たアプリケーションを削除したい場合は、単にそのアプリケーションをアンインストールしてください。
Dell OpenManage ソフトウェアをバージョン 4.3 からバージョン 5.x へアップグレードすると、エラーとなり、システムはそれ以前の状態までロールバックされます。
管理ステーションソフトウェア の無人インストールの実行
管理ステーションインストーラでは、 無人インストールの手順用の 標準セットアップ オプションおよびカスタムセットアップ オプションが提供されています。
無人インストールを使用すると、管理ステーションソフトウェア を複数のシステムに同時にインストールできます。必要な管理ステーションファイルをすべて含む無人インストールパッケージを作成して、
無人インストールを実行できます。無人インストールオプションは、無人インストールの設定、確認、情報表示などができる機能もいくつか提供しています。
無人インストールパッケージは、独立系ソフトウェアベンダー(ISV)のソフトウェア配布ツールを使用して、リモートシステムに配布されます。パッケージが配布されると、インストールスクリプトによってソ
フトウェアがインストールされます。
無人インストールの機能
無人インストールには次の機能があります。
l 無人インストールをカスタマイズするオプションのコマンドライン設定
l 特定のソフトウェア機能のインストールを指定するカスタマイズパラメータ
l 実際のインストールを実行せずに、選択したソフトウェア機能の依存関係を調べる必要条件チェッカープログラム
標準無人インストールパッケージの作成と配布
無人インストールの 標準セットアップ オプションは、無人インストールパッケージとして『Dell Systems Management Tools and Documentation DVD』を使用します。 msiexec.exe /i
MgmtSt.msi /qb コマンドで DVD にアクセスしてソフトウェアライセンス契約に同意すると、選択したリモートシステムに 必要な管理ステーションソフトウェア 製品がすべてインストールされま
す。msiexec.exe /i MgmtSt.msi /qb コマンドは、各リモートシステムのハードウェアとソフトウェアの設定に基づいて、それぞれのシステムに管理ステーションソフトウェアをインストールします。
『Dell Systems Management Tools and Documentation DVD』のイメージをリモートシステムで使えるようにするには、メディア の全内容を配信するか、ターゲットシステムから CD イメージ
の場所にドライブをマッピングします。
標準無人インストールパッケージとして使用するためのドライブのマッピング
ドライブを標準無人インストールパッケージとして動作させるようにマッピングするには、次の操作を行います。
1. 管理ステーションソフトウェアをインストールする各リモートシステムで『Dell Systems Management Tools and Documentation DVD』のイメージを共有します。
このタスクは、DVD を直接共有するか、DVD 全体をドライブにコピーしてコピーを共有することで実行できます。
2. で説明した共有ドライブにリモートシステムからドライブをマッピングするスクリプトを作成します 手順 1。このスクリプトでは、ドライブのマッピング後、以下のコマンドを実行します。
msiexec.exe /i MappedDrive\SYSMGMT\ManagementStation\windows\ManagementStation\MgmtSt.msi /qb
3. ISV 配布ソフトウェアを設定して、手順 2で作成したスクリプトを配布して実行します。
4. ISV ソフトウェア配布ツールを使用して、このスクリプトをターゲットシステムに配布します。
メモ: インストーラのクリーンアップ中やインストール処理が完了した後でキャンセルしたインストール、アンインストール、アップグレードなどは、ロールバックされません。