Users Guide
ここでは、対応 Windows オペレーティングシステムを実行しているシステムで管理ステーションソフトウェアをインストール、アップグレード、アンインストールする方法について説明します。システムの
必要条件が満たされている場合にインストールされるデフォルトの機能は、BMC ユーティリティと RemoteAccessControllerコンソールです。
必要条件チェッカー
セットアッププログラムは、必要条件チェッカー を実行して、実際のインストールを起動せずに、ソフトウェアの必要条件を調べます。この 必要条件チェッカー は、ソフトウェア機能のインストールや動作
に影響する可能性のあるハードウェアとソフトウェアの情報をステータスウィンドウに表示します。
必要条件チェッカー には、情報、警告、エラーの 3 種類のメッセージが表示されます。
l 情報メッセージは状況を説明するもので、機能のインストールを妨げることはありません。
l 警告メッセージは、標準 インストール中にソフトウェア機能をインストールできなくなる状況を説明するものです。警告の原因を解明してから、ソフトウェアのインストールを進めることをお勧めし
ます。続行する場合は、カスタムインストールを使ってソフトウェアを選択的にインストールできます。
l エラーメッセージは、ソフトウェア機能のインストールを妨げる状況を説明するものです。エラーの原因を解明してから、そのソフトウェア機能のインストールを進める必要があります。問題を解
決しなければ、ソフトウェア機能はインストールされません。
サイレントモードで必要条件の確認作業を行う場合は、RunPreReqChecks.exe /s コマンドを実行します。詳細については、「必要条件チェッカー」を参照してください。
管理ステーションソフトウェア のインストールとアップグレード
この章では、管理ステーションソフトウェア のインストールとアップグレードの方法を説明します。このインストールのオプションは次のとおりです。
l 管理ステーションソフトウェア をインストール / アップグレードしたり、IT Assistant をアップグレードするには、『Dell Systems Management Tools and Documentation DVD』に入
っているセットアッププログラムを使用します。
l 管理ステーションソフトウェアを複数のシステムにインストールするには、Windows インストーラエンジン(表6-1 を参照) msiexec.exe による無人インストールを使用します。I
標準インストールとカスタムインストール
管理ステーションインストーラでは次のセットアップオプションが提供されています。 標準セットアップ および カスタムセットアップ。
セットアッププログラムは、必要条件チェッカー を実行してハードウェアおよびソフトウェアのシステム情報(インストールと操作の機能に影響するなど)を提供します。
システムに管理ステーションソフトウェア をインストールするには次の手順を実行してください。
1. 管理ステーションのインストール を起動します。
2. 管理ステーションのインストール、変更、修復、削除 を クリックして、次へをクリックします。
3. 標準セットアップ オプションを選択します。
必要条件が満たされている場合は、DRAC ツールと BMC ユーティリティ がデフォルトでインストールされます。Active Directory スナップインユーティリティと IT Assistant はデフォルトでは選択
されず、カスタムセットアップ オプションを使用してインストールできます。標準セットアップ の実行方法の詳細については、『DellOpenManageSoftwareクイックインストールガイド』を参照して
ください。
カスタムセットアップ オプションを選択すると、セットアッププログラムでシステムに適切なインストールオプションとして識別されたソフトウェア機能の選択を解除できます。標準セットアップ では、ハ
ードウェア構成に適した機能はすべて事前に選択されているため、インストールする機能のリストに追加することはできません。DRAC ツールと BMC ユーティリティ
以下に、カスタムセットアップ オプションについて、BMC ユーティリティのインストールとアップグレードを例にとって説明します。他の管理ステーションソフトウェア もカスタムセットアップ オプション
を使ってインストールできます。
カスタムインストール
カスタムインストールを使用すると、インストールしたい特定のソフトウェア機能を選択できます。
管理ステーションのインストール
Microsoft Windows オペレーティングシステムで以下の手順を実行します。
メモ: Windows Server 2008 Core オペレーティング システムでの管理ステーションソフトウェアのインストールに関する情報については、『MicrosoftWindowsServer2008Core
と Microsoft Hyper-V Server への Dell OpenManage ソフトウェアのインストール』 を参照してください。
メモ: 『Dell Systems Management Tools and Documentation DVD』に収録されているアプリケーションを実行している場合は、管理ステーションのアプリケーションをインストールす
る前に、そのアプリケーションを終了してください。
メモ: 管理ステーションおよび管理下システムのサービスは、同じディレクトリか別のディレクトリにインストールできます。インストール先ディレクトリを選択できます。
メモ: IT Assistant には、システムにインストールするデータベースのデフォルトインスタンスが必要です。IT Assistant はデータベースの名前の付いたインスタンスを使用できません。
メモ: Microsoft SQL Server 2005 Express には、Microsoft Data Access のコンポーネント 2.8(MDAC 2.8)および .NET2.0Runtimeをインストールする必要があります。これ
らがシステムにインストールされていない場合、必要条件チェッカーユーティリティによって MDAC 2.8 および .NET2.0Runtimeのインストールが求められます。