Users Guide
モニター(ディスプレイ)と連携してコンピュータのビデオ機能を実現するための論理回路。ビデオアダプタがサポートする機能は、特定のモニターが提供する機能よりも多い場合や少ない場合がありま
す。通常、ビデオアダプタには、一般的なアプリケーションプログラムやオペレーティング システムをさまざまなビデオモードで表示するためのビデオドライバが付属しています。
弊社の一部のコンピュータでは、システム基板にビデオアダプタが組み込まれています。また、拡張カードコネクタに差し込む数多くのビデオアダプタカードが利用できます。
通常、ビデオアダプタには、システム基板上の RAM とは別個のメモリが割り当てられます。同時に表示できるカラーの数は、ビデオメモリの容量とアダプタのビデオドライバに応じて異なります。高速
のグラフィック描画を実現するために、ビデオアダプタには独自のコプロセッサが内蔵される場合もあります。
ビデオドライバ
特定の数のカラーを希望の解像度で、グラフィックモードのアプリケーションプログラムやオペレーティングシステムを表示するためのプログラム。一部のソフトウェアパッケージには汎用的なビデオドラ
イバが組み込まれています。ビデオアダプタに適合する追加のビデオドライバが必要になる場合もあります。
ビデオメモリ
ほとんどの VGA ビデオアダプタと SVGA ビデオアダプタには、コンピュータの RAM とは別にメモリチップが内蔵されています。プログラムで同時に表示できるカラーの数はおもに、インストールされた
ビデオメモリの容量によって決まります(他の要因としては、ビデオドライバやモニターの機能があります)。
ビデオモード
通常、ビデオアダプタでは複数のテキスト / グラフィック表示モードがサポートされます。文字ベースのソフトウェアは、「 x 列 ×y 行の文字」で定義されるテキストモードで表示されます。グラフィック
ベースのソフトウェアは、 x個の横ピクセル×y 個の縦ピクセル ×z 種類のカラーで定義されるグラフィックモードで表示されます。
ビデオ解像度
ビデオ解像度(800 x 600 など)は、「横方向のピクセル数×縦方向のピクセル数」で表されます。特定の解像度でプログラムを表示するためには、適切なビデオドライバをインストールすること、およ
びモニターでその解像度がサポートされることが必要です。
ファームウェア
読み取り専用メモリ(ROM)に書き込まれたソフトウェア(プログラムまたはデータ)。ファームウェアはデバイスの起動や操作を実行できます。各コントローラにはコントローラの機能提供に役立つファー
ムウェアが含まれています。
ファイバーチャネル
1 つの接続技術で高速 I/O およびネットワーキング機能を実現したデータ転送インタフェース技術。ファイバ チャネル標準では、ファイバチャネルポイントツーポイント、ファイバチャネルファブリック(汎
用スイッチトポロジ)、およびファイバチャネル調停ループ(FC_AL)などを含むいくつかのトポロジをサポートしています。
ブート(起動)ルーチン
コンピュータを起動すると、すべてのメモリのクリア、デバイスの初期化、およびオペレーティングシステムのロードが行われます。オペレーティングシステムが正常に応答する場合は、
<Ctrl><Alt><Del>キーを押してコンピュータを再起動できます(ウォームブートともいいます)。オペレーティングシステムが応答しない場合は、リセットボタンを押すか、コンピュータの電源を一度切っ
てから入れ直すことによって、コンピュータを再起動(コールドブート)しなければなりません。
ブート可能ディスク
ディスケット(フロッピーディスク)からシステムを起動することができます。ブータブルディスケットを作成するには、ディスケットドライブにディスケットを入れて、コマンドラインプロンプトで sys a: と入
力し、<Enter> を押します。ハードドライブから起動できない場合、このブータブルディスケットを使用します。
フォーマット
ファイルを保存できるようにハードドライブやディスケットを準備すること。無条件フォーマットでは、ディスクに保存されているすべてのデータが削除されます。
複合キー
複数のキーを同時に押すコマンド。たとえば、<Ctrl><Alt><Del> キーを一緒に押すと、システムを再起動できます。
物理メモリアレイ
物理メモリアレイは、システムの全物理メモリ配列です。物理メモリアレイの変数には、最大サイズ、マザーボード上の合計メモリスロット数、および使用中の合計スロット数などがあります。