Users Guide
7. ユーザー 3 を関連オブジェクト 2(AO2)のメンバ、特権 2 を AO2 の特権オブジェクト、およびグループ 1 を AO2 の製品として追加します。
この場合は、関連オブジェクトはどちらもユニバーサルスコープでなくてもかまいません。
Active Directory がシステムにアクセスするための設定
Active Directory を使ってシステムにアクセスする前に、Active Directory ソフトウェアとシステムの両方を設定する必要があります。
1. Active Directory スキーマを拡張します。(「Active Directory スキーマの拡張」を参照)
2. Active Directory Users and Computers スナップイン を拡張します(「Active Directory ユーザーとコンピュータスナップインへの Dell 拡張のインストール」を参照)。
3. システムユーザーとその特権を Active Directory に追加します。( 「Active Directory へのユーザーと特権の追加」を参照。)
4. RAC システムの場合のみ、各ドメインコントローラで SSL を有効にします(「ドメインコントローラで SSL を有効にする(RAC のみ)」を参照)。
5. ウェブベースインタフェースおよび CLI のいずれかを使用して、システムの Active Directory プロパティを設定します。(「システムまたはデバイスの設定」を参照)
Active Directory スキーマの拡張
RAC、Server Administrator、および IT Assistant のスキーマ拡張を使用できます。使用しているソフトウェアまたはハードウェアのスキーマだけを拡張する必要があります。ソフトウェアに固有の
設定を活用するには、それぞれの拡張子を別々に適用する必要があります。Active Directory スキーマを拡張すると、スキーマのクラスと属性、特権例と関連オブジェクト、Dell の組織単位などをス
キーマに追加できます。
スキーマを拡張するには、2 つの方法があります。 Dell Schema Extender ユーティリティを使用するか、または LDIF スクリプトファイルを使用します。
LDIF スクリプトファイルおよび Dell Schema Extender は、Dell Systems Management Tools and Documentation DVD の次のディレクトリに入っています。
l <DVDdrive>:\SYSMGMT\ManagementStation\support\OMActiveDirectory_Tools\
<installation type>\LDIF ファイル
l <DVDdrive>:\SYSMGMT\ManagementStation\support\OMActiveDirectory_Tools\
<installation type>\Schema Extender
<installation type> は、選択したスキーマ拡張によって RAC5、RAC4、RAC3、Server Administrator、ITAssistantバージョン 7.0 以降のいずれかになります。
表 9-1フォルダ名とインストールタイプ
表9-1 は、フォルダ名とインストールタイプの一覧です。
LDIF ファイルを使用するには、LDIF ファイルのディレクトリに入っている readme を参照してください。Active Directory スキーマの拡張に Dell Schema Extender を使用する場合は、「Dell
Schema Extender の使用」の手順に従ってください。
Schema Extender または LDIF ファイルのコピーと実行はどの場所からでもできます。
Dell Schema Extender の使用
1. ようこそ画面 の 次へをクリックします。
2. 警告内容を読んで、再度次へ をクリックします。
メモ: スキーマを拡張する前に、ドメインフォレストのスキーママスター FSMO(Flexible Single Master Operation)ロールオーナーで、スキーマ管理者 特権を持っている必要がありま
す。
メモ: LDIF スクリプトファイルを使用する場合は、Dell の組織単位は追加されません。
フォルダ名
インストールタイプ
ITA7
ITAssistantバージョン7.0 以降
OMSA
Dell OpenManage Server Administrator
RAC3
Remote Access Controller(RAC)サービス
Remote_Management
RAC 4、RAC 5、iDRAC、CMC
注意: Dell Schema Extender は、SchemaExtenderOem.ini ファイルを使用します。DellSchemaExtenderユーティリティを正しく機能させるためには、このファイルの名前と内
容を変更しないでください。