Users Guide
システム要件
Server Administrator は、管理する各システムにインストールする必要があります。その後、対応ウェブブラウザを使って、Server Administrator を実行している各システムをローカルまたはリ
モートから管理することができます。
セットアッププログラムは DVD から 必要条件チェッカー を呼び出して、システムの必要条件が満たされているかどうかを決定します。(詳細については 「必要条件チェッカー.」にある項を参照してくだ
さい。)
管理下システムの要件
l 対応オペレーティングシステムの 1 つ。
l 最低 512 MB の RAM。
l 256 MB 以上のハードドライブ空き容量。
l 管理者権限。
l リモートシステム管理を円滑にするための管理下システムと管理ステーションの TCP/IP 接続。
l サポートしているシステム管理プロトコル規格のいずれか。
l マウス、キーボードおよびモニター(システムをローカル管理するため) モニターには 800 x 600 以上の画面解像度が必要です。推奨される画面解像度設定は 1024x768です。
l Server Administrator Remote Access Service を使用するには、管理対象のシステムに Remote Access Controller(RAC)がインストールされている必要があります。ソフトウェア
とハードウェアの詳しい必要条件については、『Dell Remote Access Controller 4 ユーザーズガイド』 または『Dell Embedded Remote Access Controller/MC ユーザーズガイド』
を参照してください。
l Server Administrator Storage Management サービス を使用する場合には、Dell OpenManage Storage Management をシステムにインストールすると正しく管理を行うこと
ができます。ソフトウェアとハードウェアの詳しい必要条件については『 DellOpenManageServerAdministratorユーザーズガイド』を参照してください。
l Microsoft Software Installer(MSI)バージョン 3.1 以降
対応システム管理プロトコル標準
Server Administrator をインストールする前に、対応するシステム管理プロトコル標準が管理下システムにインストールされている必要があります。対応 Windows オペレーティングシステムで
は、Server Administrator は Common Information Model/Windows Management Instrumentation (CIM/WMI) と 簡易ネットワーク 管理プロトコル (SNMP) をサポートしていま
す。CIM と WMI は常に インストール済みで、SNMP はオペレーティングシステムのインストールメディアからインストールできます。
Windows Server 2003 R2 と R2 IPMI デバイスドライバ
この章にある情報は PowerEdge x8xx, x9xx, xx0x, および PowerVault x00 システムにのみ適用されます。
Windows Server 2003 R2 と Windows Storage Server R2 には、Hardware Management というオプションのコンポーネントがあります。このコンポーネントに IPMI ドライバが含まれ
ています。インストール中に、このコンポーネントが IPMI ドライバをインストールして有効にします。
Server Administrator は起動すると、まず WindowsServer2003R2IPMIドライバが有効になっているかどうかを確認します。ドライバが有効になっている場合は、 ServerAdministrator
は Windows Server 2003 R2 IPMI ドライバを使用して IPMI ベースの機能を提供します。Windows Server 2003 R2 IPMI ドライバが有効になっていない場合は、Server
Administrator は独自の内部 IPMI サポートを使用して IPMI ベースの機能を提供します。Server Administrator の場合、 この内部 IPMI サポートの代わりに、Windows Server 2003 R2
の IPMI ドライバを使用することをお勧めします。システムで Windows Server 2003 R2 または WindowsStorageServerR2を実行している場合は、Server Administrator をインストー
ルまたはアップグレードした後、R2 のオプションである Hardware Management(ハードウェア管理)コンポーネントもインストールすることをお勧めします。
Windows Server 2003 R2 IPMI ドライバを PowerEdge x8xx および PowerVault x00 システムにインストールするには、以下の追加ステップを実行してください。
l コマンドシェルから次のコマンドを実行します。
Rundll32 ipmisetp.dll, AddTheDevice
WindowsServer2003R2オペレーティング システムの Hardware Management コンポーネントをインストールし、追加ステップを実行して Windows Server 2003 R2 IPMI ドライバを
PowerEdge x8xx システムにインストールしたら) 、Server Administrator の内部 IPMI サポートの使用から WindowsServer2003R2の IPMI ドライバの使用に切り替えるために、
DSM SA Data Manager サービスを再起動する必要があります。サービスを再起動するには、手動でサービスを再起動するか、システムをリブートします。
メモ: 各対応オペレーティングシステムでサポートされている Server Administrator サービスの最新の詳細なリストについては『 Dell OpenManage Server Administrator 互換性ガ
イド』または Server Administrator readme_ins.txt ファイルを参照してください。
メモ: 管理下システムが RAC のインストール要件をすべて満たしている場合、 RAC ソフトウェアは『Dell Systems Management Tools and Documentation DVD』 から 管
理下システムソフトウェア をインストールするときに、インストールオプションの 標準 セットアップ と カスタム セットアップ の一環としてインストールされます。ソフトウェアおよびハー
ドウェアの必要条件の詳細については、 「Remote Access Service(リモートアクセスサービス)」 および『 DellRemoteAccessControllerインストールおよびセットアップガイ
ド 』または『Dell Embedded Remote Access/MC Controller ユーザーズガイド』を参照してください。
メモ: Dell OpenManage ソフトウェアがシステムの MSI のバージョンを検出します。バージョンが 3.1 より古い場合は、必要条件チェッカー が MSI バージョン 3.1 にアップグレ
ードするように指示します。
メモ: 管理下システムに対応システム管理プロトコル標準をインストールする方法については、オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
メモ: PowerEdge x8xx システムでは、ハードウェア管理 コンポーネントをインストールした後、R2 IPMI ドライバをインストールするためにもう 1 つのステップを実行する必要があります。
メモ: この手順は PowerEdge x9xx システムでは不要です。