Users Guide
Assistant は、Server Administrator が管理しているシステムについては自動的に警告を検出、表示、受信して処置を実行できますが、特定のストレージデバイスエージェントからは警告を受け取
ることしかできません。IT Assistant がサポートしているエージェントについては、『Dell OpenManage IT Assistant ユーザーズガイド』を参照してください。
Windows Server 2003 移行後の IT Assistant のアップグレード
IT Assistant をインストールしたシステムを Windows Server 2003 に移行してから IT Assistant の新しいバージョンにアップグレードする場合、WindowsServer2003と旧バージョンの
Windows で暗号化が異なるため、問題が発生することがあります。
Windows Server 2003 システムに移行したシステムをアップグレードすると、CIM プロトコルで設定されたシステムが検出されなくなる可能性があります。この問題が発生した場合は、CIM ユー
ザーのパスワードをリセットしてください。IT Assistant ユーザーインタフェースで、 検出および監視 に移動し、 範 囲 を選択して包括範囲 を右クリックします。新しい包括範囲 をクリックすると新し
い検出ウィザードを実行できます。このウィザードでは、CIM 設定 ウィンドウで新しい CIM ユーザー名を指定できます。詳細については、IT Assistant オンラインヘルプを参照してください。
Microsoft のインストールに関する既知の問題
l 共有違反や、開いているユーザーインタフェース接続などが原因で、アンインストール中にディレクトリが残ってしまう可能性があります。アンインストールを実行する前に、開いているインタフェ
ースセッションをすべて閉じてください。デフォルトのインストールディレクトリまたはユーザー指定のインストールディレクトリに残っているディレクトリは手動で削除します。場合によっては、
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Dell Computer Corporation\Dell OpenManage IT Assistant 下のレジストリエントリも手動で削除する必要があります。
対応する Red Hat Enterprise Linux および SUSE Linux Enterprise Server オペレーティングシ
ステムを実行しているシステムでの管理ステーションソフトウェアのインストール、アップグレード、アンインスト
ール
管理ステーションソフトウェア のインストール
Red Hat Enterprise Linux および SUSE Linux Enterprise Server オペレーティングシステムを実行している管理ステーションで使用できるのは、BMC と RAC の機能だけです。
BMC 管理ユーティリティを管理ステーションにインストールするには、次の手順に従ってください。
1. 管理ステーション機能をインストールするシステムに、ルートを使ってログインします。
2. 必要に応じて、mount などのコマンドを使って、『Dell Systems Management Tools and Documentation DVD』を希望する場所へマウントします。
3. SYSMGMT/ManagementStation/linux/bmc ディレクトリに移動し、 オペレーティングシステムに固有の rpm コマンドを使用して BMC ソフトウェアをインストールします。
l Red Hat Enterprise Linux を実行しているシステムでは、osabmcutil*-RHEL-*.rpm、たとえば rpm -ivh osabmcutil*-RHEL-*.rpm を使用します。
l SUSE Linux Enterprise Server を実行しているシステムでは、 osabmcutil*-SUSE-*.rpm、たとえば rpm -ivh osabmcutil*-SUSE-*.rpm を使用します。
l ipmitool BMC Management Utility をインストールするには、使用しているオペレーティングシステムの SYSMGMT/ManagementStation/linux/bmc/ipmitoo にある
サブディレクトリに移動し、 rpm -ivh *.rpm コマンドを実行します。Iシステムで ipmitool のバージョンがある場合、rpm -Uvh *.rpm コマンドを使用します。
DRAC Tool 機能をインストールするには、次の手順を実行します。
1. 管理ステーション機能をインストールするシステムに、ルートを使ってログインします。
2. 必要に応じて、mount コマンドまたは同様のコマンド を使用して DVD を希望する場所へマウントします。
3. SYSMGMT/ManagementStation/linux/rac ディレクトリに移動し、 rpm -ivh *.rpm コマンドを使って RAC ソフトウェアをインストールします。
管理ステーションのソフトウェアのアップグレード
BMC Management Utility を管理ステーションでアップグレードするには、次の手順に従ってください。
1. 管理ステーション機能をインストールするシステムに、ルートを使ってログインします。
2. 必要に応じて、mount などのコマンドを使って、『Dell Systems Management Tools and Documentation DVD』を希望する場所へマウントします。
3. SYSMGMT/ManagementStation/linux/bmc ディレクトリに移動し、 オペレーティングシステムに固有の rpm コマンドを使って BMC ソフトウェアをアップグレードします。
l Red Hat Enterprise Linux を実行しているシステムでは、osabmcutil*-RHEL-*.rpm、たとえば rpm -Uvh osabmcutil*-RHEL-*.rpm を使用します。
l SUSE Linux Enterprise Server を実行しているシステムでは、 osabmcutil*-SUSE-*.rpm、たとえば rpm -Uvh osabmcutil*-SUSE-*.rpm を使用します。
メモ: Red Hat Enterprise Linux 5 オペレーティングシステムでは、DVD は -noexec マウントオプションで自動的にマウントされています。このオプションでは、DVD から実行可能ファイ
ルを実行することはできません。DVD を手動でマウントし、実行可能ファイルを実行する必要があります。