Users Guide
3. SNMP 設定の変更を有効にするには、次のように入力して SNMP エージェントを再起動します。
service snmpd restart
SNMP トラップを管理ステーションに送信するシステム設定
Server Administrator は、センサーやその他の監視パラメータのステータスの変化に応じて SNMP トラップを生成します。SNMP トラップが管理ステーションに送信されるためには、Server
Administrator を実行するシステムでトラップ送信先を 1 つまたは複数設定する必要があります。
Server Administrator を実行しているシステムでトラップを管理ステーションに送信するように設定するには、SNMP エージェント設定ファイル /etc/snmp/snmpd.conf を編集し、以下の手順
を実行してください。
1. ファイルに次の行を追加します。
trapsink IP_address community_name
「IP_address」は 管理ステーションの IP アドレスを表し、「community_name」 は、SNMP コミュニティ名を表します。
2. SNMP 設定の変更を有効にするには、次のように入力して SNMP エージェントを再起動します。
service snmpd restart
Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシステムを実行しているシステムのファイアウォールの設定
Red Hat Enterprise Linux のインストール時にファイアウォールセキュリティを有効にすると、デフォルトではすべての外部ネットワークインタフェースの SNMP ポートが閉ざされます。IT
Assistant などの SNMP 管理アプリケーションを有効にして Server Administrator から情報を検出して取得するには、少なくとも 1 つの外部ネットワークインタフェースの SNMP ポートが開いて
いる必要があります。外部ネットワークインタフェースの SNMPポートがファイアウォールで開いていないことが検出されたら、警告メッセージが表示され、メッセージがシステムログに記録されます。詳
細については、「ポート」を参照してください。
SNMP ポートを開くには、ファイアウォールを無効にし、ファイアウォールの外部ネットワークインタフェース全体を開くか、ファイアウォールで少なくとも 1 つの外部ネットワークインタフェースの SNMP
ポートを開きます。この処理は、Server Administrator が起動する前か後で行うことができます。
前に説明した方法のいずれかを使用して SNMP ポートを開くには、次の手順を実行します。
1. Red Hat Enterprise Linux コマンドプロンプトで、setup と入力して <Enter> を押し、テキストモードセットアップユーティリティを起動します。
Choose a Tool(ツールの選択 )メニューが表示されます。
2. 下矢印を使用して Firewall Configuration(ファイアウォール設定) を選択し、<Enter> を押します。
Firewall Configuration(ファイアウォール選択 )画面が表示されます。
3. セキュリティレベル を選択します。選択した セキュリティレベル にアスタリスクが付きます。
a. ファイアウォールを無効にするには、No firewall(ファイアウォールなし)か Disabled(無効 )を選択して手順7 に進みます。
b. ネットワークインタフェース全体または SNMP ポートを開くには、高、中、または 有効 を選択します。
d. カスタマイズ を選択し、<Enter> を押します。
Firewall Confguration - Customize( ファイアウォールの設定-カスタマイズ)画面が表示されます。
5. ネットワークインタフェース全体を開くか、すべてのネットワークインタフェースの SNMP ポートだけを開くかを選択します。
a. ネットワークインタフェース全体を開くには、信頼できるデバイス のいずれかを選択してスペースバーを押します。デバイス名の左側のボックスにアスタリスクが付いたら、インタフェー
ス全体が開くことを示します。
b. すべてのネットワークインタフェースで SNMP ポートを開くには、他のポート を選択して snmp:udp と入力します。
6. OK を選択し、<Enter> を押します。
Firewall Configuration(ファイアウォール選択 )画面が表示されます。
7. OK を選択し、<Enter> を押します。
Choose a Tool(ツールの選択 )メニューが表示されます。
メモ: このコマンドは、オペレーティングシステムでデフォルトのインストールを実行した場合にのみ使用できます。
メモ: ファイアウォールのセキュリティレベルの詳細については、<F1> を押してください。デフォルトの SNMPポート番号は 161 です。X Windows GUI を使用している場合、Red
Hat Enterprise Linux オペレーティングシステムの新しいバージョンでは、<F1> を押しても、ファイアウォールのセキュリティレベルに関する情報が表示されないことがあります。