Users Guide
SNMP サービスプロパティ ウィンドウが表示されます。
5. トラップ タブをクリックしてトラップのコミュニティを追加するか、トラップコミュニティのトラップ送信先を追加します。
a. トラップのコミュニティを追加するには、コミュニティ名 ボックスにコミュニティ名を入力し、コミュニティ名 ボックスの横にある リストに追加 をクリックします。
b. トラップコミュニティのトラップ送信先を追加するには、コミュニティ名 ドロップダウンボックスからコミュニティ名を選択して、トラップ送信先 ボックスの下の 追加 をクリックします。
SNMP サービス設定 ウィンドウが表示されます。
c. トラップの送信先を入力して、追加 をクリックします。
SNMP サービスプロパティ ウィンドウが表示されます。
6. OK をクリックして、変更を保存します。
対応Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシステムを実行しているシステムでの SNMP エージェントの設
定
Server Administrator は ucd-snmp または net-snmp エージェントによって提供された SNMP サービスを使用します。SNMP エージェントを設定すると、コミュニティ名を変更したり、Set 操
作を有効にしたり、管理ステーションにトラップを送ることができます。IT Assistant などの管理アプリケーションと正しく相互作用するように SNMP エージェントを設定するには、次項で説明する手順
に従ってください。
SNMP エージェントのアクセス制御の設定
Server Administrator によって実装されている管理情報ベース(MIB)ブランチは、1.3.6.1.4.1.674 OID で識別されます。Server Administrator を実行しているシステムを管理するには、
Management Station Applications にこの MIB ツリーのブランチへのアクセス権が必要です。
対応 Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシステムの場合、SNMP エージェントのデフォルト設定では、MIB ツリーの MIB-II システムブランチ(1.3.6.1.2.1.1 の OID で識別)にのみ
パブリックコミュニティへの読み取り専用アクセス権が与えられます。この設定では、管理アプリケーションを使用して、Server Administrator や MIB-II 「システム」ブランチ外の他の Systems
Management 情報を取得したり変更することはできません。
Server Administrator SNMP エージェントのインストール処置
インストール中に Server Administrator がデフォルトの SNMP 設定を検知すると、SNMP エージェント設定を変更して、「パブリック」コミュニティの MIB ツリー全体に読み取り専用アクセスを与え
ようとします。Server Administrator は、/etc/snmp/snmpd.conf SNMP エージェント設定ファイルを 2 つの方法で変更します。
まず、次の行がない場合は、それを追加して MIB ツリー全体の表示を作成します。
view all included .1
次に、デフォルトの「アクセス」行を変更して、「パブリック」コミュニティの MIB ツリー全体に読み取り専用アクセス権を与えます。Server Administrator は次の行を探します。
access notConfigGroup "" any noauth exact systemview none none
Server Administrator がこのラインを見つけると、次のように行を変更します。
access notConfigGroup "" any noauth exact all none none
デフォルト SNMP エージェント設定をこのように変更すると、「パブリック」コミュニティの MIB ツリー全体に読み取り専用アクセス権が与えられます。
Server Administrator SNMP は、SNMP Multiplexing(SMUX)プロトコルを使った SNMP エージェントと通信を行います。Server Administrator SNMP は SNMP エージェントに接続すると
き、SNMP エージェントを SMUX ピアとして識別するオブジェクト識別子を SNMP エージェントに送信します。オブジェクト識別子は SNMP エージェントとともに設定される必要があるため、Server
Administrator はインストール中、SNMP エージェント設定ファイルに /etc/snmp/snmpd.conf が存在しない場合、これを追加します。
smuxpeer .1.3.6.1.4.1.674.10892.1
SNMP コミュニティ名の変更
SNMP コミュニティ名の設定によって、SNMP を使ってシステムを管理するシステムが決まります。管理アプリケーションが Server Administrator からシステム管理情報を取得できるように、
Management Station Applications が使用する SNMP コミュニティ名は、Server Administrator ソフトウェアのシステムで設定されている SNMP コミュニティ名と一致する必要があります。
Server Administrator を実行中のシステムから管理情報を取得するのに使う SNMP コミュニティ名を変更し、SNMP エージェント設定ファイル /etc/snmp/snmpd.conf を編集するには、次
の手順を実行します。
1. 次の行を検索します。
com2sec publicsec default public
メモ: SNMP 設定の詳細については、オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
メモ: Server Administrator が確実に SNMP エージェント設定を変更し、System Management データに正しくアクセスできるようにするには、Server Administrator のインストール
後にその他の SNMP エージェント設定を変更することをお勧めします。