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Windows にはレジストリがアクティブにするログ記録サービスが含まれており、Windows インストーラの問題の診断に役立ちます。自動インストール中にこのサービスを有効にするには、レジストリ
エディタを開いて次のパスとキーを作成します。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥Software¥Policies¥Microsoft¥Windows¥Installer
Reg_SZ: ログイン値:voicewarmup
値フィールドの文字の順序は自由です。文字によって、オンになるログモードが異なります。MSI バージョン 3.1 の場合、各文字の実際の機能は以下のとおりです。
v - 冗長出力
o - ディスク容量不足メッセージ
i - 状態メッセージ
c - 初期 UI パラメータ
e - すべてのエラーメッセージ
w - 致命的でない警告
a - 処置の開始
r - 処置に固有の記録
m - メモリ不足または致命的終了の情報
u - ユーザー要求
p - 端末のプロパティ
+ - 既存ファイルに追加
! - 各行をログにフラッシュ
"*" - ワイルドカード、v オプション以外の全情報をログに記録します。v オプションを含めるには、"/l*v" と指定します。
アクティブになると、生成されたログファイルは %TEMP% ディレクトリにあることがわかります。このディレクトリには次のようなログファイルが生成されます。
l Managed System のインストール
l SysMgmt.log
l Management Station のインストール
l MgmtSt.log
必要条件チェッカーユーザーインタフェース(UI)が実行している場合、これらのログファイルはデフォルトで作成されます。
MSI エンジンのアップグレード
Dell OpenManage ソフトウェアでは、インタラクティブインストール中に MSI エンジンのアップグレードが可能です。自動インストールでは、インストールスクリプトに適切なコマンドを追加する必要が
あります。
展開スクリプトで、必要に応じて次のコマンドを使用して MSI エンジンをアップグレードし、System Management Software をインストール / アップグレードします。
:retry
start /wait msiexec /i SysMgmt.msi /qn
if %errorlevel% == 1613 (
REM UPGRADE THE WINDOWS INSTALLER ENGINE
start /wait WindowsInstaller-KB893803-v2-x86.exe /quiet /norestart
goto retry
)
if %errorlevel% == 1638 (
REM THIS IS A MINOR UPGRADE
start /wait msiexec /i SysMgmt.msi REINSTALL=ALL REINSTALLMODE=vomus/qn
)
Managed System Software の無人インストールの実行
Dell OpenManage のインストーラには、無人インストールの手順として、主に 標準セットアップ オプションと カスタムセットアップ オプションがあります。
無人インストールを使用すると、Server Administrator を複数のシステムに同時にインストールできます。必要なすべての Managed System Software ファイルを含めた無人インストールパッ
ケージを作成して、無人インストールを実行します。無人インストールオプションは、無人インストールの設定、確認、情報表示などができる機能もいくつか提供しています。
無人インストールパッケージは、独立系ソフトウェアベンダー(ISV)のソフトウェア配布ツールを使用して、リモートシステムに配布されます。パッケージが配布されると、インストールスクリプトが実行さ
れてソフトウェアがインストールされます。
標準無人インストールパッケージの作成と配布
標準設定 の無人インストールオプションは、『Dell Systems Console and Agent CD』または『Dell Systems Management Tools and Documentation DVD』を無人インストールパッケ
ージとして使用します。msiexec.exe /i SysMgmt.msi /qb コマンドで CD(または DVD)にアクセスして、ソフトウェア使用許諾契約に同意すると、選択したリモートシステムに必要な Server
Administrator の機能がすべてインストールされます。msiexec.exe /i SysMgmt.msi /qb コマンドは、システムのハードウェア設定に基づいて、各リモートシステムに Server
Administrator 機能をインストールします。
メディアの全内容を配布するか、ターゲットシステムから CD または DVD イメージの場所にドライブをマッピングすると、リモートシステムで CD または DVD イメージを使用できるようになります。
メモ: Dell OpenManage Systems Management および Management Station インストーラには MSI バージョン 3.1 以降が必要です。Windows2000Serverまたは
Windows XP オペレーティングシステム環境のシステムを使用している場合は、MSI エンジンをアップデートします。Windows Server 2003 SP1 または Windows Server 2003
x64 オペレーティングシステム環境のシステムを使用している場合は、MSI エンジンのアップデートは不要です。
メモ: 無人インストールの完了後に、Server Administrator のコマンドラインインタフェース(CLI)機能を使用するには、別のコンソールウィンドウを開いて、そこから CLI コマンドを実行する
必要があります。Server Administrator をインストールしたコンソールウィンドウから CLI コマンドを実行しても機能しません。