Users Guide


srvadmin-install.sh シェルスクリプトを使用した Server Administrator のカスタムインストール中のブロック
srvadmin-install.sh シェルスクリプトを使用した Server Administrator のカスタムインストール中に、スクリプトは自動的に srvadmin-openipmi.sh という別のシェルスクリプトを呼び出し
て、OpenIPMI デバイスドライバの適切なバージョンが現在システムにインストールされていることを確認します（たとえば、Server Administrator Instrumentation Service に必要な
OpenIPMI の最小バージョンかそれ以降のバージョン）。適切なバージョンが見つからない場合は、srvadmin-install.sh シェルスクリプトが再度 srvadmin-openipmi.sh シェルスクリプトを
呼び出して適切なバージョンをインストールしようとします。何らかの理由で失敗した場合は、エラーの解決法を記載したエラーメッセージが表示されます。エラーが発生した場合は、Server
Administrator をインストールする srvadmin-install.sh シェル スクリプトを再実行する前に、エラーを解決する必要があります。

RPM を使用した Server Adminitrator のインストール中のブロック
RPM が正しい順序でインストールされるように、srvadmin-hapi RPM は srvadmin-ipmi RPM の 1 つに依存しています。各 srvadmin-ipmi RPM は配布に固有のもので、配布に固有の
OpenIPMI RPM によって異なります。RPM の依存関係が満たされないと、srvadmin-hapi RPM はインストールされません。
RPM を使用した Server Administrator のインストール中、 srvadmin-hapi RPM は OpenIPMI デバイスドライバの適切なバージョンが現在システムにインストールされているかどうかを確認
します。適切なバージョンが見つからない場合は、 srvadmin-hapi RPM はインストールに失敗し、OpenIMPMI デバイスドライバをインストール / アップグレードする必要があることを記載したエラ
ーメッセージが表示されます。その場合、srvadmin-hapi RPM に依存している RPM もインストールに失敗します。このような場合は、以下の追加手順を実行して OpenIPMI ドライバをインストー
ル / アップグレードする必要があります。

1. srvadmin/linux/supportscripts または SYSMGMT/srvadmin/linux/supportscripts ディレクトリを開きます（DVD を使用している場合）。

2. 次の srvadmin-openipmi.sh シェルスクリプトを実行します。
sh srvadmin-openipmi.sh install
srvadmin-hapi RPM に依存しているためにインストールに失敗した srvadmin-hapi RPM やその他の RPM のインストールを再試行します。以下の手順を実行してください。

1. srvadmin/linux/custom/ または SYSMGMT/srvadmin/linux/customを開きます（DVD を使用している場合）。

2. 次のコマンドを実行して、前に Server Administrator パッケージのインストールに成功しているかどうかを確認します。
rpm -qa | grep srvadmin
クエリにはインストールされているすべての Server Administrator パッケージのリストが表示されます。

3. 次のコマンドを実行して、インストールに失敗した srvadmin-hapi RPM に依存していることから前にインストールされなかった各 RPM をディレクトリにインストールします。
rpm –ihv srvadmin-hapi*.rpm srvadmin-isvc*.rpm srvadmin-omhip*.rpm srvadmin-<その他のパッケージ>*.rpm
さらに、RPM を使用した srvadmin-hapi RPM のインストール中に OpenIPMI RPM の必要バージョンがシステムに現在インストールされていても、OpenIPMI ドライバモジュールが指定の
OpenIPMI ドライバのバージョン用に構築されてインストールされていない（kernel-source RPM が必要だが現在インストールされていないため）場合は、srvadmin-hapi RPM がインストール
に失敗し、エラーメッセージが表示されます。エラーメッセージで、kernel-source RPM をインストールして OpenIPMI ドライバを構築する必要があると通知されます。この場合、srvadmin-
hapi RPM に依存する RPM はいずれもインストールできません。このような状況では、以下の追加手順をで kernel-source RPM をインストールし、OpenIPMI ドライバモジュールを構築してイン
ストールする必要があります。

1. Red Hat Enterprise Linux（バージョン 4）と SUSE Linux Enterprise Server（バージョン 9 および 10）を実行しているシステムでは、カーネルモジュール構成に必要なソースを
kernel*-devel RPM が提供します。 RPM を見つけた場所またはコピーした場所から次のコマンドを実行して、kernel-source RPM または kernel*-devel RPM をインストールしま
す。
rpm –ihv kernel*.rpm

2. srvadmin/linux/supportscripts または SYSMGMT/srvadmin/linux/supportscriptsを開きます（DVD を使用している場合）。

3. srvadmin-openipmi.sh シェルスクリプトを以下のように実行します。これで OpenIPMI ドライバモジュールが構築されてインストールされます。
sh srvadmin-openipmi.sh install
srvadmin-hapi RPM および srvadmin-hapi RPM に依存していることからインストールに失敗した RPM のインストールを再試行します。

Server Administrator Instrumentation Service が起動したときの機能の低下
Server Administrator のインストール後、Server Administrator Instrumentation Service は OpenIPMI デバイスドライバを起動するたびにランタイムチェックを実行しいます。Server
Administrator Instrumentation Service は、 srvadmin-services.sh start または srvadmin-services.sh restart コマンドを実行するか、（Server Administrator Service の
起動中）システムを再起動するときに開始します。
OpenIPMI デバイスドライバの適切なバージョンがシステムに現在インストールされていない場合は、Server Administrator のインストールによって Server Administrator パッケージのインス
トールが阻止されます。Server Administrator をインストールした後で、OpenIPMI デバイスドライバの適切なバージョンをアンインストールするか置き換えることもできますが、通常は行いませ
ん。Server Administrator でこれを阻止することはできません。
ユーザーが Server Administrator をインストールした後で OpenIPMI デバイスドライバの適切なバージョンをアンインストールするか置き換えると想定して、Server Administrator
Instrumentation Service は OpenIPMI デバイスドライバが起動するたびにそのバージョンをチェックします。適切なバージョンの OpenIPMI デバイスドライバが検出されない場合は、IPMI ベ
ースの情報や機能を提供しないように Server Administrator Instrumentation Service の機能が低下します。つまり、プローブデータ（たとえば、ファン、温度、電圧のプローブデータ）が提供さ
れなくなります。
システムに適切な OpenIPMI デバイスドライバがインストールされていないか、その可能性がある場合は、『Dell Systems Console and Agent CD』または『Dell Systems Management