Users Guide
特定のリモートホストから Server Administrator を実行するシステムへの SNMP アクセスを有効にするには、SNMP エージェント設定ファイル、/etc/snmpd.conf また
は /etc/snmp/snmpd.conf を編集し、次の手順を実行してください。
1. 次の行を探します。
rocommunity public 127.0.0.1
2. リモートホスト IP アドレスの部分を 127.0.0.1 に置き換えて、この行を編集またはコピーします。編集後の行は次のようになります。
rocommunity public IP_address
3. SNMP 設定の変更を有効にするには、次のように入力して SNMP エージェントを再起動します。
/etc/init.d/snmpd restart
すべてのリモートホストから Server Administrator を実行するシステムへの SNMP アクセスを有効にするには、SNMP エージェント設定ファイル、/etc/snmpd.conf また
は /etc/snmp/snmpd.conf を編集し、次の手順を実行してください。
1. 次の行を探します。
rocommunity public 127.0.0.1
2. 127.0.0.1 を削除して、この行を編集します。編集後の行は次のようになります。
rocommunity public
3. SNMP 設定の変更を有効にするには、次のように入力して SNMP エージェントを再起動します。
/etc/init.d/snmpd restart
SNMP コミュニティ名の変更
SNMP コミュニティ名を変更すると、どのシステムが SNMP を使用してシステムを管理できるかが決まります。Server Administrator から管理情報を取得できるように、管理アプリケーションで使用
される SNMP コミュニティ名は、Server Administrator システムで設定されている SNMP コミュニティ名と一致する必要があります。
Server Administrator を実行しているシステムから管理情報を取得する際に使用されるデフォルトの SNMP コミュニティ名を変更するには、SNMP エージェント設定ファイ
ル、/etc/snmpd.conf または /etc/snmp/snmpd.conf を編集して、次の手順を実行してください。
1. 次の行を探します。
rocommunity public 127.0.0.1
2. public の部分を SNMP コミュニティに置き換えて、この行を編集します。編集後の行は次のようになります。
rocommunity community_name 127.0.0.1
3. SNMP 設定の変更を有効にするには、次のように入力して SNMP エージェントを再起動します。
/etc/init.d/snmpd restart
SNMP Set 操作の有効化
IT Assistant を使用して Server Administrator の属性を変更するには、Server Administrator を実行しているシステムで SNMP Set 操作を有効にします。IT Assistant からのシステムの
リモートシャットダウンを有効にするには、SNMP Set 操作を有効にしておきます。
Server Administrator を実行するシステムで SNMP Set 操作を有効にするには、SNMP エージェント設定ファイル、/etc/snmpd.conf または /etc/snmp/snmpd.conf を編集し、次の
手順を実行してください。
1. 次の行を探します。
rocommunity public 127.0.0.1
メモ: セキュリティ上の理由から、可能な場合は特定のリモートホストに対する SNMP アクセスを制限することをお勧めします。
メモ: 各リモートホストに rocommunity コマンドを追加すると、複数のリモートホストからの SNMP アクセスを有効にできます。
メモ: 変更管理機能のためのシステム再起動に、SNMP Set 操作は必要ありません。