Users Guide
オプションのコマンドライン設定
表 6-1 は、MSIExec.exe MSI インストーラで使用できるオプション設定です。 コマンドラインで msiexec.exe の後に各オプション設定をスペースで区切って入力します。
表 6-1. MSI インストーラのコマンドライン設定
たとえば、msiexec.exe /i SysMgmt.msi /qn を実行すると、システムのハードウェア構成に基づいて、各リモートシステムに Server Administrator の機能がインストールされます。 このインスト
ールは無人でサイレントに行われます。
カスタマイズパラメータ
ADDLOCAL、REINSTALL、REMOVE のカスタマイズ CLI パラメータを使用すると、インストール、再インストール、またはアンインストールをサイレントまたは無人で実行するときに、ソフトウェア機能を
指定してカスタマイズできます。 カスタマイズパラメータでは、同じ無人インストールパッケージを使って異なるシステムでソフトウェア機能を選択的にインストール、再インストール、アンインストールでき
ます。 たとえば、特定のサーバーグループでは Server Administrator はインストールして Remote Access Service(リモートアクセスサービス)をインストールせず、別のサーバーのグループでは
Server Administrator をインストールして Storage Management Service をインストールしないなどの選択ができます。 また、特定のサーバーグループから 1 つまたは複数の機能をアンインストール
することもできます。
表 6-2. ソフトウェア機能 ID
メモ:Windows インストーラツールの全コマンドラインスイッチの詳細については、support.microsoft.com を参照してください。
設定
結果
/i <パッケージ|製品コード>
このコマンドで製品のインストールまたは設定を行うことができます。
/i SysMgmt.msi – これは Server Administrator Software をインストールします。
/i SysMgmt.msi /qn
このコマンドはバージョン 5.1 の新規インストールを実行します。 また、このコマンドはバージョン 4.3 から 5.1 へのメジャーアップグレードも実行します。
Windows Server 2003(Service Pack なし)、Windows 2000 Server、または Windows XP オペレーティングシステムを実行しているシステムを使用して
いる場合、このコマンドを実行する前に MSI をアップデートする必要があります。 MSI エンジンのアップグレードおよび Systems Management Software
のインストール / アップグレードに関する情報は、「MSI エンジンのアップグレード」を参照してください。
/i SysMgmt.msi REINSTALL=ALL
REINSTALLMODE=vomus /qn
このコマンドは、バージョン 4.3 からバージョン 4.4 のようなマイナーアップグレードを実行します。 Windows Server 2003(Service Pack なし)、Windows
2000 Server、または Windows XP オペレーティングシステムを実行しているシステムを使用している場合、このコマンドを実行する前に MSI をアップデー
トする必要があります。 MSI エンジンのアップグレードおよび Systems Management Software のインストール / アップグレードに関する情報は、「MSI エ
ンジンのアップグレード」を参照してください。
/x <パッケージ|製品コード>
このコマンドで製品をアンインストールすることができます。
/i SysMgmt.msi – これは Server Administrator Software をアンインストールします。
/q[n|b|r|f]
ユーザーインタフェース(UI)のレベルを設定します。
/q or /qn – UI なし。 このオプションは無人のサイレントインストールに使用されます。
/qb – 基本 UI。 このオプションはサイレントでない無人インストールに使用されます。
/qr – 縮約 UI。 このオプションは無人インストールに使用されますが、インストールの進行状況を示す様相ダイアログボックスを表示します。
/qf – 完全 UI。 このオプションは標準的な有人インストールに使用されます。
/f[p|o|e|d|c|a|u|m|s|v]<パッケ
ージ|製品コード>
このコマンドで製品を修復することができます。
/fp – ファイルが足りない場合にのみ、製品を再インストールします。
/fo – ファイルが足りない場合、またはファイルの古いバージョンがインストールされている場合に、製品を再インストールします。
/fe – ファイルが足りない場合、またはファイルの古いまたは同じバージョンがインストールされている場合に、製品を再インストールします。
/fo – ファイルが足りない場合、またはファイルの古いまたは違うバージョンがインストールされている場合に、製品を再インストールします。
/fc – ファイルが足りない場合、または保存されているチェックサムの値が計算値と一致しない場合に、製品を再インストールします。
/fa – このオプションで全ファイルを強制的に再インストールします。
/fu – 必要なユーザー指定レジストリエントリのすべてを書き換えます。
/fm – 必要なユーザー指定レジストリエントリのすべてを書き換えます。
/fs – このオプションは、既存のあらゆるショートカットを上書きします。
/fv – このオプションは、ソースから実行され、ローカルパッケージを再キャッシュします。 アプリケーションまたは機能の初回インストールには /fv 再インス
トールオプションを使用しないでください。
INSTALLDIR=<パス>
指定した場所に製品をインストールします。 このスイッチでインストールディレクトリを指定した場合、CLI インストールコマンドの実行前に手動で作成してお
く必要があります。これを行わないと、実行は失敗し、その失敗の理由を示すエラーやメッセージも表示されません。
/i SysMgmt.msi INSTALLDIR=c:¥OpenManage /qn – このコマンドは、インストール場所として c:¥OpenManage を使用し、製品を固有の場所にインス
トールします。
メモ:大文字と小文字が区別されるため、ADDLOCAL、REINSTALL、REMOVE CLI の各パラメータを大文字で入力します。
機能 ID
説明