Users Guide
次の例は、Server Administrator のカスタム RPM ベースによるインストールを示したもので、Storage Management サービスコンポーネントのインストールが含まれています。
1. 管理下システムのコンポーネントをインストールする対応の Red Hat Enterprise Linux または SUSE Linux Enterprise Server オペレーティングシステム環境のシステムに root としてログオ
ンします。
2. 『Dell PowerEdge Installation and Server Management CD』を CD ドライブに挿入します。
3. 必要に応じて、mount/mnt/dev/cdrom/mnt/cdromコマンドまたは同類のコマンドを使って CD をマウントします。
4. srvadmin/linux/custom ディレクトリに移動します。
5. 次のコマンドを入力します。
rpm -ihv srvadmin-base/*.rpm add-openipmi-RHEL4/srvadmin-ipmi*.rpm add-storageservices/*.rpm
Server Administrator サービスは自動的には起動しません。
6. インストール後に次のコマンドを使って Server Administrator サービスを起動します。
shsrvadmin-services start
シェルスクリプトを使ってカスタムインストールを実 行する方法
Server Administrator のカスタムインストールスクリプトは、インタラクティブモードまたはサイレント無人モードで実行できます。
基本的なスクリプトの使用方法
srvadmin-install.sh [オプション]...
Server Administrator カスタムインストールユーティリティ
このユーティリティはオプションを指定しない場合にはインタラクティブモード、オプションを指定する場合にはサイレントモードでそれぞれ実行されます。
オプションは次のとおりです。
[-x|--express] は RAC などすべてのコンポーネントをインストールします。 その他のオプションは無視されます。
[-b|--base] はベースコンポーネントをインストールします。
[-s|--storage] はベースコンポーネントを含むストレージコンポーネントをインストールします。
[-r|--rac] はベースコンポーネントを含む該当する RAC コンポーネントをインストールします。
[-w|--web] はベースコンポーネントを含む Web Server コンポーネントをインストールします。
[-u|--update] は、前バージョン(アップグレード用の -x と同じ)アップグレードで該当するコンポーネントをアップデートします。
[-a|--autostart] はコンポーネントがインストールされた後のインストール済みサービスを起動します。
[--prefix PATH] は特定の「パス」に対して選択されたコンポーネントをインストールします。OpenIPMI RPM は再配置不能であるため、このオプションは適用されません。
カスタムインストールスクリプトを使ってサイレントおよび無人モードで実行する方法
次の例は、srvadmin-install.shシェルスクリプトを用いたサイレントおよび無人カスタムインストールを示したものです。
1. 管理下システムのコンポーネントをインストールする対応の Red Hat Enterprise Linux または SUSE Linux Enterprise Server オペレーティングシステム環境のシステムに root としてログオ
ンします。
2. 『Dell PowerEdge Installation and Server Management CD』を CD ドライブに挿入します。
3. 必要に応じて、mount/mnt/dev/cdrom/mnt/cdromコマンドまたは同類のコマンドを使って CD をマウントします。
4. srvadmin/linux/supportscripts ディレクトリに移動します。
5. Storage Management サービスコンポーネントをインストールするには、次のコマンドを入力します。
/srvadmin/linux/custom/add-openipmi-RHEL4
Red Hat Enterprise Linux(バージョン 4)用の IPMI RPM パッケージ
/srvadmin/linux/custom/add-openipmi-SLES9
SUSE Linux Enterprise(バージョン 9)用の IPMI RPM パッケージ
/srvadmin/linux/custom/add-openipmi-SLES10
SUSE Linux Enterprise(バージョン 10)用の IPMI RPM パッケージ
メモ:このコマンドは RedHat Enterprise Linux(バージョン 4)オペレーティングシステム用です。システムに対応するオペレーティングシステム特有の srvadmin-ipmi RPM を適用して
ください。