Users Guide
この要件は 3 つのインスタンスにおいて Server Administrator によって照合され、強要されます。このうち 2 つのインスタンスはインストール中に、また 3 つ目のインスタンスはランタイムステップに実
施されます。 インスタンスは以下のとおりです。
l srvadmin-install.sh シェルスクリプトを使用した Server Administrator のカスタムインストール中。
l RPM を使用した Server Adminitrator のインストール中。
l Server Administrator Instrumentation Service が起動されたときのランタイム時。
srvadmin-install.sh シェルスクリプトを使用した Server Administrator のカスタムインストール中のブロック
srvadmin-install.sh シェルスクリプトを使用した Server Administrator のカスタムインストール中に、スクリプトは自動的に srvadmin-openipmi.sh と呼ばれる別のシェルスクリプトを呼び出し、
OpenIPMI デバイスドライバの適切なバージョン(例:Server Administrator Instrumentation Service に必要な OpenIPMI の最小バージョンと同等またはそれ以上のバージョン)が現在システムにイン
ストールされていることを確認します。 適切なバージョンが見つからない場合は、srvadmin-install.sh シェルスクリプトが再度 srvadmin-openipmi.sh シェルスクリプトを呼び出して適切なバージョン
のインストールを試行します。 何らかの理由で試行に失敗した場合は、エラーの解決法を記載した該当エラーメッセージが表示されます。 エラーが発生した場合は、Server Administrator をインストー
ルする srvadmin-install.sh シェル スクリプトを再実行する前にエラーを解決する必要があります。
RPM を使用した Server Adminitrator のインストール中のブロック
RPM インストールの適切な順序を支援するため、srvadmin-hapi RPM は srvadmin-ipmi RPM に対する依存性を備えています。 各 srvadmin-ipmi RPM は配布特有のもので、配布特有の
OpenIPMI RPM に対する依存性があります。RPM の依存性が一致しない場合、srvadmin-hapi RPM はインストールを行いません。
RPM を使用した Server Administrator のインストール中、 srvadmin-hapi RPM は OpenIPMI デバイスドライバの適切なバージョンが現在システムにインストールされているかを確認します。 適切な
バージョンが見つからない場合、 srvadmin-hapi RPM はインストールに失敗し、OpenIMPMI デバイスドライバをインストール / アップグレードする必要があることを記載したエラーメッセージを表示し
ます。 この場合、srvadmin-hapi RPM に依存する RPM はインストールを行うことができません。 このような場合は次の追加手順を実行して OpenIPMI ドライバのインストール / アップグレードを行う
必要があります。
1. srvadmin/linux/supportscripts ディレクトリに移動します。
2. 次の srvadmin-openipmi.sh シェルスクリプトを実行します。
sh srvadmin-openipmi.sh install
srvadmin-hapi RPM および srvadmin-hapi RPM に対する依存性をもつためにインストールに失敗したその他の RPM のインストールを再試行します。次の手順を実行してください。
1. 前の場所、srvadmin/linux/custom/* ディレクトリに移動します。
2. 次のコマンドを実行して、前に Server Administrator パッケージのインストールに成功しているかを確認します。
rpm -qa | grep srvadmin
クエリにはインストールされているすべての Server Administrator パッケージのリストが表示されます。
3. 次のコマンドを実行することにより、インストールに失敗した srvadmin-hapi RPM に対する依存性をもつために前にインストールされなかったディレクトリ内の RPM をすべてインストールしま
す。
rpm –ihv srvadmin-hapi*.rpm srvadmin-isvc*.rpm srvadmin-omhip*.rpm srvadmin-<その他のパッケージ>*.rpm
または、RPM 使用した srvadmin-hapi RPM のインストール中、Server Administrator によって必要とされる OpenIPMI ドライバの最小バージョンを満たす OpenIPMI ドライバのバージョン用の
OpenIPMI RPM が現在システムにインストールされている場合で、kernel-source RPM が必要とされているが現在インストールされていないために OpenIPMI ドライバの該当するバージョン用に
OpenIPMI のドライバモジュールが構築されておらずインストールされていない場合に srvadmin-hapi RPM はインストールに失敗し、エラーメッセージを表示します。エラーメッセージには kernel-
source RPM をインストールし、OpenIPMI ドライバを構築する必要があることが記載されます。 この場合、srvadmin-hapi RPM に依存するいずれの RPM もインストールを行うことはできません。 次
の追加手順を実行することにより、kernel-source RPM をインストールし、OpenIPMI ドライバモジュールを構築およびインストールする必要があります。
1. Red Hat Enterprise Linux(バージョン 3)を実行するシステムについては、オペレーティングシステムのインストール CD(または他のソース)からカーネルを実行するための適切な kernel-
source RPM のコピーを入手してください。
Red Hat Enterprise Linux(バージョン 4)や SUSE Linux Enterprise Server を実行しているシステムは、kernel*-devel RPM にカーネルモジュール構成に必要なソースがあります。
2. RPM を確認またはコピーした場所から次のコマンドを実行することにより、kernel-source RPM または kernel*-devel RPM をインストールします。
rpm –ihv kernel*.rpm
3. srvadmin/linux/supportscripts ディレクトリに移動します。
4. 下に表示される srvadmin-openipmi.sh シェルスクリプトを実行します。 これにより OpenIPMI ドライバモジュールが構築およびインストールされます。
sh srvadmin-openipmi.sh install
srvadmin-hapi RPM および srvadmin-hapi RPM に対する依存性をもつためにインストールに失敗した RPM のインストールを再試行します。
メモ:SUSE Linux Enterprise Server(バージョン 10)には、デフォルトのカーネル自体における IPMI モジュールの必要なバージョンが含まれます。 IPMI RPM をインストールする必要はあり
ません。