Users Guide
4. 単一の長いコマンドまたは個別の RPM を使用して Red Hat Enterprise Linux または SUSE Linux Enterprise Server システムをアップグレードします。1 つの長いコマンドは RPM の組合せ
で、コマンドを 1 つ入力するだけで実行できます。
バージョン 5.0 からアップグレードする場合、次のコマンドでアップグレードを行います。
rpm -Uhv `rpm -q --queryformat "%{NAME}* " \`rpm -qa | grep srvadmin\``
4.x からアップグレードする場合、次のコマンドまたは同類のコマンドを使用します。
rpm -Uhv openipmi/openipmi*.rpm srvadmin-ipmi*.rpm `rpm -q --queryformat "%{NAME}* " \`rpm -qa | grep srvadmin\``
以前にインストールされている全パッケージを個々の RPM でアップグレードするには、次の手順を実行してください。
a. 次のように入力して、インストールされているすべての srvadmin パッケージについて rpm データベースにクエリします。
rpm -qa | grep srvadmin
既存のバージョンや古いバージョンも含め、インストールされているパッケージがすべて表示されます。
例:
srvadmin-omilcore-4.3.0-1.386
.rpm srvadmin-hapi-4.3.0-1.386
.rpm srvadmin-deng-4.3.0-1.386
.rpm srvadmin-isvc-4.3.0-1.386
.rpm
b. stepa で返されたパッケージを含んだ RPM アップグレードコマンドを入力します。 このコマンドによって、インストールされている Dell OpenManage ソフトウェアのコンポーネントがア
ップグレードされます。
例:
rpm -Uhv srvadmin-omilcore-4.3.0-1.386.rpm srvadmin-hapi-4.3.0-1.386.rpm srvadmin-deng-4.3.0-1.386.rpm srvadmin-isvc-4.3.0-1.386.rpm
OpenIPMI ドライバが現在システムにインストールされていない場合、またはシステムにインストールされる OpenIPMI ドライバのバージョンが Server Administrator に必要とされる最小バージョン以下
である場合、srvadmin-hapi RPM はアップグレードに失敗し、OpenIPMI ドライバをインストール / アップグレードする必要があることを記載したエラーメッセージを表示します。 この場合、srvadmin-
hapi RPM に依存する RPM もインストールに失敗します。 このような場合は次の追加手順を実行して OpenIPMI ドライバのインストール / アップグレードを行う必要があります。
1. srvadmin/linux/supportscripts ディレクトリに移動します。
2. 下に表示される srvadmin-openipmi.sh シェルスクリプトを実行します。
sh srvadmin-openipmi.sh install
srvadmin-hapi RPM および srvadmin-hapi RPM に対する依存性をもつためにアップグレードに失敗したその他の RPM のアップグレードを再試行します。 次の手順を実行してください。
1. 前のディレクトリに戻ります。
2. 次のコマンドを実行して、前に Server Administrator パッケージのアップグレードに成功しているかを確認します。
rpm -qa | grep srvadmin
クエリにはインストールされているすべての Server Administrator パッケージのリストが表示されます。 アップグレードされたものは新しいバージョン番号が表示されます。 アップグレードされて
いないものは古いバージョン番号が表示されます。
3. srvadmin-hapi RPM が前にアップグレードに失敗したため、次のコマンドを実行して、まだアップグレードされていないディレクトリ内のすべての RPM をアップグレードします。
rpm –Uhv srvadmin-hapi*.rpm srvadmin-isvc*.rpm srvadmin-omhip*.rpm srvadmin-<その他のパッケージ>*.rpm
Server Administrator によって必要とされる OpenIPMI ドライバの最小バージョンを満たす OpenIPMI ドライバのバージョン用の OpenIPMI RPM が現在システムにインストールされている場合で、
kernel-source RPM が必要とされているが現在インストールされていないために OpenIPMI ドライバの該当するバージョン用に OpenIPMI のドライバモジュールが構築されておらずインストールされ
ていない場合に srvadmin-hapi RPM はアップグレードに失敗し、エラーメッセージを表示します。 エラーメッセージには kernel-source RPM をインストールし、OpenIPMI ドライバを構築する必要が
あることが記載されます。 この場合、srvadmin-hapi RPM に依存する RPM もインストールに失敗します。 次の追加手順を実行することにより、kernel-source RPM をインストールし、OpenIPMI ドラ
イバモジュールを構築およびインストールする必要があります。
1. Red Hat Enterprise Linux(バージョン 3)を実行するシステムについては、オペレーティングシステムのインストール CD(または他のソース)から現在実行しているカーネルに対し適切な
kernel-source RPM のコピーをインストールしてください。 Red Hat Enterprise Linux(バージョン 4)や SUSE Linux Enterprise Server を実行しているシステムは、 kernel*-devel RPM に
カーネルモジュール構成に必要なソースがあります。
2. RPM を確認またはコピーした場所から次のコマンドを実行することにより、kernel-source RPM または kernel*-devel RPM をインストールします。
rpm –ihv kernel*.rpm
メモ:コマンドはシステムの既存 Server Administrator RPM パッケージをアップグレードします。 バージョン 5.0 で起動する場合、openipmi および srvadmin-ipmi パッケージが
Server Administrator の新規要件となります。 openipmi サブディレクトリ下の dkms RPM パッケージは openipmi パッケージに対する依存性をもちます。 システム上のこれらのパッ
ケージのステータスに依存するコマンドを調整しなければならない場合があります。