Users Guide
ファイアウォールの設定-カスタマイズ 画面が開きます。
5. ネットワークインタフェース全体を開くか、すべてのネットワークインタフェースで SNMP ポートだけを開くかを選択します。
a. ネットワークインタフェース全体を開くには、信頼 できるデバイス のいずれかのタブに進んでスペースバーを押します。 デバイス名の左側のボックスにアスタリスクが付いたら、インタ
フェース全体が開くことを示します。
b. すべてのネットワークインタフェースで SNMP ポートを開くには、他のポート タブに進んで snmp:udp と入力します。
6. OK に進んで <Enter> を押します。
ファイアウォールの設定 画面が開きます。
7. OK に進んで <Enter> を押します。
ツールの選択 メニューが開きます。
8. 終了 に進んで <Enter> を押します。
SUSE Linux Enterprise Server オペレーティングシステムを実行しているシステムでの SNMP エージェントの設定
Server Administrator は ucd-snmp または net-snmp エージェントが提供する SNMP サービスを使用します。 リモートホストからの SNMP のアクセスの有効化、コミュニティ名の変更、設定操作の
有効化、Management Station へのトラップ送信を行うために SNMP エージェントの設定が可能です。 IT Assistant のような管理アプリケーションと正しく相互作用するように SNMP エージェントを設
定するには、以下の手順に従います。
Server Administrator SNMP のインストール処置
Server Administrator SNMP は、SNMP Multiplexing(SMUX)プロトコルを使用して SNMP エージェントとの通信を行います。 Server Administrator SNMP は SNMP エージェントと通信するとき、
SNMP エージェントに対し自体を SMUX ピアとして識別するオブジェクト識別子を送信します。 このオブジェクト識別子は SNMP エージェントで設定される必要があるため、存在しない場合、インストー
ル中に次のラインを SNMP エージェントの設定ファイル、 /etc/snmp/snmpd.conf または /etc/snmp/snmpd.conf に追加します。
smuxpeer .1.3.6.1.4.1.674.10892.1
リモートホストからの SNMP アクセスの有効化
SUSE Linux Enterprise Server オペレーティングシステムでは、デフォルトの SNMP エージェント設定により「一般」コミュニティ用の MIB ツリー全体に対しローカルホストからのみの読み取り専用アク
セスが与えられています。 この設定は、Server Administrator システムを検出し、適切に管理するために他のホストで実行されている IT Assistant などのSNMP の管理アプリケーションを許可しませ
ん。 インストール中、Server Administrator がこの設定を検知した場合、Server Administrator はオペレーティングシステムのログファイル、 /var/log/messages にメッセージをログしてローカルホスト
への SNMP アクセスが制限されていることを示します。 リモートホストから SNMP 管理アプリケーション使用してシステムを管理する場合にリモートホストからの SNMP アクセスを有効にするには、
SNMP エージェントの設定が必要です。
特定のリモートホストから Server Administrator を実行するシステムへの SNMP アクセスを有効にするには、SNMP エージェント設定ファイル、/etc/snmpd.conf または /etc/snmp/snmpd.conf を
編集し、次の手順を実行してください。
1. 次の行を探します。
rocommunity public 127.0.0.1
2. リモートホスト IP アドレスの部分を 127.0.0.1 に置き換えて、この行を編集またはコピーします。編集後の行は次のようになります。
rocommunity public IP_address
3. SNMP 設定の変更を有効にするには、次のように入力して SNMP エージェントを再起動します。
/etc/init.d/snmpd restart
すべてのリモートホストから Server Administrator を実行するシステムへの SNMP アクセスを有効にするには、SNMP エージェント設定ファイル、/etc/snmpd.conf または /etc/snmp/snmpd.conf
を編集し、次の手順を実行してください。
1. 次の行を探します。
rocommunity public 127.0.0.1
メモ:SUSE Linux Enterprise Server(バージョン 9)では、SNMP エージェント設定ファイルは /etc/snmpd.conf にあります。SUSE Linux Enterprise Server(バージョン 10)では、SNMP エ
ージェント設定ファイルは /etc/snmp/snmpd.conf にあります。
メモ:SNMP の設定の詳細については、オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
メモ:セキュリティ上の理由から、可能な場合特定のリモートホストに対する SNMP アクセスを制限することを推奨します。
メモ:各リモートホストに対してrocommunity コマンドを追加することにより複数のリモートホストから SNMP アクセスを有効化できます。