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ホットスペア保護ポリシーのリセット
専用ホットスペアの保護ポリシーをリセットするには、RAID レイアウト をクリアします。
グローバルホットスペア保護ポリシー
表 38. グローバルホットスペア保護ポリシーのプロパティ
プロパティ 定義
グローバルホットスペアの有効化 グローバルホットスペア保護ポリシーを有効にします。
最小ディスク数 コントローラ用にグローバルホットスペアとして割り当てられ
る物理ディスクの最少数を表示します。
重大度レベル グローバルホットスペアポリシーに違反があった場合に、生成さ
れたアラートに割り当てる必要がある重大度レベルを表示しま
す。
仮想ディスク状態判定時のグローバルホットスペアポリシーの
考慮
Storage Management では、仮想ディスクの状態を判定するため
にグローバルホットスペアポリシーを考慮します。仮想ディス
クの状態は、このポリシーに指定した重大度レベルによって決
まります。
メモ: グローバルホットスペアを割り当てるときは、対象ディスクよりも容量の多い物理ディスクを用いることを検討してくだ
さい。これにより、コントローラのディスクが故障した時に、そのディスクを置き換えることができます。
ホットスペア保護ポリシーに関する考慮事項
● 専用ホットスペア保護ポリシーは SAS/iR、PERC、 および H200 コントローラには適用されません。
● RAID 0 は、ホットスペアまたは保護ポリシーをサポートしません。
● SAS/iR および PERC H200 シリーズのコントローラでは、割り当てる事が可能なグローバルホットスペアは 2 台のみです。
● ホットスペア保護ポリシー違反のために仮想ディスクの状態が 劣化 または エラー として表示されている場合、状態を正常性と
表示させるには保護ポリシーで指定された数のホットスペアを割り当てます。
● SWRAID S100、S110、S300、S130、およびそれ以降のコントローラーには、ホット スペア保護ポリシーは適用されません。
エンクロージャアフィニティの考慮事項
グローバル / 専用ホットスペアのエンクロージャアフィニティ設定は、バージョン 6.1 へのアップグレード時に自動設定されませ
ん。グローバル / 専用ホットスペアのエンクロージャアフィニティ設定は、外部仮想ディスクのインポート時に自動設定されませ
ん。
専用ホットスペアに関する考慮事項
次の考慮事項は専用ホットスペアに適用されます。
● RAID 10、RAID 50、および RAID 60 に関する考慮事項 - メンバー物理ディスクすべてを完全に使用しない RAID 10 または RAID
50 仮想ディスクを作成した場合、RAID 10 または RAID 50 仮想ディスクに専用ホットスペアを割り当てることができません。
Storage Management では、部分的物理ディスクから RAID 10 および RAID 50 仮想ディスクを作成することはできません。した
がって、仮想ディスクの作成に Storage Management を使用する場合は、このような状況は発生しません。ただし、RAID 10 ま
たは 50 の仮想ディスクが別のアプリケーションを使用して作成された場合に部分的物理ディスクが含まれている場合は、仮想
ディスクに専用ホットスペアを割り当てることができます。
メモ: PERC H700 および PERC H800 コントローラでは、RAID 10、RAID 50、および RAID 60 に専用ホットスペアを割り当
てることができます。
● 複数の専用ホットスペアに関する考慮事項 — Storage Management バージョン 3.1 以降では、1 つの仮想ディスクに複数の専用
ホットスペアを割り当てることができます。
ホットスペアでの仮想ディスクの保護 151