Users Guide
仮想ディスクを作成する前に、「仮想ディスクを作成する前の考慮事項」の情報をよくお読みください。
Storage Management では、次のようなウィザードを使用して仮想ディスクを作成できます。
● 仮想ディスク作成の簡易設定ウィザードでは、使用可能な容量とコントローラーの考慮事項に基づいて適切な仮想ディスク レイ
アウトを算出します。このウィザードでは、推奨される選択項目を使用して仮想ディスクを迅速に作成できます。
● 仮想ディスク作成の詳細設定ウィザードでは、仮想ディスクの読み取り、書き込み、およびキャッシュ ポリシーを指定できま
す。物理ディスクと使用するコントローラー コネクターを選択することもできます。詳細設定ウィザードを使用するには、RAID
レベルとハードウェアについてよく理解している必要があります。
仮想ディスクの再構築または移行
お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。
仮想ディスクを再構築または移行することで、仮想ディスクの容量を増やしたり RAID レベルを変更したりすることができます。
メモ: ソフトウェア RAID S110 および S130 コントローラ上で、物理ディスク(SATA SSD または HDD)を仮想ディスクから取
り外し、同じ物理ディスクを即座に仮想ディスクに再挿入した場合(ホットプラグ)、仮想ディスクの状態は 準備完了 と表示
され、物理ディスクの状態は オンライン と表示されます。ただし、同じ物理ディスクを少し遅れて再挿入した場合、仮想デ
ィスクの状態は 劣化 と表示され、物理ディスクの状態は 準備完了 と表示されます。
仮想ディスクを再構築するには、次の手順を実行します。
1. 仮想ディスク再構築と容量拡張の開始とターゲット RAID レベルについての情報を確認します。
2. ツリービューで、仮想ディスクが存在するコントローラを特定します。仮想ディスク オブジェクトが表示されるまでコントロー
ラオブジェクトを展開します。
3. 仮想ディスクの タスク ドロップダウンリストボックスから 再構築 タスクを選択し、実行 をクリックします。
4. 再構築ウィザードを使用して、再構築 タスクを完了します。
仮想ディスク再構成と容量拡張の開始とターゲット RAID
レベル
仮想ディスクの作成後、仮想ディスクを再構成できるかどうかは、コントローラ、RAID レベル、および利用可能な物理ディスクに
応じて異なります。
表 34. 仮想ディスクを再構成する場合に想定できるシナリオ
コントローラ 開始 RAID レベル ターゲット RAID レベル 注記
PERC H800 アダプター、PERC
H700 アダプター、PERC H700
統合、PERC H700 モジュラー
型、PERC H310 アダプター、
PERC H310 ミニ モノリス型、
PERC H310 ミニ ブレード、
PERC H710 アダプター、PERC
H710 ミニ ブレード、PERC
H710 ミニ モノリス型、PERC
H710P アダプター、PERC
H710P ミニ ブレード、PERC
H710P ミニ モノリス型、PERC
H810 アダプター、PERC H330
アダプター、PERC H330 ミニ
モノリス型、PERC H330 ミニ
ブレード、PERC H330 内蔵、
PERC H730 アダプター、PERC
H730 ミニ モノリス型、PERC
H730 ミニ ブレード、PERC
H730P アダプター、PERC
H730P ミニ モノリス型、PERC
H730P ミニ ブレード、PERC
RAID 0 RAID 1 ディスクを 1 台追加
RAID 0 RAID 0、RAID 5 ディスクを少なくとも 1 台追
加
RAID 0 RAID 6 RAID 6 には最低 4 台のディス
クが必要です。
RAID 0 から RAID 6 への再構成
には、RAID 6 に必要な最低ディ
スク数(4 台)を超える場合で
も、少なくとも 2 台の追加ディ
スクが必要です。
RAID 1 RAID 0 ディスクの追加あり、またはな
し
RAID 1 RAID 5、RAID 6 ディスクを少なくとも 1 台追
加
RAID 6 には最低 4 台のディス
クが必要です。
RAID 5 RAID 0 ディスクの追加あり、またはな
し
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