Users Guide
注意: 暗号消去タスクを実行すると、その物理ディスク上のすべてのデータが消去されます。
非対応の RAID レベルや不完全ディスクグループなど、一部の条件下では外部仮想ディスクのインポートやリカバリが妨げられる場
合があります。
外部設定プロパティ
次の表では、外部ディスクとグローバルホットスペア用に表示されるプロパティについて説明しています。
表 12. 外部設定プロパティ
プロパティ 定義
ステータス これらのアイコンはストレージコンポーネントの重大度または正常性を示します。
● - 正常 / OK
● - 警告 / 非重要
● — 重要 / 失敗 / エラー
詳細については、「ストレージコンポーネントの重大度」を参照してください。
名前 リンクとして使用できる外部設定の名前が表示されます。このリンクから外部ディスクを構
成する物理ディスクにアクセスできます。
状態 外部設定の現在の状況が表示されます。以下の値があります。
● 準備完了 — 外部ディスクのインポートが可能で、インポート後に正常に機能します。
● 劣化 — 外部ディスクは劣化状況にあり、インポート後に再構築されます。
● 故障 — 外部ディスクに障害が発生し、機能しなくなっています。外部設定はインポート
できません。
外部設定は次のいずれかの理由により、劣化または故障状況にある可能性があります。
● 欠落した物理ディスク — 対象の仮想ディスク内の物理ディスクのどれかが欠落している
か、使用できません。
● 欠落したスパン — ハイブリッド仮想ディスクの 1 つ、または複数のスパンが欠落してい
ます。
● 古い物理ディスク — 構成内の 1 つ、または複数の物理ディスクに、仮想ディスク内の他
のディスクに関連のある古いデータが含まれている可能性があります。そのため、インポ
ートした仮想ディスクのデータの整合性が損なわれています。
● 仮想ディスクの非対応設定 — 仮想ディスクに非対応の RAID レベルが存在します。
● インポートおよびエクスポート — インポートに使用できる仮想ディスクが、エクスポート
に使用できる仮想ディスクの数を超えています。
● 互換性のない物理ディスク — 物理ディスクの設定が RAID ファームウェアによって認識
されません。
● 孤立したドライブ — 外部設定内の物理ディスクには、既にアレイ(外部またはネイティ
ブアレイ)の一部である別の物理ディスクと一致する設定情報が含まれています。
メモ: その他の該当する物理ディスクのタスクおよびプロパティについては、「物理ディス
クまたは物理デバイスのプロパティ」および「物理ディスクまたは物理デバイスのタスク」
を参照してください。
レイアウト 外部設定の RAID レベルが表示されます。
備考 外部仮想ディスクの情報を提供します。仮想ディスクをインポートできない場合は、エラーの
理由が表示されます。
● 最大数超過 — インポート用に選択した仮想ディスクの数は、対応ディスクの最大数を超
えています。
● 欠落した物理ディスクまたはスパン — インポートされる仮想ディスク内の 1 つ、または複
数の物理ディスクまたはスパンが欠落しています。
● 非対応 — 選択した RAID レベルをコントローラがサポートしていません。
58 コントローラ