Users Guide
表 33. 仮想ディスクを再構成する場合に想定できるシナリオ (続き)
コントローラ 開始 RAID レベル ターゲット RAID レベル 注記
S300、および S150
RAID 1 RAID 1 追加ディスクなし
RAID 5 RAID 5 追加ディスクあり、またはなし
RAID 10 RAID 10 追加ディスクなし
メモ: Storage Management に表示されるコントローラの順序は、ヒューマンインタフェース(HII)および PERC オプション ROM
に表示される順序と異なる場合があります。コントローラの順序が原因で制限が生じることはありません。
メモ: ソフトウェア RAID コントローラを使用して仮想ディスクを作成するときは、その仮想ディスクにリンクされている物理
ディスクに関連する情報が、短時間の遅延後、Storage Management に列挙または表示されます。情報表示の遅れは、機能制限
の原因にはなりません。パーシャル仮想ディスクを作成している場合は、Storage Management で、各パーシャル仮想ディスク
の作成プロセスの間に十分な時間の余裕を持たせることが推奨されます。
メモ: RAID 10 仮想ディスクの再構成操作は、インテリジェントミラーリングではサポートされません。
冗長仮想ディスクの整合性の維持
お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。
仮想ディスクの 整合性チェック タスクで、冗長(パリティ)情報の正確さを確認します。このタスクは冗長仮想ディスクにのみ
適用されます。必要であれば 整合性チェック タスクが冗長データを再構築します。
仮想ディスクの冗長情報を確認するには、次の手順を実行します。
1. ツリービューで、仮想ディスクが存在するコントローラを特定します。仮想ディスク オブジェクトが表示されるまでコントロー
ラオブジェクトを展開します。
2. 仮想ディスクの タスク ドロップダウンリストボックスから 整合性チェック タスクを選択し、実行 をクリックします。
冗長情報の再構築
お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。
冗長仮想ディスクがある場合、エラーのあった物理ディスクの内容を新しいディスクまたはホットスペアに再構築できます。再構
築は通常の動作中に行うことができますが、パフォーマンスが低下します。
グローバルホットスペアドライブは、SWRAID コントローラにおける、異なる RAID レベルの仮想ドライブ再構築処理の一部に組み
込むことができます。
仮想ディスクの不良ブロックの管理
仮想ディスクの不良ブロックとは、1 台または複数台のメンバー物理ディスクにある不良ブロックです。不良ブロックのある仮想デ
ィスクでの読み取り操作は失敗する場合があります。
Storage Management は重要アラート(2387)を生成し、仮想ディスク上に不良ブロックがあることを通知します。
仮想ディスクの不良ブロックは、コントローラがディスクのスキャンを必要とする操作を行うときに検出されます。このアラート
が生成される可能性のある操作の例には次のようなものがあります。
● 整合性チェック
● 再構築
● 仮想ディスクフォーマット
● I/O
● 巡回読み取り
物理ディスク不良ブロックのリカバリは、RAID レベルと仮想ディスクの状態によって異なります。仮想ディスクが冗長構成の場合
は、コントローラは物理ディスク上の不良ブロックを回復できます。仮想ディスクが冗長構成でない場合は、物理ディスクの不良
ブロックが仮想ディスクの不良ブロックの原因になります。
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