Users Guide
● 不良セグメントは仮想ディスクに含まれているが、仮想ディスクは物理ディスクまたは物理デバイスのこの容量を使用してい
ない。
● 物理ディスクまたは物理デバイスに複数の仮想ディスクが含まれている。この場合は、いずれかの仮想ディスクに含まれてい
ないディスク容量が使用できない可能性があります。
● 不良セグメントはコントローラから切断されてから再度接続された物理ディスクまたは物理デバイスに存在する。
取り外しの準備
メモ: 暗号消去は、SWRAID コントローラーに接続された NVMe デバイスではサポートされていません。
お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。
取り外しの準備 タスクを使用して、物理ディスクまたは物理デバイスをスピンダウンし、エンクロージャまたはバックプレーンか
ら安全に取り外せるようにします。データロスを防ぐため、このタスクは、ディスクまたはデバイスを取り外してから行うことを
お勧めします。
このタスクにより、デバイス上の LED が点滅します。次の条件によって、ディスクまたはデバイスを安全に取り外すことができま
す。
● ディスクがスピンダウンするまで約 30 秒間待つ。
● 最初の点滅パターンが別の点滅パターンに変化するまで、またはライトが点滅しなくなるまで待つ。
物理ディスクまたは物理デバイスは準備完了状態ではなくなります。物理ディスクまたはデバイスをエンクロージャまたはバック
プレーンから取り外す、または交換すると、物理ディスクまたはデバイスはスピンアップして 準備完了 状態に戻ります。
メモ: この手順は、仮想ディスクの一部であるホットスペアまたは物理ディスクまたはデバイスとして割り当てられた物理デ
ィスクまたはデバイスに使用できません。また、この手順はホットスワップ物理ディスクまたはデバイス(キャリア内に存在
するディスク)のみでサポートされます。
データの再構築
お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。
再構築 タスクを使うと、冗長仮想ディスク内の物理ディスクに障害が発生したときにデータを再構築することができます。
メモ: ディスクの再構築には数時間かかることがあります。
再構築のキャンセル
お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。
再構築のキャンセル タスクを使用して進行中の再構築をキャンセルすることができます。再構築をキャンセルすると、仮想ディス
クの状態は劣化のままになります。さらに別の物理ディスクに障害が発生した場合、仮想ディスクにも障害が発生し、データを失
う可能性があります。障害が発生した物理ディスクはすぐに再構築することをお勧めします。
メモ: ホットスペアに割り当てられている物理ディスクの再構築をキャンセルした場合、データを復元するには同じ物理ディス
クの再構築を再初期化します。物理ディスクの再構築をキャンセルしてから別の物理ディスクをホットスペアに割り当てて
も、新しく割り当てたホットスペアでデータは再構築されません。元のホットスペアの物理ディスクで再構築を再初期化する
必要があります。
グローバルホットスペアの割り当てと割り当て解除
お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。
グローバルホットスペアは、ディスクグループの一部になっている未使用のバックアップディスクです。ホットスペアはスタンバ
イモードになります。仮想ディスクで使用されている物理ディスクに障害が発生すると、割り当てられたホットスペアが有効にな
り、システムに割り込みされたり介入要求されることなく、故障した物理ディスクと置換されます。ホットスペアが有効になる
と、故障した物理ディスクを使用していたすべての冗長仮想ディスクのデータが再構築されます。
ホットスペアの割り当ては、ディスクの割り当てを解除し、必要に応じて別のディスクを割り当てることで変更できます。複数の
物理ディスクをグローバルホットスペアとして割り当てることができます。
112 物理ディスクまたは物理デバイス