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表 32. 物理ディスクのプロパティー (続き)
プロパティ 定義
● 故障 — 物理ディスクまたはデバイスに障害が発生し、動作しなくなっていま
す。この状態は、冗長仮想ディスクの一部である物理ディスクまたはデバイス
がオフラインになったか非アクティブになったときにも表示されます。詳細に
関しては、「オンラインとオフラインの設定」を参照してください。
● オフライン - 物理ディスクまたはデバイスが故障しているか、または不良セグ
メントが含まれます。物理ディスクのドロップダウンメニューに、不良セグメン
トの削除 タスクが表示されているかどうか確認します。システムを更新し、物
理ディスクの不良セグメントを削除します(「不良セグメントの削除」)。このタ
スクが表示されない場合は、物理ディスクまたはデバイスは回復できません。
● 再構築中 — 冗長仮想ディスクからのデータが、物理ディスクまたはデバイス上
に再構築されています。
● 非互換 — 物理ディスクまたはデバイスが再構築に適していません。物理ディ
スクまたはデバイスは小さすぎるか、あるいは互換性のない技術を使用してい
ます。たとえば、SAS ディスクを SATA ディスクで、あるいは SATA ディスク
を SAS ディスクで再構築することはできません。
● 取り外し済み — 物理ディスクまたはデバイスが取り外されています。この状
況は、仮想ディスクの一部である物理ディスクにのみ該当します。
● クリア — クリア タスクが物理ディスクまたはデバイスで実行されています。
物理ディスクまたはデバイスが低速初期化されている仮想ディスクのメンバー
の場合も、物理ディスクまたはデバイスによって クリア 状況が表示されること
があります。詳細に関しては、「物理ディスクのクリアとクリアのキャンセルの
実行」および「低速および高速初期化」を参照してください。
● SMART アラートが検知されました — 物理ディスクまたはデバイスで SMART
アラート(予測エラー)が検出されています。物理ディスクまたはデバイスは故
障する可能性があり、交換する必要があります。この状況は、非 RAID コント
ローラおよび M.2 デバイスコントローラに接続された物理ディスクまたはデバ
イスに該当します。
● 不明 — 物理ディスクまたはデバイスが故障したか、使用できない状態です。と
きどき、フォーマット、初期化、低速および高速初期化 タスクを実行すること
で、物理ディスクまたはデバイスを使用可能な状態に戻すことができます。フ
ォーマット、初期化、低速および高速初期化 タスクが物理ディスクまたはデバ
イスのドロップダウンメニューに表示されない場合、このディスクまたはデバイ
スは回復できません。
● 外部 — 物理ディスクは別のコントローラから移動されたもので、仮想ディスク
の全部または一部(外部設定)を含んでいます。電源喪失、ケーブル障害、また
は他のエラーイベントによりコントローラとの通信を失った物理ディスクまた
はデバイスも、外部 状態を表示することがあります。詳細に関しては、「外部設
定操作」を参照してください。
● 非対応 — 物理ディスクまたはデバイスが非対応の技術を使用しているか、サー
ビスプロバイダ認定のものではない可能性があります。この物理ディスクは、
Storage Management で管理できません。
● 交換 — メンバーディスクの交換 タスクが物理ディスクまたはデバイスで実行
されます。メンバーディスクの交換の詳細に関しては、「メンバーディスクの交
換」と「復帰可能ホットスペアの有効化」を参照してください。
メモ: データのコピー操作は、このタスクの実行中いつでもキャンセルでき
ます。
● 非 RAID — 非 RAID ディスクは、未設定のディスクとは異なり、オペレーティン
グシステムに認識されるので、ダイレクトパススルーモードでのディスクの使用
が可能になります。H310 コントローラでサポートできる非 RAID ディスクの最
大数は 64 です
非 RAID ディスクには次のタスクを実行できます。
● 位置指定オプションでの識別。
● 点滅または点滅停止操作の実行。
● ディスクの起動可能なデバイスとしての選択。
このディスクでは、次のタスクは実行できません。
● ディスクのオフラインまたはオンラインへの強制。
108 物理ディスクまたは物理デバイス