Users Guide
メモ: スペア バンク メモリーが有効になっているシステムが冗長性喪失状態になっても、どのメモリー モジュールが原因か明
らかでない場合があります。交換する DIMM を判断できない場合は、ESM システム ログでスペア メモリー バンク検出ログ エ
ントリーへのスイッチを参照して、障害が発生したメモリー モジュールを見つけてください。
アラート管理
サブタブ:アラート処置 | SNMP トラップ
アラート管理 タブでは、次の操作が可能です。
● 現在のアラート処置設定の表示と、メモリモジュールが警告値またはエラー値を返したときに実行する、アラート処置の設定を
行います。
● 現在の SNMP トラップ アラートしきい値を表示し、メモリー モジュールのアラートしきい値レベルを設定します。選択した重
大度レベルでシステムが対応イベントを生成すると、選択したトラップがトリガーされます。
ネットワーク
ネットワーク オブジェクトをクリックして、システムの NIC を管理します。Server Administrator はシステムにある NIC それぞれの
状態をモニタして、リモート接続が切断されないようにします。Server Administrator は NIC の FCoE および iSoE 機能を報告し、NIC
チーミングがシステム上ですでに設定済みの場合は、それらの詳細も報告します。複数の物理 NIC を、管理者が IP アドレスを割り
当てることができる単一の論理 NIC にチーミングすることができます。チーミングは NIC ベンダーツールを使用して設定でき、こ
れには Broadcom - BACS などがあります。物理 NIC のいずれかに障害が発生しても、IP アドレスが単一の物理 NIC ではなく論理
NIC にバインドされているため、IP アドレスは引き続きアクセス可能となります。チームインタフェースが設定されている場合は、
詳しいチームプロパティが表示されます。これらの物理 NIC がチームインタフェースのメンバーである場合、物理 NIC とチームイン
タフェース間の関係(またはその逆)も報告されます。
Windows 2008 ハイパーバイザーオペレーティングシステムでは、Server Administrator は仮想マシンに IP を割り当てるために使用さ
れる、物理 NIC ポートの IP アドレスを報告しません。
メモ: デバイスが検知される順序は、デバイスの物理ポート順と一致するとは限りません。インタフェース名の下にあるハイ
パーリンクをクリックして、NIC 情報を表示します。
ESXi オペレーティングシステムでは、ネットワークデバイスはグループとして認識されます。例えば、サービスコンソールによって
使用される仮想イーサネットインタフェース (vswif) 、および ESXi の vmknic デバイスによって使用される仮想ネットワークインタ
フェースがあります。
メモ: Server Administrator は物理ネットワークインタフェースとそのプロパティのインベントリのみをサポートします。Server
Administrator は VLAN およびボンディングなどの論理インタフェースのインベントリはサポートしません。
ネットワーク オブジェクト処置ウィンドウには、ユーザーのグループ特権によっては、プロパティ タブが表示されることがありま
す。
プロパティ
サブタブ:情報
プロパティ タブでは、物理 NIC インタフェースとシステムに取り付けられている チームインタフェースについての情報を表示でき
ます。
メモ: Server Administrator は IPv6 アドレス セクションにリンクのローカルアドレスに加えて 2 つのアドレスのみを表示しま
す。
メモ: 3.10 以前のバージョンのカーネルを使用している Linux オペレーティングシステムを実行しているシステムでは、チームイ
ンタフェース速度は表示されません。
ポート
ポート オブジェクトをクリックすると、システムの外部ポートを管理できます。 Server Administrator は、システムに存在する各外
部ポートの状態を管理します。
メモ: ブレードサーバに接続されている CMC USB ポートは Server Administrator によって数えられません。
ポート オブジェクト処置ウィンドウには、ユーザーのグループ権限に応じて、プロパティ タブなどが表示されます。
サブタブ:情報
プロパティ
プロパティ タブでは、システムの内部および外部ポート情報を表示できます。
46 Server Administrator サービス