Users Guide

ハードウェアパフォーマンス
ハードウェアパフォーマンス オブジェクトをクリックすると、システムパフォーマンスの状態と低下の原因が表示されます。ハー
ドウェアパフォーマンス オブジェクト処置ウィンドウには、ユーザーのグループ特権に応じて プロパティ タブが表示されます。
プロパティ
サブタブ：情報
プロパティ タブで、システムのパフォーマンス低下の詳細を表示できます。
次の表には、状態の一覧とプローブの原因が示されています。
表 10. 状態の可能値とプローブの原因値
状態値 原因値
劣化 ユーザー設定
不十分な電力容量
不明の原因
正常 該当なし
イントルージョン
イントルージョン オブジェクトをクリックして、システムのシャーシ イントルージョンのステータスを管理します。Server
Administrator は、システムの主要コンポーネントへの不正アクセスを防止するためのセキュリティ対策として、シャーシ イントル
ージョンやドライブ ベイのステータスをモニターします。シャーシ イントルージョンは、誰かがシステムのシャーシのカバーを開い
ているか開いたことを示します。［イントルージョン オブジェクト処置］ウィンドウには、ユーザーのグループ特権に応じて、［プ
ロパティ］タブと［アラート管理］タブが表示されます。
プロパティ
サブタブ：イントルージョン
［プロパティ］タブには、シャーシ イントルージョン ステータスが表示されます。
アラート管理
サブタブ：アラート処置 | SNMP トラップ
アラート管理 タブでは、次の操作が可能です。
● 現在のアラート処置設定の表示と、イントルージョン センサーまたはドライブ ベイが警告値またはエラー値を返したときに実行
する、アラート処置の設定を行います。
● 現在の SNMP トラップ アラートしきい値を表示し、イントルージョン センサーのアラートしきい値レベルを設定します。選択
した重大度レベルでシステムが対応イベントを生成すると、選択したトラップがトリガーされます。
メモリ
システムのメモリー デバイスを管理するには、メモリー オブジェクトをクリックします。Server Administrator は、モニター対象シ
ステムにある各メモリー モジュールのメモリー デバイスのステータスをモニターします。メモリー デバイスの事前障害検知センサ
ーは、ECC メモリーの修正数をカウントすることによりメモリー モジュールをモニターします。システムが機能をサポートしている
場合は、Server Administrator はメモリー冗長性情報もモニターします。［メモリー オブジェクト処置］ウィンドウには、ユーザーの
グループ特権に応じて、［プロパティ］タブと［アラート管理］タブが表示されます。
プロパティ
サブタブ：メモリー
［プロパティ］タブには、メモリー冗長性のステータス、メモリー アレイ属性、メモリー アレイの合計容量、メモリー アレイの詳細
情報、メモリー デバイスの詳細情報、メモリー デバイスのステータスが表示されます。メモリー デバイスの詳細情報としては、ス
テータス、デバイス名、サイズ、タイプ、スピード、ランク、エラーなど、コネクターのメモリー デバイスの詳細情報が表示されま
す。ランクとは、デュアル インライン メモリー モジュール（DIMM）または不揮発性デュアル インライン メモリー モジュール
（NVDIMM）あたり 64 ビットのデータが入っているダイナミック ランダム アクセス メモリー（DRAM）の行です。ランクの可能な
値は、single, dual, quad, octal,と hexa です。［ランク］には DIMM のランクが表示されるため、サーバーの DIMM の各
サービスが容易になります。
Server Administrator サービス 45