Dell EMC OpenManage Server Administrator バージョン 9.4 ユーザーズガイド February 2020 Rev.
メモ、注意、警告 メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回避するための方法を説明しています。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 © 2020 Dell Inc. またはその関連会社。。Dell、EMC、およびその他の商標は、Dell Inc.
目次 章 1: はじめに..................................................................................................................................6 インストール......................................................................................................................................................................... 6 本リリースの新機能.............................................................................................................................................................7 個々のシステムコンポーネントのアップデート.
グローバルナビゲーションバー................................................................................................................................. 29 システムツリー.............................................................................................................................................................29 処置ウィンドウ............................................................................................................................................................ 29 データ領域..........................
章 8: トラブルシューティング..........................................................................................................65 ログイン失敗のシナリオ................................................................................................................................................. 65 対応 Windows オペレーティングシステムで Server Administrator のインストールエラーを修正する............65 Server Administrator サービス..............................................................................................................................
1 はじめに Server Administrator は、統合されたブラウザベースのグラフィカルユーザーインタフェース(GUI)、およびオペレーティングシステ ムを使用したコマンドラインインタフェース(CLI)の 2 つの方法で、包括的な 1 対 1 のシステム管理ソリューションを提供します。 Server Administrator は、システム管理者がローカルで、またはネットワーク経由でリモートでシステムを管理することを可能し、包 括的な 1 対 1 のシステム管理を提供することにより、システム管理者がネットワーク全体の管理に集中できるようにします。Server Administrator のコンテキストでは、システムとはスタンドアロンシステム、接続されたネットワークストレージが個別のシャーシに あるシステム、またはモジュラーエンクロージャにある複数のサーバーモジュールで構成されるモジュラーシステムを指します。 Server Administrator は次のような情報を提供します。 ● 正常に動作しているシステムと問題があるシステム ● リモートリカバリ操作が必要なシステム Server Admini
本リリースの新機能 本リリースの OpenManage には次のような注目すべき新機能があります。 ● 次のオペレーティングシステムのサポート: ○ Red Hat Enterprise Linux 8.1 ○ Red Hat Enterprise Linux 7.7 ○ SUSE Linux Enterprise Server 15 SP1 ● PowerEdge R7525 のサポート。 ● 対応ネットワークカード: ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ Broadcom LOM:5720 1GbE 2P Broadcom LOM:5720 1GbE 1P Broadcom 5720 1GbE OCP3.0 2P Broadcom Thor 25GbE OCP3.0 4Port Broadcom Whitney+ 10/25GbE OCP3.0 2P Broadcom Whitney+ 10GbE BT OCP3.0 2P Qlogic AH rNIC 10/25GbE OCP3.0 2P Qlogic AH rNIC 10GbE BT OCP3.
メモ: Storage Management Service の詳細については、dell.
表 1.
● 『Dell Online Diagnostics ユーザーズガイド』では、システムでのオンライン診断のインストールおよび使用に関する情報を完全に 網羅しています。 ● 『Dell OpenManage Baseboard Management Controller ユーティリティ ユーザーズガイド』は Server Administrator を使ったシステ ムの BMC 設定および管理についての追加情報を提供します。 ● 『Dell EMC OpenManage Server Administrator Storage Management ユーザーズガイド』は、システムに接続されているローカルお よびリモートのストレージを設定、管理するための包括的なリファレンスガイドです。 ● 『Dell Remote Access Controller Racadm ユーザーズガイド』では、racadm コマンドラインユーティリティの使い方についての情報 を提供します。 ● 『Dell Remote Access Controller ユーザーズガイド』では、DRAC コントローラのインストールと設定方法、および
テクニカルサポートの利用法 ガイドに説明されている手順を理解できない、あるいは製品が予想通り動作しない場合は、ヘルプツールをご利用ください。これ らのヘルプツールに関しては、お使いのシステムの『ハードウェアオーナーズマニュアル』の「ヘルプが必要な場合」を参照してくださ い。 さらに、企業向けのトレーニングと資格認証を実施しております。詳細については、dell.com/training を参照してください。 このサービスが提供されていない地域もあります。 Dell EMC へのお問い合わせ メモ: お使いのコンピュータがインターネットに接続されていない場合は、購入時の納品書、出荷伝票、請求書、または製品カ タログで連絡先をご確認ください。 Dell EMC では、オンラインおよび電話によるサポートとサービスオプションをいくつかご用意しています。これらのサービスは国 および製品によって異なり、お住まいの地域では一部のサービスがご利用いただけない場合があります。Dell EMC のセールス、テ クニカルサポート、またはカスタマーサービスへは、次の手順でお問い合わせいただけます。 Dell.
2 設定と管理 Server Administrator は、ウェブベースおよびコマンドラインのインタフェース両方に対し、役割ベースのアクセス制御(RBAC)、認 証、および暗号化を使用してセキュリティを提供します。 トピック: • • • • 役割ベースのアクセスコントロール 認証 暗号化 ユーザー特権の割り当て 役割ベースのアクセスコントロール RBAC は特定の役割内のユーザーが実行できる操作を決定して、セキュリティを管理します。各ユーザーには 1 つ、または複数の役 割が割り当てられており、各役割にはその役割内のユーザーが使用できるユーザー権限が 1 つまたは複数割り当てられています。 RBAC によってセキュリティ管理は組織の構造に密接に対応しています。 ユーザー権限 Server Administrator は、ユーザーに割り当てられているグループ権限に基づいてアクセス権を付与します。権限には、ユーザー、パ ワーユーザー、システム管理者、昇格システム管理者の 4 種類があります。 表 2.
表 3.
注意: 重要なシステムコンポーネントへのアクセスを保護するため、OpenManage ソフトウェアにアクセスできるユーザーア カウントのすべてにパスワードを割り当てることができます。 注意: サポートされている Windows オペレーティングシステムに対するゲストアカウントを無効にして、重要なシステムコン ポーネントへのアクセスを保護します。リモートスクリプトがデフォルトのゲストアカウント名を使ってアカウントを有効に できないよう、ゲストアカウントの名前を変更することを検討してください。 メモ: 各対応オペレーティングシステムで、ユーザーの作成とユーザー特権の割り当てる手順は、オペレーティングシステムのマ ニュアルを参照してください。 メモ: OpenManage ソフトウェアにユーザーを追加するには、オペレーティングシステムにユーザーを追加してください。 OpenManage ソフトウェア内から新規ユーザーを作成する必要はありません。 Windows オペレーティングシステムのドメインへのユーザーの追加 メモ: 以下の手順を実行するには、Microsoft Active Directory がシステムに
メモ: 重要なシステムコンポーネントのアクセスを保護するには、Server Administrator にアクセスできる各ユーザーアカウ ントにパスワードを割り当てます。 新しいユーザーはユーザーというグループ特権を使って Server Administrator にログインできます。 パワーユーザー特権を持つユーザーの作成 1. コマンドラインから次のコマンドを実行します: useradd -d -g メモ: ルートをプライマリグループとして設定します。 2. passwdを入力し、 を押します。 3.
表 6. omarolemap ファイル使用のベストプラクティス ルート システム管理者 +root * Poweruser * * User ● omarolemap ファイルの許可とファイル形式は変更しないでください。 ● には、localhost や 127.0.0.
メモ: デフォルトの SNMP エージェント設定には通常、パブリックのような SNMP コミュニティ名が含まれます。セキュリテ ィ上の理由から、デフォルト SNMP コミュニティ名を変更する必要があります。残りの SNMP コミュニティ名に関する詳細 については、「SNMP コミュニティ名の変更」を参照してください。 メモ: OpenManage Essentials が Server Administrator を実行しているシステムからの管理情報を取得するには、OpenManage Essentials が使用するコミュニティ名が Server Administrator を実行しているシステムのコミュニティ名と一致する必要があり ます。OpenManage Essentials が Server Administrator を実行中のシステムで情報を変更するか、またはアクションを実行するに は、OpenManage Essentials で使用しているコミュニティ名が Server Administrator を実行中のシステムで設定操作を許可するコ ミュニティ名と一致する必要があります。OpenMan
SNMP サービスプロパティ ウィンドウが表示されます。 6. OK をクリックして、変更を保存します。 SNMP トラップを管理ステーションに送信するためのシステム設定 Server Administrator は、センサーおよびその他の監視パラメータの状態の変更に応じて、SNMP トラップを生成します。管理ステ ーションに SNMP トラップを送信するには、Server Administrator が稼動しているシステム上で 1 つ以上のトラップ先を設定する必 要があります。 1. コンピュータの管理 ウィンドウを開きます。 2. 必要に応じて、同ウィンドウの コンピュータの管理 アイコンを展開します。 3. サービスとアプリケーション アイコンを展開して、サービス をクリックします。 4. サービスのリストを下にスクロールして SNMP サービス を見つけ、SNMP サービス を右クリックしてから、プロパティ をク リックします。 SNMP サービスプロパティ ウィンドウが表示されます。 5.
メモ: Server Administrator が確実に SNMP エージェント設定を変更し、システム管理データに正しくアクセスできるように するには、Server Administrator のインストール後にその他の SNMP エージェント設定を変更することをお勧めします。 Server Administrator SNMP は、SNMP 多重化(SMUX)プロトコルを使って SNMP エージェントと通信します。Server Administrator SNMP が SNMP エージェントと接続すると、SNMP エージェントにオブジェクト識別子を送信して、自身を SMUX ピアと識別しま す。オブジェクト識別子は SNMP エージェントとして設定する必要があるため、存在しない場合は、インストール中に Server Administrator は SNMP エージェント設定ファイル /etc/snmp/snmpd.conf に次のラインを追加します。 smuxpeer .1.3.6.1.4.1.674.10892.
リモートホストからの SNMP アクセスを有効にする SUSE Linux Enterprise Server オペレーティングシステムのデフォルトの SNMP エージェント設定では、public コミュニティに対し て、ローカルホストからのみ、MIB ツリー全体への読み取り専用アクセス権が与えられます。Server Administrator システムを正し く検知し、管理するために、この設定では他のホストで実行される OpenManage Essentials などの SNMP 管理アプリケーションが 許可されていません。インストール中、Server Administrator がこの設定を検知すると、メッセージをオペレーティングシステムのロ グファイル /var/log/messages に記録し、SNMP アクセスがローカルホストに制限されていることを示します。リモートホスト から SNMP 管理アプリケーションを使用してシステムを管理する場合は、リモートホストからの SNMP アクセスを有効にするよう に SNMP エージェントを設定する必要があります。 メモ: セキュリティ上の理由から、可能であれ
smuxpeer .1.3.6.1.4.1.674.10892.1 ● SNMP 設定の変更を有効にするには、systemctl restart snmpd を使用して SNMP エージェントを再起動します。 SNMP コミュニティ名の変更 SNMP のコミュニティ名を設定すると、どの管理ステーションが SNMP を介してシステムを管理できるかが決まります。管理アプ リケーションで使用される SNMP コミュニティ名は、管理アプリケーションが Server Administrator から管理情報を取得できるよう に、Server Administrator を実行しているシステムで設定されている SNMP コミュニティ名と一致する必要があります。 Server Administrator を実行するシステムから、管理情報を取得するために使用されるデフォルトの SNMP コミュニティ名を変更す るには、以下の手順を行います。 1. SNMP エージェントの構成ファイル、/etc/snmp/snmpd.conf を開きます。 2. rocommunity public 127.0.0.1.
ションが Server Administrator を検出して情報を取得できるようにするには、少なくとも 1 つの外付けのネットワークインタフェー スで SNMP ポートが開いている必要があります。Server Administrator で、どの外付けのネットワークインタフェースでもファイア ウォールで SNMP ポートが開いていないことが検出された場合、Server Administrator は警告メッセージを表示し、システムログに メッセージを記録します。 SNMP ポートは、ファイアウォールを無効にし、ファイアウォールですべての外付けのネットワークインタフェースを開くか、また はファイアウォールで少なくとも 1 つの外付けのネットワークインタフェースの SNMP ポートを開くことで開くことができます。 この処置は、Server Administrator を起動する前または後に実行することができます。 これまでに説明した方法のいずれかを使用して Red Hat Enterprise Linux で SNMP ポートを開くには、次の手順を実行します。 1.
3 Server Administrator の使用 Server Administrator セッションを開始するには、デスクトップの Server Administrator アイコンをダブルクリックします。 Server Administrator ログイン 画面が表示されます。Server Administrator のデフォルトポートは 1311 ですが、このポートは必要に 応じて変更できます。システムプリファランスのセットアップ手順については、「Systems Management Server Administration 接続 サービスおよびセキュリティ設定」を参照してください。 トピック: • • • • • ログインおよびログアウト Server Administrator ホームページ オンラインヘルプの使用 プリファランスホームページの使い方 Server Administrator コマンドラインインタフェースの使い方 ログインおよびログアウト Server Administrator は次のログインタイプを提供します。 ● ● ● ● Server Administrato
2. 管理下システムの IP アドレス、システム名、または完全修飾ドメイン名(FQDN)をタイプします。 メモ: システム名または FQDN を入力した場合、Server Administrator Web Server ホストがシステム名または FQDN を管理 下システムの IP アドレスに変換します。管理下システムのポート番号を、ホスト名:ポート番号、または IP アドレス:ポー ト番号フォーマットで入力して接続することもできます。 3. イントラネット接続を使用している場合、証明書の警告を無視するを選択します。 4. Active Directory ログイン を選択して、Microsoft Active Directory 認証を使用してログインします。Active Directory ソフトウェ アがネットワークへのアクセスを制御するために使用されていない場合、Active Directory ログイン を選択しないでください。 「Active Directory ログインの使用」を参照してください。 5.
とができます。この .exe ファイルにアクセスする方法の詳細に関しては、オペレーティングシステムのマニュアルを参照 してください。対応 Windows オペレーティングシステムの場合、証明書スナップインオプションを使って証明書をインポ ートすることもできます。 Active Directory ログインの使用 Active Directory で Dell 拡張スキーマソリューションを使用してログインする場合は、Active Directory ログイン チェックボックス を選択します。 このソリューションは、Server Administrator へのアクセスを提供し、お使いの Active Directory ソフトウェアに対して Server Administrator ユーザーと権限を追加/制御することを可能にします。詳細に関しては、dell.
Internet Explorer でクライアントサイドスクリプトの使用を有効にする 1. お使いのウェブブラウザで、 ツール > インターネットオプション > セキュリティ の順にクリックします。 インターネットオプション ウィンドウが表示されます。 2. セキュリティ設定を表示または変更するゾーンを選択 してください の下で、信頼済みサイト をクリックしてから サイト をク リックします。 3. この Web サイトをゾーンに追加する フィールドで、リモート管理下システムにアクセスするのに使用するウェブアドレスをペ ーストします。 4. 追加 をクリックします。 5. ブラウザのアドレスバーからリモート管理下システムにアクセスするために使用するウェブアドレスをコピーし、 この Web サ イトをゾーンに追加する フィールドに貼り付けます。 6. このゾーンのセキュリティのレベル で、カスタム レベルをクリックします。 7. OK をクリックし新しい設定を保存します。 8.
○ データ領域は、ユーザーのアクセス権限に基づいて、選択システムツリーオブジェクト、処置タブそしてサブタブの情報を表 示します。 また、Server Administrator ホームページにログインすると、システムモデル、システムに割り当てられた名前、および現在のユ ーザーのユーザー名とユーザー権限がウィンドウの右上隅に表示されます。 次の表は、Server Administrator がインストールされている場合の GUI フィールド名と該当システムの一覧です。 表 7. GUI フィールド名と該当システム GUI フィールド名 該当システム モジュラーエンクロージャ モジュラーシステム サーバーモジュール モジュラーシステム メインシステム モジュラーシステム システム 非モジュラーシステム メインシステムシャーシ 非モジュラーシステム 次の図は、非モジュラーシステムに管理者特権でログインしたユーザー用の、サンプル Server Administrator ホームページのレイアウ トを示します。 図 1.
システムツリーのオブジェクトをクリックすると、そのオブジェクトに対応する処置ウィンドウが表示されます。処置ウィンドウ で、主要カテゴリを選択するには処置タブを、詳細な情報や処置にアクセスするには処置タブのサブカテゴリをクリックします。 処置ウィンドウのデータ領域には、システムログからシステムプローブゲージのステータスインジケータにおよぶ情報が表示されま す。処置ウィンドウのデータ領域の下線付きのアイテムは、さらに細かい機能があることを示しています。下線付きのアイテムを クリックすると、処理ウィンドウに詳細レベルのあるデータ領域が作成されます。たとえば、プロパティ 処置タブの 正常稼働 サ ブカテゴリにある メインシステムシャーシ/メインシステム をクリックすると、メインシステムシャーシ / メインシステムオブジ ェクトで、正常稼働ステータスのモニタリングが行われているすべてのコンポーネントの正常稼動ステータスが表示されます。 メモ: 設定可能なシステムツリーオブジェクト、システムコンポーネント、処置タブ、データ領域機能の大半の表示には、管理 者またはパワーユーザー権限が必要です。また、シャットダウン タブのシ
グローバルナビゲーションバー グローバルナビゲーションバーとそのリンクは、プログラム内のすべてのユーザーレベルで使用可能です。 ● プリファランス をクリックして プリファランス ホームページを開きます。「プリファランスホームページの使い方」を参照して ください。 ● Dell EMC サポートウェブサイトに接続するには、サポート をクリックします。 ● バージョン情報 をクリックすると、Server Administrator のバージョン情報と著作権情報が表示されます。 ● ログアウト をクリックすると、現在の Server Administrator プログラムセッションが終了します。 システムツリー システムツリーは Server Administrator ホームページの左側に表示され、システムの表示可能なコンポーネントを一覧表示します。 システムコンポーネントはコンポーネントの種類によって分類されています。モジュラーエンクロージャ > システム / サーバモジ ュール のメインオブジェクトを展開したときに表示されるシステム / サーバモジュールコンポーネントの主要カテゴリは、メイン システムシャ
表 9.
オンラインヘルプの使用 Server Administrator ホームページの各ウィンドウでは、状況に応じたオンラインヘルプを使用できます。ヘルプ をクリックすると、 表示中のウィンドウについて詳しい情報が掲載されたヘルプウィンドウが開きます。オンラインヘルプは、Server Administrator サ ービスの各要素を実行するのに必要な、特定の動作について説明するように設計されています。Server Administrator が検出するシ ステムのソフトウェアとハードウェアのグループおよび、ユーザー権限レベルに応じて表示可能なすべてのウィンドウにオンライン ヘルプが用意されています。 プリファランスホームページの使い方 プリファランス ホームページの左ペイン(システムツリーが Server Administrator ホームページで表示されている)には、システム ツリーウィンドウの使用可能な設定オプションがすべて表示されます。 使用可能なプリファランスホームページオプションは次の通りです。 ● 一般設定 ● サーバーシステム管理者 リモートシステムの管理のためにログインした後、プリファランス タブ
● 有効にする を選択して、すべての監視対象外の ESM センサーイベントをログに記録します。この機能を有効にすると、Server Administrator はすべての監視対象外の SNMP トラップ、OS ログおよびアラートを生成します。 ● Server Administrator 上で実行される操作を追跡するには、有効にする を選択します。パス oma\log でログファイルを参照で きます。最大サイズである 50 MB を超えると、ログのバックアップが作成され、同じ場所で新しいファイルに置き換えられま す。 ● コマンドログサイズの設定 ● SNMP の設定 Server Administrator ウェブサーバーのプリファレンス Server Administrator ウェブサーバーを管理するためにログインするとき、プリファレンス ホームページには、デフォルトでプリフ ァレンスに ユーザープリファレンスウィンドウが表示されます。 管理下システムから Server Administrator ウェブサーバーの分離により、ウェブサーバーの管理 リンクを使用して Server Administrat
● HTTPS ポート フィールドは、Server Administrator のポートを指定します。Server Administrator のデフォルトセキュアポート は 1311 です。 メモ: ポート番号を無効または使用中のポート番号に変更すると、他のアプリケーションまたはブラウザが管理下システ ムの Server Administrator にアクセスできなくなる場合があります。デフォルトポートのリストについては、dell.
の自動生成自己署名証明書限定です。新しい証明書を Server Administrator にインポートまたは生成した場合、ドロップダウ ン リストがグレーアウトされます。 ● 管理下システム ログイン - 管理下システム ログインのプリファランスを設定してリモート ホストへのログインを管理でき ます。 メモ: バージョン 9.4.
SSL サーバー証明書 Server Administrator Web サーバは、ネットワーク上での暗号化データの転送に業界標準の SSL セキュリティプロトコルを使用する よう設定されています。非対称暗号テクノロジを基盤とする SSL は、ネットワーク上の傍受を防止するため、クライアントとサー バ間での認証済み、かつ暗号化された通信を提供するために広く受け入れられています。 SSL 対応システムは、次のタスクを実行できます。 ● SSL 対応クライアントに自らを認証する ● 2 つのシステムに暗号化接続の確立を許可する 暗号化処理は高度なデータ保護機能を提供します。Server Administrator は、北米のインターネットブラウザで一般的に利用されて いる最も安全な方式を使用します。 Server Administrator Web サーバは、デフォルトで自己署名固有 SSL デジタル証明書を持っています。デフォルト SSL 証明書は、周 知の認証局(CA)によって署名された証明書に置き換えることができます。認証局とは、情報テクノロジ業界において、信頼のお ける審査、識別、およびその他重要なセキュ
Server Administrator コマンドラインインタフェースの使 い方 Server Administrator コマンドラインインタフェース(CLI)を使うと、ユーザーはモニタしているシステムのオペレーティングシス テムのコマンドプロンプトから必要なシステム管理タスクを実行できます。 CLI を使うと、タスクがきちんと定義されているユーザーが、システムに関する情報を迅速に取得できます。CLI を使うと、たとえ ば管理者がコマンドを使って、特定の時刻に実行するバッチプログラムまたはスクリプトを書くことができます。これらのプログ ラムを実行すると、ファン RPM のような関心のあるコンポーネントに関するレポートをキャプチャできます。さらにスクリプトを 書くことにより、CLI を使ってシステム利用率が高い期間中のデータをキャプチャし、システム利用率が低い期間の同じ測定と比 較できます。コマンドの結果は、ファイルに保存して後に分析できます。レポートにより、管理者は、使用パタンを調整し、新し いシステムリソースの購入を正当化し、問題のコンポーネントの正常性に焦点を当てるのに役立つ情報を入手することができます
4 Server Administrator サービス Server Administrator Instrumentation Service はシステムの正常性をモニタし、業界標準のシステム管理エージェントによって収集さ れた詳細な障害およびパフォーマンス情報への迅速なアクセスを提供します。レポートおよび表示機能は、お使いのシステムを含 む各シャーシの全体的な正常性状態の取得を可能にします。サブシステムレベルでは、システムの主要箇所における電圧、温度、 ファン RPM、およびメモリ機能を表示できます。概要ビューでは、お使いのシステムに関連する所有コスト(COO)すべての詳細 な説明を表示することができます。BIOS、ファームウェア、オペレーティングシステム、およびすべてのインストール済み Systems Management Software のバージョン情報も取得することができます。 また、システム管理者は Instrumentation Service を使用して次の重要タスクを実行することができます。 ● 特定の重要なコンポーネントについて最小および最大値を指定します。この値はしきい値と呼ばれ、その
システムまたはサーバモジュールツリーオブジェクトの管 理 Server Administrator のシステムまたはサーバモジュールツリーには、管理下システムおよびユーザーのアクセス権限で Server Administrator が検出するソフトウェアとハードウェアのグループに基づいて、表示可能なシステムオブジェクトがすべて表示され ます。システムコンポーネントはコンポーネントタイプによって分類されます。メインオブジェクト - モジュラーエンクロージャ - システム / サーバモジュール - を展開すると表示されるシステムコンポーネントの主要なカテゴリには、メインシステムシャー シ / メインシステム、ソフトウェア、および ストレージ があります。 Storage Management Service がインストールされると、システムに実装されているコントローラやストレージに応じて、ストレージ ツリーのオブジェクトが展開され、様々なオブジェクトが表示されます。 Storage Management Service コンポーネントの詳細に関しては、dell.
Chassis Management Controller にアクセスして使用する Server Administrator ホームページから Chassis Management Controller ログイン ウィンドウを起動するには次の操作を行います。 1. モジュラーエンクロージャ オブジェクトをクリックします。 2.
● 温度センサーが警告またはエラー値を返したときにシステムをシャットダウンするサーマルシャットダウンの重大度レベルを 設定します。 メモ: サーマルシャットダウンは、センサーがレポートする温度が温度しきい値を超えた場合にのみ発生します。センサーが レポートする温度が温度しきい値を下回っても、サーマルシャットダウンは発生しません。 ● DSM SA 接続サービス(Web サーバ)をシャットダウンします。 メモ: DSM SA 接続サービスがシャットダウンしても、Server Administrator はコマンドラインインタフェース(CLI)を通じ て使用することができます。CLI 機能の実行に、DSM SA 接続サービスは必要ありません。 ログ サブタブ:ハードウェア | アラート | コマンド ログ タブでは、次の操作が可能です。 ● お使いのシステムのハードウェアコンポーネントに関連したすべてのイベントを一覧表示する、組み込みシステム管理(ESM) ログまたはシステムイベントログ(SEL)の表示。ログ ファイルの容量が 80 パーセントに達すると、ログ名の隣にある状態イ ンジケーター アイコンが正常状態
メモ: Microsoft Windows オペレーティングシステムでは、オペレーティンシステム上の 詳細システム設定 > アドバンスリ カバリ オプションを無効にして、Server Administrator 自動システム回復アラートが確実に生成されるようにする必要があ ります。 セッション管理 サブタブ:セッション セッション管理 タブでは、次の操作が可能です。 ● 現在 Server Administrator にログインしているユーザーのセッション情報を表示する。 ● ユーザーセッションを終了する。 メモ: 管理者権限のあるユーザーのみが セッション管理 ページを表示したり、ログインしているユーザーのセッションを終 了したりできます。 メインシステムシャーシまたはメインシステム メインシステムシャーシ または メインシステム オブジェクトをクリックすると、システムの主要なハードウェアおよびソフトウ ェアコンポーネントを管理できます。 使用可能なコンポーネントは以下のとおりです。 • バッテリ • BIOS • ファン • ファームウェア • ハードウェアパフォーマンス • イントルージョン • メ
● ハードウェアコンポーネントおよびセンサーの正常性または状態を表示します。リストされた各コンポーネントには、名前の横 に システム / サーバモジュールコンポーネントステータスインジケータ アイコンがあります。 状態(正常)であることを示します。 は、コンポーネントが警告状態(非重要)にあり、迅速な対応を要することを示しま す。 は、コンポーネントに障害(重要)があり、即時の対応を要することを示します。 不明であることを示します。モニタされるコンポーネントは以下のとおりです。 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ は、コンポーネントが健全な は、コンポーネントの正常性が バッテリー ファン ハードウェアログ イントルージョン ネットワーク 電源管理 電源装置 プロセッサー 温度 電圧 メモ: バッテリーは、YX0X 世代の PowerEdge システムのみでサポートされます。電源装置 は、PowerEdge 1900 では使用でき ません。電源管理は一部の YX0X 世代の PowerEdge システムでのみサポートされます。電源装置モニタリングおよび電源モ ニタリング機能は、複数のホットスワ
BIOS BIOS オブジェクトをクリックして、システムの BIOS の主要機能を管理します。システムの BIOS には、キーボードとビデオアダ プタなどのマイクロプロセッサと周辺デバイス間の通信、およびシステムメッセージのようなその他の機能を制御するプログラム が、フラッシュメモリチップセットに保存されています。BIOS オブジェクト処置ウィンドウには、ユーザーのグループ特権によっ ては、次のタブが表示されることがあります。 プロパティ および セットアップ プロパティ サブタブ:情報 プロパティ タブでは BIOS 情報を表示できます。 セットアップ サブタブ:BIOS メモ: システムの BIOS セットアップタブは、システムでサポートされる BIOS 機能のみを表示します。 セットアップ タブでは各 BIOS セットアップオブジェクトの状態を設定できます。 多くの BIOS セットアップ機能の状態を変更できます。これにはシリアル ポート、ハード ディスク ドライブ シーケンス、ユーザー アクセス可能 USB ポート、CPU 仮想化テクノロジー、CPU ハイパースレッディング、AC 電源リカバリー モー
● ● ● ● LCD フィールドで交換可能なパーツ(FRU) Titan ネットワーク ドーター カード 仮想 AC パワーサイクルの設定 仮想 AC パワーサイクルを設定するには、次の手順に従います。 1. Server Administrator ウィンドウで、システム > メインシステムシャーシ の順に展開します 2. BIOS をクリックします。 BIOS のプロパティ ウィンドウが表示されます。 3. セットアップ タブをクリックします。 システム BIOS 設定 ウィンドウが表示されます。 4. その他の設定 リンクをクリックします。 5. パワーサイクルリクエスト の下で、仮想 AC を選択します。 6.
ハードウェアパフォーマンス ハードウェアパフォーマンス オブジェクトをクリックすると、システムパフォーマンスの状態と低下の原因が表示されます。ハー ドウェアパフォーマンス オブジェクト処置ウィンドウには、ユーザーのグループ特権に応じて プロパティ タブが表示されます。 プロパティ サブタブ:情報 プロパティ タブで、システムのパフォーマンス低下の詳細を表示できます。 次の表には、状態の一覧とプローブの原因が示されています。 表 10.
メモ: スペア バンク メモリーが有効になっているシステムが冗長性喪失状態になっても、どのメモリー モジュールが原因か明 らかでない場合があります。交換する DIMM を判断できない場合は、ESM システム ログでスペア メモリー バンク検出ログ エ ントリーへのスイッチを参照して、障害が発生したメモリー モジュールを見つけてください。 アラート管理 サブタブ:アラート処置 | SNMP トラップ アラート管理 タブでは、次の操作が可能です。 ● 現在のアラート処置設定の表示と、メモリモジュールが警告値またはエラー値を返したときに実行する、アラート処置の設定を 行います。 ● 現在の SNMP トラップ アラートしきい値を表示し、メモリー モジュールのアラートしきい値レベルを設定します。選択した重 大度レベルでシステムが対応イベントを生成すると、選択したトラップがトリガーされます。 ネットワーク ネットワーク オブジェクトをクリックして、システムの NIC を管理します。Server Administrator はシステムにある NIC それぞれの 状態をモニタして、リモート接続が切断されないようにします。
電源管理 メモ: 電源装置モニタリングおよび電源モニタリング機能は、複数の冗長、ホットスワップ可能な電源装置が取り付けられて いるシステムにのみ対応します。これらの機能は、電力管理回路がない永久的に取り付けられた非冗長の電源装置には使用で きません。 監視 サブタブ:消費量 | 統計 消費量 タブでは、システムの電力消費量情報をワットと BTU/hr で表示できます。 BTU/hr=Watt X 3.
● システム電力ワット数に対して現行の SNMP トラップを表示して、アラートしきい値レベルを設定します。選択したトラップ は、システムが選択した重大度レベルで対応イベントを生成した場合にトリガーされます。 メモ: システムのピーク電力トラップは重大度が情報のイベントのみを生成します。 プロセッサ プロセッサ オブジェクトをクリックして、システムのマイクロプロセッサを管理します。プロセッサとは、システム内で計算を担 う主要なチップであり、計算やロジック機能の実行、その解釈を統括しています。プロセッサオブジェクト処置ウィンドウには、 ユーザーのグループ権限に応じて、プロパティ および アラート管理 タブなどが表示されます。 サブタブ:情報 プロパティ プロパティ タブでは、システムのマイクロプロセッサの情報を表示し、詳細な機能およびキャッシュ情報にアクセスできます。 アラート管理 サブタブ:アラート処置 アラート管理 タブでは、現在のアラート処置設定の表示と、プロセッサが警告値またはエラー値を返したときに実行する、アラー ト処置の設定を行います。 リモートアクセス リモートアクセス オブジェクトをクリックす
ユーザー タブでは、リモートアクセスユーザーの設定を変更できます。Remote Access Controller ユーザーの情報の表示、ユーザーの 追加、設定が可能です。 リムーバブルフラッシュメディア 内蔵 SD モジュールおよび vFlash メディアの正常性と冗長性の状態を表示するには、リムーバブルフラッシュメディア オブジェク トをクリックします。リムーバブルフラッシュメディアの処置 ウィンドウには、プロパティ タブがあります。 プロパティ サブタブ:情報 プロパティ タブでは、リムーバブルフラッシュメディアおよび内蔵 SD モジュールに関する情報を表示できます。この情報には、 コネクタ名、その状況、そしてストレージサイズの詳細が含まれます。 アラート管理 サブタブ:アラート処置 | SNMP トラップ アラート管理 タブでは、次の操作が可能です。 ● 現在のアラート処置設定の表示と、リムーバブルフラッシュメディアプローブが警告値またはエラー値を返したときに実行する、 アラート処置を設定できます。 ● 現在の SNMP トラップアラートしきい値を表示し、リムーバブルフラッシュメディアプローブのアラ
電圧 電圧 オブジェクトをクリックすると、システムの電圧レベルを管理できます。Server Administrator は、監視下のシステム内のシ ャーシのさまざまな位置で、重要なコンポーネントの電圧を監視します。電圧 オブジェクト処置ウィンドウには、ユーザーのグルー プ権限に応じて、プロパティ タブおよび アラート管理 タブなどが表示されます。 プロパティ サブタブ:電圧プローブ プロパティ タブで、システムの電圧プローブの現在の読み取り値と状態を表示したり、電圧プローブ警告しきい値の最大および最 小値を設定することができます。 メモ: 一部のファンプローブフィールドは、BMC または ESM など、システムで使用されているファームウェアの種類によって 異なります。一部のしきい値は BMC をベースとしたシステムでは編集できません。 アラート管理 サブタブ:アラート処置 | SNMP トラップ アラート管理 タブでは、次の操作が可能です。 ● 現在のアラート処置設定の表示と、システム電圧センサーが警告値またはエラー値を返したときに実行する、アラート処置の設 定を行います。 ● 現在の SNMP トラップアラ
プロパティ タブでは、アレイサブシステム、オペレーティングシステムディスクなど、接続しているストレージコンポーネントや センサーの正常性や状態を表示できます。 プリファランスホームページ設定オプションの管理 プリファランス ホームページの左ペイン(Server Administrator ホームページでシステムツリーが表示されている場所)には、システ ムツリーウィンドウの使用可能な設定オプションがすべて表示されます。表示されるオプションは、管理下システムでインストー ルされるシステム管理ソフトウェアに基づきます。 使用可能なプ リファランス ホームページオプションは次のとおりです。 ● 一般設定 ● サーバーシステム管理者 一般設定 一般設定 オブジェクトをクリックすると、選択した Server Administrator 機能のユーザーと DSM SA 接続サービス(Web サーバ)の 環境を設定できます。一般設定 オブジェクト処置ウィンドウには、ユーザーのグループ特権に応じて ユーザー タブと Web サーバ タブがあります。 サブタブ:プロパティ ユーザー ユーザー タブでは、ホームページの外観や
5 Server Administrator ログ Server Administrator を使用すると、ハードウェア、アラート、およびコマンドなどのログを表示して管理できます。すべてのユー ザーが Server Administrator ホームページまたはコマンドラインインタフェースからログにアクセスして、レポートを印刷できます。 ログをクリアするには管理者権限でログインし、ログを指定のサービス連絡先に電子メールで送信するには管理者権限またはパワ ーユーザー権限でログインする必要があります。 コマンドラインからのログの表示およびレポートの作成については、dell.
ハードウェアログ Dell 第 11 世代 PowerEdge システムでは、ハードウェアログを使用してシステムのハードウェアコンポーネントの潜在的な問題を見 つけます。ハードウェアログステータスインジケータは、ログファイルが容量の 100 パーセントに達すると重要状態( )に変わ ります。システムによって、組み込みシステム管理(ESM)ログとシステムイベントログ(SEL)の 2 種類の異なるハードウェア ログがあります。ESM ログと SEL はそれぞれ、システム管理ソフトウェアにハードウェアのステータスメッセージを送ることがで きる、一組の組み込み指示です。ログに一覧表示された各コンポーネントには、名前の横にステータスインジケータアイコンがあり ます。次の表に、ステータスインジケータを示します。 表 12.
メモ: 将来のトラブルシューティングおよび診断目的でログ履歴が必要となる場合があります。そのため、ログファイルを保存 しておくことをお勧めします。 メモ: OMSA は、重複した SNMP トラップ、またはログ重複イベントをアラートログページまたはオペレーティングシステムロ グファイルに送信する場合があります。重複トラップおよびイベントは、OMSA サービスが手動で再起動された場合、または オペレーティングシステム再起動後に OMSA サービスが起動するときにデバイスセンサーが引き続き異常状態を示す場合にロ グに記録されます。 アラートメッセージの詳細に関しては、dell.
6 Remote Access Controller の操作 システムベースボード管理コントローラ(BMC)/Integrated Dell Remote Access Controller(iDRAC)は、システムボード上のさまざ まなセンサーと通信して重要なイベントを監視し、一定のパラメーターが事前設定されたしきい値を超えたときにアラートとログイ ベントを送信します。BMC/iDRAC は、業界標準のインテリジェントプラットフォーム管理インタフェース(IPMI)仕様に対応して おり、システムをリモートで設定、監視および復旧することができます。 メモ: Integrated Dell Remote Access Controller(iDRAC)は、第 10 世代以降の PowerEdge システムでサポートされています。 DRAC は、システムのリモート管理機能、クラッシュしたシステムのリカバリ、電源制御機能などを提供するシステム管理ハード ウェアおよびソフトウェアソリューションです。 システムのベースボード管理コントローラ(BMC)/Integrated Dell Remote Access Contr
● iDRAC の追加設定 ● リモートアクセスデバイスユーザーの設定 ● プラットフォームのイベントフィルタアラートの設定 システムでリモートアクセス機能を提供しているハードウェアに基づいて、BMC/iDRAC または DRAC の情報を表示できます。 BMC/iDRAC と DRAC のレポートおよび設定は、omreport/omconfig chassis remoteaccess コマンドラインインターフェ イス(CLI)コマンドを使用して管理することもできます。 さらに Server Administrator Instrumentation Service を使用して、プラットフォームのイベントフィルタ(PEF)パラメータとアラー トの送信先を管理できます。 トピック: • • • • • • • 基本情報の表示 リモートアクセスデバイスの LAN 接続使用の設定 シリアルポート接続用リモートアクセスデバイスの設定 リモートアクセスデバイスのシリアルオーバー LAN 接続使用の設定 iDRAC の追加設定 リモートアクセスデバイスユーザーの設定 プラットフォームのイベントフィルタアラートの設定
リモートアクセスデバイスの LAN 接続使用の設定 LAN 接続を介して通信するようにリモート アクセス デバイスを設定するには、次の手順を実行します。 1. [モジュラー型エンクロージャ] > [システム/サーバー モジュール] > [メイン システム シャーシ/メイン システム] > [リ モート アクセス]オブジェクトの順にクリックします。 2. 設定 タブをクリックします。 3. LAN をクリックします。 LAN 設定 ウィンドウが表示されます。 メモ: マザーボード上の LAN がネットワークアダプタのアドインカードとチーミングされている場合、BMC/iDRAC 管理トラ フィックは正しく機能しません。 4. 次の NIC 設定詳細を設定します。 ● NIC の有効化(NIC チーミングにはこのオプションを選択します。) メモ: お使いの DRAC には、10BASE-T/100BASE-T イーサネット NIC が組み込まれており、TCP/IP がサポートされます。 NIC に設定されたデフォルトのアドレスは 192.168.20.1 で、デフォルトのゲートウェイは 192.168.20.
7. 次の IPv6 プロパティを設定します。 ● ● ● ● ● ● ● IP アドレスソース IP アドレス プレフィックス長 デフォルトゲートウェイ DNS アドレスソース 優先 DNS サーバー 代替 DNS サーバー メモ: 追加設定 で IPv4 と IPv6 プロパティを有効にした場合にのみ IPv4 と IPv6 アドレスの詳細を設定できます。 8. 変更の適用 をクリックします。 シリアルポート接続用リモートアクセスデバイスの設定 シリアルポート接続を介した通信に BMC を設定するには、次の操作を行います。 1. モジュラーエンクロージャ > システム / サーバーモジュール > メインシステムシャーシ / メインシステム > リモートアクセス の順にクリックします。 2. 設定 タブをクリックします。 3. シリアルポート をクリックします。 シリアルポート設定 ウィンドウが表示されます。 4. 次の詳細を設定します。 ● ● ● ● 接続モード設定 ボーレート フロー制御 チャネル特権レベルの制限 5. 変更の適用 をクリックします。 6.
3. シリアルオーバー LAN をクリックします。 シリアルオーバー LAN 設定 ウィンドウが表示されます。 4. 次の詳細を設定します。 ● シリアルオーバー LAN を有効にする ● ボーレート ● 必要とされる最小特権 5. 変更の適用 をクリックします。 6. 詳細設定 をクリックすると、BMC をさらに詳細に設定できます。 7. シリアルオーバー LAN 詳細設定 ウィンドウ では、次の情報の設定が可能です。 ● 文字累積間隔 ● 文字送信しきい値 8. 変更の適用 をクリックします。 9. シリアルオーバー LAN 設定に戻る をクリックすると、シリアルオーバー LAN 設定 ウィンドウに戻ります。 iDRAC の追加設定 追加設定 タブを使って IPv4 と IPv6 プロパティを設定するには、次の操作を行います。 1. モジュラーエンクロージャ → システム / サーバーモジュール → メインシステムシャーシ / メインシステム → リモートアクセス オブジェクト とクリックします。 2. 設定 タブをクリックします。 3. 追加設定 をクリックします。 4.
8. リモートアクセスユーザーウィンドウに戻る をクリックすると、リモートアクセスユーザー ウィンドウに戻ります。 メモ: DRAC がインストールされている場合、6 つの追加ユーザーエントリが設定可能です。これによりユーザー合計数は 16 になります。BMC/iDRAC および RAC ユーザーに対しても同じユーザー名およびパスワードの規定が適用されます。DRAC/ iDRAC6 がインストールされると、16 のユーザーエントリすべては DRAC に割り当てられます。 プラットフォームのイベントフィルタアラートの設定 Server Administrator Instrumentation Service を使用してプラットフォームイベントフィルタ(PEF)のパラメーターやアラートの宛先 などの最も関連のある BMC 機能を設定するには、次の操手順を行います。 1. システム オブジェクトをクリックします。 2. 警告管理 タブをクリックします。 3.
7. 適用 をクリックします。 8. プラットフォームイベントページに適用する をクリックすると、プラットフォームイベントフィルタ ウィンドウに戻ります。 プラットフォームイベントアラート送信先の設定 [プラットフォーム イベント フィルター]ウィンドウを使用しても、プラットフォーム イベント用のアラートが送信される宛先を 選択できます。表示される送信先の番号に応じて、各送信先アドレスに個別の IP アドレスを設定できます。プラットフォームイベ ントアラートは、ユーザーが設定する送信先 IP アドレスそれぞれに送信されます。 1. プラットフォームイベントフィルタのウィンドウで、宛先の設定 をクリックします。 2. 設定する宛先の番号をクリックします。 メモ: 特定のシステムで設定できる送信先の数は、異なる場合があります。 3. トラップ先を有効にする チェックボックスを選択します。 4.
7 アラート処置の設定 トピック: • • • 対応 Red Hat Enterprise Linux および SUSE Linux Enterprise Server オペレーティングシステムが実行されるシステムにおけるア ラート処置の設定 アプリケーションを実行する Windows Server でのアラート処置の設定 BMC または iDRAC プラットフォームイベントフィルタアラートメッセージ 対応 Red Hat Enterprise Linux および SUSE Linux Enterprise Server オペレーティングシステムが実行され るシステムにおけるアラート処置の設定 イベントにアラート処置を設定する場合は、処置でサーバにアラートを表示するよう指定できます。この処置を実行するには、 Server Administrator がメッセージを /dev/console に送信します。Server Administrator システムが X Window System を実行して いる場合、メッセージは表示されません。X Windows System を実行中の Red Hat Ent
アプリケーションを実行する Windows Server でのアラー ト処置の設定 Windows では、対話型サービス検出 がデフォルトで無効となっています。実行可能アプリケーションを有効にする場合、対話型 サービス検出 が Regedit でアクティブでなければなりません。 対話型サービス検出 を有効にするには、以下の手順に従います。 Modifying the NoIteractiveServices 1. Regedit を開きます。 2. HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Windows\ に移動します。 3. NoIteractiveServices を右クリックして、変更 をクリックします。 4. 値のデータ に 0 を入力し、OK をクリックします。 5. Regedit を閉じます 6. ユーザーをグループに追加するには、グループ ドロップダウンメニューからグループ名を選択し、追加 をクリックします。 7. [OK]をクリックします。 Enabling the Interactive Service Detection 8. Services.
表 14.
8 トラブルシューティング 接続サービスエラー Red Hat Enterprise Linux では、SELinux is set to enforced mode 場合、Dell Systems Management Server Administrator(SM SA)接続サービスが起動に失敗します。次の手順のいずれかを実行して、このサービスを起動してください。 ● SELinux を Disabled モードまたは Permissive モードに設定します。 ● SELinux の allow_execstack プロパティを ON 状態に変更する。次のコマンドを実行します。 setsebool allow_execstack on ● SM SA 接続サービスのセキュリティコンテキストを変更します。次のコマンドを実行します。chcon -t unconfined_execmem_t /opt/dell/srvadmin/sbin/dsm_om_connsvcd トピック: • • • ログイン失敗のシナリオ 対応 Windows オペレーティングシステムで Server Administrato
1. インストールされている Server Administrator のバージョンを特定します。 2. support.dell.com から、該当するバージョンのインストールパッケージをダウンロードします。 3. srvadmin\windows\SystemsManagement ディレクトリから SysMgmt.msi を見つけます。 4. コマンドプロンプトに次のコマンドを入力して、再インストールを強制します。 msiexec /i SysMgmt.msi REINSTALL=ALL REINSTALLMODE=vamus 5.
表 15.
9 よくあるお問い合わせ(FAQ) 本項には、Server Administrator に関してよくあるお問い合わせ(FAQ)を掲載しています。 メモ: 以下の質問は、このリリースの Server Administrator に特定のものではありません。 1. Server Administrator をインストールするのに必要な最低許可レベルは何ですか? Server Administrator をインストールするには、管理者レベルの権限を持っている必要があります。パワーユーザーおよびユーザ ーには、Server Administrator をインストールする権限がありません。 2. 自分のシステムに適用できる Server Administrator の最新バージョンを知るにはどうしたらいいですか? support.dell.
EMC ストレージなどのデバイスには専有プロトコルがあります。この環境に関する情報の一部は、使用しているポートを参照 して収集できます。 8. SNMP v3 をサポートする予定はありますか? いいえ、SNMP v3 をサポートする予定はありません。 9. ドメイン名に下線文字を含めると Server Admin へのログインに問題が生じますか? はい、下線文字を含むドメイン名は無効です。その他すべての特殊文字(ハイフン以外)も無効です。大文字と小文字が区別 されるアルファベットおよび数値のみを使用してください。 10.
A Dell EMC PowerEdge サーバーのシリーズの特 定 PowerEdge シリーズの Dell EMC サーバーは、構成に基づいて異なるカテゴリに分けられます。簡単に参照できるように、これらは YX2X、YX3X、YX4X、YX4XX、YX5XX サーバー シリーズと呼ばれます。命名規則の構造は次のとおりです。 文字 Y はサーバーのモデル番号のアルファベットを示します。アルファベットはサーバーのフォーム ファクターを表します。フォ ーム ファクターは、以下のとおりです。 ● ● ● ● ● クラウド(C) 柔軟(F) モジュラー型(M または MX) ラック(R) タワー(T) 文字 X はサーバーのモデル番号の数字を表します。これらの数字は、サーバーに関する複数の項目を表します。 ● 1 番目の X は、サーバーのバリュー ストリームまたはクラスを示します。 ○ 1~5 - iDRAC Basic ○ 6~9 - iDRAC Express ● この数値は、サーバーのシリーズを示します。これはサーバーの命名規則で保持され、文字 X で置き換えることはできません。 ○ 0 - シリーズ