Users Guide

Server Administrator が管理ステーションによって信頼されるようにするには、その Server Administrator SSL 証明書を管理ステーションの証明
書ストアに配置する必要があります。
SSL 証明書が管理ステーションにインストールされたら、サポートされるブラウザが、証明書警告を受けることなく
Server Administrator にアクセスできるようになります。
Server Administrator Web Server の処置タブ
Server Administrator Web Server を管理するためにログインすると、次の処置タブが表示されます。
プロパティ
シャットダウン
ログ
アラート管理
セッション管理
ウェブサーバーのアップグレード
注意
: ウェブサーバのアップグレード後は、工場出荷時設定へのリセットができなくなります。工場出荷時設定にリセットするには、Server
Administrator を再インストールしてください。
Apache Tomcat ウェブサーバは、omwsupdateutility を使用して、Server Administrator 機能に影響を与えることなく、必要に応じていつでもアップグ
レードすることができます。このユーティリティでは、マイナーバージョンのウェブサーバへのアップグレードは可能ですが、メジャーバージョンへのアップグレードは
サポートしていません。例えば、バージョン A x から A y へのアップグレードはサポートされますが、A x から B.x または B y へのアップグレードはサポートされ
ません。また、マイナーバージョンに限定されますが、このユーティリティを使用してウェブサーバのバージョンを以前のバージョンに戻すこともできます。このユ
ーティリティは、ウェブサーバのインストール時に次のデフォルトの場所に保存されます。
Windows オペレーティングシステムを実行しているシステムC:\Program Files\Dell\SysMgt\omsa\wsupdate
Linux オペレーティングシステムを実行しているシステム/opt/dell/srvadmin/lib64/openmanage/wsupdate
必要なバージョンの Tomcat ウェブサーバパッケージをダウンロードし、コマンドプロンプトからユーティリティを実行できます。Tomcat ウェブサーバコア配布パ
ッケージを tomcat.apache.org からダウンロードしてください。配布パッケージは .zip または .tar.gz ファイルである必要があり、Windows インストーララッパ
ーパッケージはサポートされていません。
ウェブサーバをアップデートするには、wsupdate フォルダに移動して、次のコマンドを実行します。
Windows の場合omwsupdate.bat [SysMgt folder path] [apache-tomcat.zip/.tar.gz file path]
Linux の場合omwsupdate.sh [srvadmin folder path] [apache-tomcat.zip/.tar.gz file path]
デフォルトの SysMgt フォルダパスは C:\Program Files\Dell\SysMgt であり、srvadmin フォルダのパスは /opt/dell/srvadmin です。
Server Administrator コマンドラインインタフェースの使い
Server Administrator コマンドラインインタフェースCLIを使うと、ユーザーはモニタしているシステムのオペレーティングシステムのコマンドプロンプトから必
要なシステム管理タスクを実行できます。
CLI を使うと、タスクがきちんと定義されているユーザーが、システムに関する情報を迅速に取得できます。CLI を使うと、たとえば管理者がコマンドを使っ
て、特定の時刻に実行するバッチプログラムまたはスクリプトを書くことができます。これらのプログラムを実行すると、ファン
RPM のような関心のあるコンポ
ーネントに関するレポートをキャプチャできます。さらにスクリプトを書くことにより、CLI を使ってシステム利用率が高い期間中のデータをキャプチャし、システ
ム利用率が低い期間の同じ測定と比較できます。コマンドの結果は、ファイルに保存して後に分析できます。レポートにより、管理者は、使用パタンを調
整し、新しいシステムリソースの購入を正当化し、問題のコンポーネントの正常性に焦点を当てるのに役立つ情報を入手することができます。
Server Administrator の使用
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