Users Guide
メモ: ソフトウェア RAID コントローラを使用して仮想ディスクを作成するときは、その仮想ディスクにリンクされている物理ディスクに関連する情
報が、短時間の遅延後、Storage Management に列挙または表示されます。情報表示の遅れは、機能制限の原因にはなりません。パーシャ
ル仮想ディスクを作成している場合は、
Storage Management で、各パーシャル仮想ディスクの作成プロセスの間に十分な時間の余裕を持
たせることが推奨されます。
メモ: ソフトウェア RAID S110 および S130 コントローラ上で、物理ディスク(SATA SSD または HDD)が仮想ディスクから削除され、同じ物理
ディスクが一瞬の間に即座に仮想ディスクに再挿入され(ホットプラグ)た場合、仮想ディスクの状態は 準備ができましたと表示され、物理デ
ィスクの状態は
オンラインとして表示されます。ただし、同じ物理ディスクが少しの遅延の後に再挿入されると、仮想ディスクの状態が 劣化と
して表示され、物理ディスクの状態は準備ができましたと表示されます。
メモ: ソフトウェア RAID コントローラでは、仮想ディスクを作成できるのは SATA ドライブを使用した場合のみです。
関連リンク
仮想ディスクあたりのディスク数
Linux を実行するシステムでの仮想ディスクに関する考慮事項
Linux オペレーティングシステムのバージョンによって、仮想ディスクサイズは 1TB に制限されます。1TB 以上の仮想ディスクを作成する前に、オペレーティン
グシステムがこの仮想ディスクサイズをサポートしているかどうかを確認してください。お使いのオペレーティングシステムのサポート内容は、そのオペレーティン
グシステムのバージョンおよびこのオペレーティングシステムに対して実行したアップデートや修正の内容によって異なります。また、周辺機器の容量が 1TB
超の仮想ディスクに対応しているかも調べてください。詳細に関しては、ご使用のオペレーティングシステムおよび周辺機器のマニュアルを参照してくださ
い。
仮想ディスクあたりのディスク数
仮想ディスクに含める物理ディスク数には制限があります。これらの制限はコントローラによって異なります。仮想ディスクの作成で、コントローラは一部の
ストライプとスパン(物理ディスクのストレージを組み合わせる方法)をサポートします。ストライプとスパンの合計数が制限されているため、使用できる物
理ディスク数も限られます。ストライプとスパンの制限によって、連結および RAID レベルは次のような影響を受けます。
• 最大スパン数は、RAID 10 、RAID 50、および RAID 60 に影響します。
• 最大ストライプ数は、RAID 0、RAID 5、RAID 50、RAID 6 および RAID 60 に影響します。
• 1 つのミラー内の物理ディスク数は常に 2 です。このプロパティは RAID 1 および RAID 10 に影響します。
RAID 50 および RAID 60 の場合、他の RAID レベルで使用できる数以上の物理ディスクを使用することができます。ファームウェアバージョン 6.1 を搭載
した
SAS コントローラ上の RAID 10 は最大 256 の物理ディスクを使用できます。ただしコントローラのコネクタ数は、RAID 10、RAID 50、または RAID
60 を使用したときに仮想ディスクに含める物理ディスク数を制限します。これは、限られた数の物理ディスクしか物理的にコントローラに接続できないため
です。
仮想ディスクがサポートする物理ディスクの最大数に関する情報は、「サポートされる機能」でコントローラの仮想ディスク要件を参照してください。
関連リンク
PERC S100、S110、S130、および S300 コントローラの仮想ディスクに関する考慮事項
コントローラごとの仮想ディスク数
コントローラで作成可能な仮想ディスク数には制限があります。コントローラがサポートする仮想ディスクの最大数に関しては、「対応機能」でそのコントロ
ーラ用の仮想ディスク仕様を参照してください。
仮想ディスク
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