Users Guide
システムへの新しいディスクの追加
新しい物理ディスクをシステムに追加するには、次の手順を実行します。
1 新しい物理ディスク(単数か複数)または物理デバイスの取り付けまたは接続を行います。取り付けまたは接続の詳細に関しては、ディスク付属の
マニュアルを参照してください。
2 次の手順を実行します。
SAS コントローラ向け
SAS コントローラ向けの場合は、以下を実行する必要があります。
1 システムが新しいディスクを識別したことを確認するアラートを、アラートログでチェックします。2052 または 2294 アラートを受け取る場合があります。
アラートメッセージに関しては、『Server Administrator メッセージリファレンスガイド』を参照してください。
2 更新()をクリックするか、画面を変更して 表示内容を更新します。
メモ: 右ペインにある 更新 ボタンをクリックすると、右ペインのみが更新されます。左ペインのツリービューで新しい物理ディスクを表
示するには、左ペインの上部に表示されたシステム名をクリックするか、ブラウザで
表示 > 更新 とクリックします。
表示を更新すると、新しい物理ディスクまたは物理デバイスがツリービューに表示されます。新しいディスクが表示されない場合は、コンピュータを再
起動してください
関連情報
• 仮想ディスクの一部となっているディスクを交換する場合は、「ディスクの交換」を参照してください。
• 仮想ディスク内に新しいディスクを含める場合は、「コントローラの仮想ディスクに関する考慮事項」を参照してください。
• 詳細については、「RAID コントローラテクノロジ:SATA および SAS」を参照してください。
SMART アラートを受けた物理ディスクの交換
SMART(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)アラートは、ディスクが間もなく障害を起こす可能性があることを予測するメッセージ
です。物理ディスクが
SMART アラートを受け取っている場合は、ディスクを交換してください。次の手順に従って SMART アラートを受け取っているディス
クを交換します。
ディスクが冗長仮想ディスクの一部になっている場合
注意
: データロスの可能性を避けるため、SMART アラートを受信した物理ディスクを取り外す前に、整合性チェックを行ってください。整合性
チェックは、冗長仮想ディスク内ですべてのデータがアクセス可能であることを確認し、不良ブロックがあるときには冗長性を使ってそれを修正
します。場合によっては、整合性チェックを実行しないと、データロスが発生する可能性があります。たとえば、SMART アラートを受信している
物理ディスクに不良ディスクブロックが存在し、整合性チェックを行わないでディスクを取り外すと発生する可能性があります。
1 SMART アラートを受信している物理ディスクを含む冗長仮想ディスクを選択し、整合性チェック タスクを実行します。詳細については、「整合性チ
ェックの実行」を参照してください。
2 SMART アラートを受信しているディスクを選択し、オフライン タスクを実行します。
3 ディスクを手動で取り外します。
4 新しいディスクを挿入します。新しいディスクが、交換するディスクと同一以上のサイズがあることを確認します。一部のコントローラでは、交換するデ
ィスクよりもサイズが大きなディスクを挿入しても、余分のディスク容量を使用できない場合があります。ディスク容量の考慮事項の詳細に関しては、
「コントローラの仮想ディスクに関する考慮事項」を参照してください。
5 準備完了状態のディスクをホットスペアとして割り当てます。この手順の完了後、仮想ディスクは冗長であるため、再構築が自動的に開始されま
す。
物理ディスクまたは物理デバイス
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