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SNMP コミュニティ名の変更
SNMP のコミュニティ名を設定すると、どの管理ステーションが SNMP を介してシステムを管理できるかが決まります。管理アプリケーションで使用される
SNMP コミュニティ名は、管理アプリケーションが Server Administrator から管理情報を取得できるように、Server Administrator を実行しているシステ
ムで設定されている SNMP コミュニティ名と一致する必要があります。
Server Administrator を実行するシステムから、管理情報を取得するために使用されるデフォルトの SNMP コミュニティ名を変更するには、以下の手順
を行います。
1 SNMP エージェントの構成ファイル、/etc/snmp/snmpd.conf を開きます。
2 rocommunity public 127.0.0.1. という行を探します。
3 public を新しい SNMP コミュニティ名に置き換えてこの行を編集します。編集後、新しい行は、rocommunity community_name
127.0.0.1. のようになります。
4 SNMP 設定の変更を有効にするには、systemctl restart snmpd と入力して SNMP エージェントを再起動します。
対応 VMware ESXi 6.X オペレーティングシステムが実行されるシステムにおける
SNMP エージェントの設定
Server Administrator は、VMware ESXi 6.X SNMP トラップをサポートします。スタンドアロンライセンスのみがある場合は、VMware ESXi オペレー
ティングシステムでの SNMP 設定が失敗します。必要な SNMP サポートがないため、Server Administrator VMware ESXi 6.X での SNMP Get
よび Set 操作をサポートしません。管理ステーションに SNMP トラップを送信するように VMware ESXi 6.X を実行しているシステムを設定するには、
VMware vSphere コマンドラインインタフェースCLIが使用されます。
メモ
: VMware vSphere CLI 使用方法については、 vmware.com/support を参照してください。
SNMP トラップを管理ステーションに送信するためのシステム設定
Server Administrator は、センサーおよびその他の監視パラメータのステータス変更に対して、SNMP トラップを生成します。管理ステーションに SNMP
トラップを送信するには、Server Administrator を実行しているシステム上で 1 つ、または複数のトラップ先を設定する必要があります。
管理ステーションにトラップを送信するように Server Administrator を実行するお使いの ESXi システムを設定するには、次の手順を実行します。
1 VMware vSphere CLI をインストールします。
2 VMware vSphere CLI をインストールしたシステム上で、コマンドプロンプトを開きます。
3 VMware vSphere CLI がインストールされたディレクトリを変更します。Linux のデフォルトロケーションは /usr/bin です。Windows のデフォルトロケ
ーションは C:\Program Files\VMware\VMware vSphere CLI\bin です。
4 次のコマンドを実行します: vicfg-snmp.pl --server <server> --username <username> --password <password>
-c <community> -t <hostname> @162/<community>
ここで、<server> ESXi システムのホスト名または IP アドレス、<username> ESXi システム上のユーザー、<community> SNMP
コミュニティ名、<hostname> は管理ステーションのホスト名または IP アドレスを指します。
メモ: .pl の拡張子は、Linux では必要ありません。
メモ: ユーザー名とパスワードを指定しないと、入力を求めるプロンプトが表示されます。
SNMP のトラップ設定は、サービスを再起動する必要なく、直ちに反映されます。
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設定と管理