Users Guide
Table Of Contents
- Dell EMC OpenManage Server Administrator バージョン 9.1 ユーザーズガイド
- はじめに
- 設定と管理
- Server Administrator の使用
- Server Administrator サービス
- Server Administrator ログ
- Remote Access Controller の操作
- アラート処置の設定
- トラブルシューティング
- よくあるお問い合わせ(FAQ)

特定のリモートホストから Server Administrator を実行中のシステムへの SNMP アクセスを有効にするには、SNMP エージェント設定ファイル、/etc/
snmp/snmpd.conf
を編集し、次のステップを実行してください。
1 rocommunity public 127.0.0.1 という行を探します。
2 この行を編集またはコピーして、127.0.0.1 の部分をリモートホストの IP アドレスに書き換えます。編集後、新しい行は、rocommunity public
IP_address
のようになります。
メモ: 各リモートホストに対し rocommunity 指令を追加することにより、複数の特定リモートホストからの SNMP アクセスを有効にで
きます。
3 SNMP 設定の変更を有効にするには、systemctl restart snmpd と入力して SNMP エージェントを再起動します。
SNMP コミュニティ名の変更
SNMP のコミュニティ名を設定すると、どの管理ステーションが SNMP を介してシステムを管理できるかが決まります。管理アプリケーションで使用される
SNMP コミュニティ名は、管理アプリケーションが Server Administrator から管理情報を取得できるように、Server Administrator を実行しているシステ
ムで設定されている SNMP コミュニティ名と一致する必要があります。
Server Administrator を実行するシステムから、管理情報を取得するために使用されるデフォルトの SNMP コミュニティ名を変更するには、以下の手順
を行います。
1 SNMP エージェントの構成ファイル、/etc/snmp/snmpd.conf を開きます。
2 rocommunity public 127.0.0.1. という行を探します。
3 public を新しい SNMP コミュニティ名に置き換えてこの行を編集します。編集後、新しい行は、rocommunity community_name
127.0.0.1. のようになります。
4 SNMP 設定の変更を有効にするには、systemctl restart snmpd と入力して SNMP エージェントを再起動します。
対応 Ubuntu Server が実行されるシステムでの SNMP エージェントの設定
Server Administrator は、net-snmp エージェントに提供される SNMP サービスを使用します。SNMP エージェントを設定して、リモートホストからの
SNMP アクセスを有効にし、コミュニティ名を変更し、管理ステーションにトラップを送信することができます。OpenManage Essentials などの管理アプリケ
ーションと適切に対話できるよう SNMP エージェントを設定するには、次の項の手順を実行します。
メモ
: SNMP 設定の詳細については、オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
Server Administrator SNMP インストールアクション
Server Administrator SNMP は、SMUX プロトコルを使用して SNMP エージェントと通信します。Server Administrator SNMP が SNMP エージェン
トと接続すると、SNMP エージェントにオブジェクト識別子を送信して、自身を SMUX ピアと識別します。SMUX をサポートするには、オブジェクト識別
子を
SNMP エージェントで設定する必要があります。Server Administrator が SMUX プロトコルで機能するには、下のステップに従って、SNMP エージ
ェント設定ファイルを有効にする必要があります。
• SNMP エージェントの構成ファイル、./etc/default/snmpd を開きます。
• 設定ファイルで使用可能なデフォルトのオプションは、SNMPDOPTS='-Lsd -Lf /dev/null -u snmp -g snmp -I -
smux,mteTrigger,mteTriggerConf -p /run/snmpd.pid' です
• 上記のデフォルト設定では SMUX モジュールは無効にされます。
• snmpd が SMUX をサポートするには、設定を次のように変更します。SNMPDOPTS='-Lsd -Lf /dev/null -u snmp -g snmp -p /run/snmpd.pid'
SNMP エージェント設定ファイル ./etc/snmp/snmpd.conf に追加します
smuxpeer .1.3.6.1.4.1.674.10892.1
• SNMP 設定の変更を有効にするには、systemctl restart snmpd を使用して SNMP エージェントを再起動します。
設定と管理
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