Users Guide
仮想ディスク
仮想ディスクとは、RAID コントローラによって 1 つまたは複数の物理ディスクから作成されたストレージを意味します。仮想ディ
スクは複数の物理ディスクから作成されますが、オペレーティングシステムはこれを 1 つのディスクとして認識します。使用する
RAID レベルによって、ディスク障害発生時に仮想ディスクが冗長データを保持したり、特定の性能属性を備えています。詳細に関
しては、「RAID の概念についての理解」を参照してください。
メモ: 仮想ディスクは RAID コントローラでのみ作成できます。
トピック:
• 仮想ディスクを作成する前の考慮事項
• 仮想ディスクの作成
• 仮想ディスクの再構築または移行
• 仮想ディスク再構成と容量拡張の開始とターゲット RAID レベル
• 冗長仮想ディスクの整合性の維持
• 冗長情報の再構築
• 仮想ディスクの不良ブロックの管理
• 不良ブロックのクリアに関する推奨事項
• 仮想ディスクプロパティおよびタスク
• 物理ディスク — 使用できるタスク
• 仮想ディスク作成の簡易設定ウィザード
• 仮想ディスク作成の簡易設定ウィザード(手順 2)
• 仮想ディスク作成の詳細設定ウィザード
• 仮想ディスク作成の詳細設定ウィザード(手順 2)
• 仮想ディスク作成の詳細設定ウィザード(手順 3)
• スパン編集
• 仮想ディスクの再設定(手順 1/3)
• Storage Management での再設定の検索方法
• 仮想ディスクタスク - 再設定(手順 2/3)
• 仮想ディスク容量拡張のための仮想ディスクの再設定 - 手順 2/3
• 仮想ディスクタスク - 再設定(手順 3/3)
• 低速および高速初期化
• ディスクのフォーマットまたは初期化
• 仮想ディスクの削除
• 仮想ディスクの名前変更
• 仮想ディスクのポリシーの変更
• ミラーの分割
• ミラーの解除
• 専用ホットスペアの割り当てと割り当て解除
• 仮想ディスクタスク - メンバーディスクの交換(手順 1/2)
• 仮想ディスクタスク - メンバーディスクの交換(手順 2/2)
仮想ディスクを作成する前の考慮事項
異なるコントローラでは仮想ディスクの実装方法にそれぞれ特徴があります。これらの特徴には、ディスク容量の使用方法、コン
トローラごとの仮想ディスク数などがあります。コントローラで仮想ディスクを作成する前にこれらの特徴について理解しておく
と役立ちます。
次の項目では、仮想ディスクに適用されるコントローラ情報について説明します。
• コントローラの仮想ディスクに関する考慮事項
• 冗長仮想ディスクおよび非冗長仮想ディスクに同じ物理ディスクを使用することに関連する問題
• Linux を実行するシステムでの仮想ディスクに関する考慮事項
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