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エンクロージャとバックプレーン
物理ディスクはエンクロージャに収容、またはシステムのバックプレーンに接続することができます。エンクロージャはシステムに
外部接続されますが、バックプレーンとその物理ディスクはシステム内蔵です。
トピック:
• バックプレーン
• エンクロージャ
• エンクロージャ管理
• エンクロージャの空いているコネクタの特定
• エンクロージャコンポーネント
バックプレーン
バックプレーン オブジェクトは、Storage Management ツリー表示でコントローラを展開することによって表示できます。Storage
Management はバックプレーンおよび接続された物理ディスクの状態を表示します。バックプレーンはエンクロージャに似ていま
す。バックプレーンで、コントローラのコネクタと物理ディスクはエンクロージャに接続されますが、外部エンクロージャに関連付
けられた管理機能(温度プローブ、アラームなど)はありません。
エンクロージャ
Storage Management はさまざまなエンクロージャと、それらのコンポーネントの管理を可能にします。エンクロージャに収容され
た物理ディスクの管理に加え、エンクロージャのファン、電源装置、温度プローブの状態も監視できます。これらのコンポーネント
は、Storage Management ツリービューでコントローラ、コネクタ、エンクロージャのオブジェクトを展開して表示できます。
Storage Management ではエンクロージャをホットプラグすることができます。ホットプラグとは、オペレーティングシステムの実
行中に、コンポーネントをシステムに追加することを意味します。
メモ: この機能を使用するには、コントローラに接続された物理デバイスに最新のファームウェアが搭載されている必要があり
ます。最新のサポート対象ファームウェアについては、サービスプロバイダにお問い合わせください。
エンクロージャをホットプラグまたはホット再設定した後で左のツリーを更新すると、状態と設定の変更が表示されます。システ
ムを再起動する必要はありません。
メモ: Storage Management ではエンクロージャのホット取り外しはできません。システムをリブートすると Storage
Management でこの変更が反映されます。
Storage Management は、アラートログに表示されるアラートでエンクロージャの状態変化を通知します。
次の項では、Storage Management が提供するエンクロージャコンポーネントおよび管理機能の詳細について説明しています。
• MX5016s
• エンクロージャとバックプレーンの正常性
• エンクロージャおよびバックプレーンのプロパティおよびタスク
MX5016s
MX5016s は、PowerEdge モジュラーサーバで使用可能な物理ストレージ以外の拡張ストレージアクセスを提供する、ブレードシャー
シに接続されているストレージスレッドです。これは、単一シャーシで最大 6 台の前面の PSU と最大 4 台のファンをサポートしま
す。最大 16 台の HDD(SAS / SED / SSD)を取り付けることができます。ブレードシャーシの背面には IO モジュールが接続されて
います。このプラットフォームでは、MX5016s に接続されているディスクにアクセスするために、これらの IO モジュールを活用し
ます。SATA ディスクは計算ノードのみをサポートします。
MX5016s に接続されたハードドライブは、次の 2 つの方法で PowerEdge モジュラーサーバにマップできます。
• スロットマッピング:スロットマッピングでは、ハードドライブを特定の PowerEdge モジュラーサーバのスロットにマップする
ことができます。MX5016s のスロットレベルマッピングは計算ノードから可能です。1 台の計算ノードと 3 台の MX5016s があ
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