Users Guide
表 2. コンポーネントの重大度
重大度 コンポーネントの状態
正常 /OK — コンポーネントは正常に動作しています。
警告 / 非重要 — プローブまたはその他の監視デバイスによっ
て許容値以上または許容値以下のコンポーネントの測定値が検
出されています。コンポーネントは機能するかもしれませんが
故障する可能性があります。コンポーネントはまた、正常な状
態で機能していない可能性があります。データが失われる可能
性があります。
重要 / 障害 / エラー / 致命的 — コンポーネントが故障してい
るか、故障が差し迫った状態です。コンポーネントに対して迅
速な対応が必要で、交換が必要な場合もあります。データ損失
が発生している可能性があります。
関連概念
ストレージコンポーネントの正常性状態の特定
ストレージプロパティおよび現在の動作
情報 / 設定 画面には、ストレージコンポーネントに関する情報が表示されます。これらのプロパティには、コントローラ上のコネ
クタ番号(チャネルまたはポート)またはエンクロージャ管理モジュール(EMM)ファームウェアバージョンなどの詳細が含まれて
います。
状況 および 進行状況 プロパティには、コンポーネントの現在の動作が表示されます。たとえば、オフラインの物理ディスクには
オフライン状況が表示され、進行プロパティでは、操作(再構築など)完了までの時間が表示されます。
次項で各コンポーネントのプロパティについて説明します。
• ストレージ情報およびグローバルタスク
• コネクタのプロパティおよびタスク
• エンクロージャおよびバックプレーンのプロパティおよびタスク
• 物理ディスクまたは物理デバイスのプロパティ
• 仮想ディスクプロパティおよびタスク
アラートまたはイベント
ストレージ動作により、アラートログにアラートまたはイベントが生成されます。アラートには正常動作についての情報提供のみを
目的とするものもありますが、それ以外のアラートは、すぐに対処を必要とする異常動作を示します。アラートと対応処置の詳細
に関しては、『Server Administrator
メッセ
ー
ジリファレンスガイド
』を参照してください。
RAID コントローラにおけるディスクの信頼性のモニ
タ
Storage Management は SMART が有効になっている物理ディスク上の SMART(Self Monitoring Analysis and Reorting Techology)を
サポートします。
SMART は各ディスクで予測される障害の分析を行い、障害が予測された場合はアラートを送信します。RAID コントローラは障害
予測のために物理ディスクをチェックし、障害の可能性が見つかるとその情報を Storage Management に伝えます。Storage
Management は直ちにディスクにアラートアイコンを表示します。さらに Storage Management はアラートログと Microsoft
Windows アプリケーションログにもアラートを送信します。
メモ: コントローラの I/O の一時停止時に、SMART アラートを受け取らない場合があります。
ストレージ状態およびタスクへのクイックアクセス 27