Users Guide
RAID 10 の特徴
• n 個のディスクを(n/2)ディスクの容量を持つ 1 つの大容量仮想ディスクとしてグループ化します。ここで n は偶数を表しま
す。
• データのミラーイメージは物理ディスクのセット全体にストライピングされます。このレベルでは、ミラーリングを通じて冗長
性が実現されます。
• いずれかのディスクで障害が発生しても、仮想ディスクの動作は中断されません。データは、ミラーリングされていて障害の発
生していないディスクから読み取られます。
• 読み取りおよび書き込みパフォーマンスが向上します。
• 冗長性でデータを保護します。
RAID レベルと連結のパフォーマンスの比較
次の表は、最も一般的な RAID レベルに関するパフォーマンスの特徴を比較したものです。この表は、RAID レベルを選択する際の
一般的な指針です。使用する環境条件を評価した後で RAID レベルを選択してください。
メモ: 次の表には、Storage Management でサポートされているすべての RAID レベルが表示されているわけではありません。
Storage Management でサポートされるすべての RAID レベルの詳細に関しては、「RAID レベルと連結の選択」を参照してく
ださい。
表 1. RAID レベルと連結のパフォーマンスの比較
RAID レベル データの可用性 読み取りパフォ
ーマンス
書き込みパフォ
ーマンス
再構築パフォー
マンス
必要な最小ディ
スク数
使用例
連結 ゲインなし ゲインなし ゲインなし 該当なし コントローラに
よって 1 または 2
冗長 RAID レベ
ルよりも高いコ
スト効率。非重
要データ向き。
RAID 0 なし 大変良好 大変良好 該当なし N 非重要データ。
RAID 1 優秀 大変良好 良 良 2N(N = 1) 小規模のデータ
ベース、データ
ベースログ、およ
び重要情報。
24 RAID の概念について