Users Guide
ハードウェア問題の特定
ハードウェアデバイスに関する タイムアウト アラートを受信したり、それ以外にシステムに接続したデバイスにハードウェアエ
ラーが生じていると考えられる場合は、次の操作を行って問題を確認してください。
• ケーブルが正しく接続されているか確認します。
• ケーブルが正しく接続されているにもかかわらず問題が発生する場合は、デバイスケーブルを外してからシステムを再起動して
ください。システムが正常に再起動する場合は、デバイスの 1 つに欠陥がある可能性があります。ハードウェアについての詳細
は、ハードウェアデバイスのマニュアルを参照してください。
故障したディスクの交換
次の状況では、故障したディスクを交換する必要がある可能性があります。
• 冗長仮想ディスクの一部になっている故障ディスクの交換
• 非冗長仮想ディスクの一部になっている故障ディスクの交換
冗長仮想ディスクの一部になっている故障ディスクの交換
故障したディスクが冗長仮想ディスクの一部である場合、ディスクの故障でデータが失われることはありません。ただし、追加の
ディスクが故障するとデータ損失の原因となることがあるので、エラーディスクは即座に交換する必要があります。
冗長仮想ディスクにホットスペアが割り当てられている場合、故障したディスクのデータはホットスペア上に再構築されます。再
構築後、これまでホットスペアだったディスクは通常の物理ディスクとして機能し、仮想ディスクはホットスペアがなくなりま
す。この場合、故障したディスクを交換して、代替ディスクをホットスペアとして割り当てる必要があります。
メモ: 冗長仮想ディスクにホットスペアが割り当てられていない場合は、「SMART アラートを受けた物理ディスクの交換」で説
明されている手順に従って故障したディスクを交換します。
ディスクの交換
冗長仮想ディスクの一部になっている故障ディスクを交換するには、次の手順を実行します。
1. 故障したディスクを取り外します。
2. 新しいディスクを挿入します。新しいディスクには、故障ディスクのメモリ容量と同じ、またはそれ以上の容量があるように
してください。一部のコントローラでは、より大きなサイズのディスクを挿入しても、追加ディスク容量を使用できない場合
が’あります。
仮想ディスクは冗長であるため、再構築が自動的に開始されます。
ホットスペアの割り当て
仮想ディスクにホットスペアがすでに割り当てられている場合、故障したディスクからのデータがすでにホットスペアに再構築さ
れている可能性があります。この場合、新しいホットスペアを割り当てる必要があります。
非冗長仮想ディスクの一部になっている故障ディスクの交換
故障した物理ディスクが非冗長仮想ディスク(RAID 0 など)の一部である場合、単一物理ディスクの故障によって仮想ディスク全
体が不具合を起こすことがあります。続行するには、前回のバックアップ取得時間を確認し、それ以降に新しいデータが仮想ディ
スクに書き込まれていないかどうか確認する必要があります。
バックアップが最近行われ、ディスクに必要な新しいデータがない場合は、バックアップからデータを復元できます。
ディスクの交換
1. 障害状態にある仮想ディスクを削除します。
2. 故障した物理ディスクを取り外します。
3. 新しい物理ディスクを挿入します。
4. 新しい仮想ディスクを作成します。
5. バックアップから復元します。
126 トラブルシューティング