Users Guide
ポリシーの変更 タスクでは、仮想ディスクの読み取り、書き込み、またはキャッシュポリシーを変更することができます。読み取
り、書き込み、およびキャッシュのポリシーへの変更は、選択した仮想ディスクにのみ適用されます。このタスクは、コントロー
ラ上のすべての仮想ディスクのポリシーを変更するものではありません。
メンバーディスクの交換
お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。
メンバーディスクの交換 タスクは、メンバー設定の交換 オプションを提供することにより、仮想ディスクのメンバーである物理デ
ィスクから別の物理ディスクにデータをコピーすることを可能にします。異なるアレイグループから複数のデータコピーを開始で
きます。
仮想ディスクの不良ブロックのクリア
お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。
仮想ディスクの不良ブロックのクリア タスクでは、仮想ディスク上の不良ブロックをクリアすることができます。CLI コマンド
omconfig clearvdbadblocks は、対象ドライブ上の不良ブロックをクリアするために使用します。このコマンドでは、PERC
ファームウェアが仮想ディスクのために維持している不良ブロックのテーブルを消去して、キャッシュされたエラーのみをコント
ローラからクリアします。この機能は PERC H730P MX および PERC H745P MX のみに適用されます。
仮想ディスクの暗号化
お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。
仮想ディスクの暗号化 タスクは、暗号化されていない仮想ディスクを暗号化します。この機能は以下の条件を満たすコントローラ
にのみ適用できます。
• 暗号化に対応している(PERC H730P MX および PERC H745P MX)
• 暗号化キーがある
• 自己暗号化ドライブ(SED)仮想ディスクがある
仮想ディスク作成の簡易設定ウィザード
使用しているコントローラはこの機能をサポートしていますか?「対応機能」を参照してください。
仮想ディスクの作成ウィザード では、ウィザードの種類と RAID レベルを選択できます。仮想ディスク作成の簡易設定ウィザード
では、使用可能な容量とコントローラの考慮事項に基づいて適切な仮想ディスク設定を算出します。仮想ディスクの設定を独自で
選択するには、詳細設定ウィザード オプションを選択します。
仮想ディスクを作成する前に、「仮想ディスクを作成する前の考慮事項」の情報をよくお読みください。「RAID レベルと連結の選択」
も確認してください。
メモ: このタスクは、HBA モードで実行されている PERC ハードウェアコントローラではサポートされません。
仮想ディスク作成の簡易設定ウィザード を使用して仮想ディスクを作成するには、次の手順を実行します。
1. Server Administrator ウィンドウで、システム > ストレージ の順に展開します
2. コネクタ 0 (RAID) をクリックします。
コントローラ上の仮想ディスク <コントローラ名> ページ が表示されます。
3. 仮想ディスクの作成ウィザードに進む をクリックします。
仮想ディスクの作成ウィザード(手順 1)<コントローラ名> ページが表示されます。
4. 簡易設定ウィザード オプションを選択し、ドロップダウンリストから RAID レベル を選択します。
• コントローラによっては、連結 で複数のディスクのストレージ容量を組み合わせたり、1 台の物理ディスクを使用して仮想
ディスクを作成したりできます。連結 を使用する際にサポートされる物理ディスクの数の詳細については、「仮想ディスク
あたりのディスク数」を参照してください。連結 では、データの冗長性を提供したり、読み取り / 書き込みの性能に影響を
及ぼしたりしません。
• ストライピング用の RAID 0 を選択します。この選択は、n 台のディスクを n 台分のディスク容量を持つ 1 台の大容量仮想
ディスクとしてグループ化します。データは交互にディスクに保管されるため、均等に配分されます。データ冗長性はこの
モードでは使用できません。読み取り / 書き込み性能が向上します。
• ディスクのミラーリング用の RAID 1 を選択します。この選択は、2 台のディスクを 1 台分のディスク容量を持つ 1 台の仮想
ディスクとしてグループ化します。データは両方のディスクに複製されます。ディスクが故障しても仮想ディスクは機能し
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