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SNMP コミュニティ名の変更
SNMP のコミュニティ名を設定すると、どのシステムが SNMP を介してシステムを管理できるかが決まります。管理アプリケーションで使用される SNMP
ミュニティ名は、管理アプリケーションが Server Administrator から管理情報を取得できるように、Server Administrator を実行しているシステムで設定
されている
SNMP コミュニティ名と一致する必要があります。
Server Administrator を実行するシステムから、管理情報を取得するために使用される SNMP コミュニティ名を変更するには、以下の手順を行いま
す。
1 SNMP エージェントの構成ファイル、/etc/snmp/snmpd.conf を開きます。
2 com2sec publicsec default public または com2sec notConfigUser default public. という行を探します。
メモ: IPv6 の場合は、com2sec6 notConfigUser default public という行を探します。また、ファイルにテキスト
agentaddress udp6:161 を追加します。
3 この行を編集し、public を新しい SNMP コミュニティ名に置き換えます。編集後、新しい行は、com2sec publicsec default
community_name または com2sec notConfigUser default community_name. のようになります。
4 SNMP 設定の変更を有効にするには、systemctl restart snmpd . と入力して SNMP エージェントを再起動します。
SNMP トラップを管理ステーションに送信するためのシステム設定
Server Administrator は、センサーおよびその他の監視パラメータのステータス変更に対して、SNMP トラップを生成します。管理ステーションに SNMP
トラップを送信するには、Server Administrator を実行しているシステム上で 1 つ、または複数のトラップ先を設定する必要があります。
Server Administrator を実行しているシステムで管理ステーションにトラップを送信するように設定するには、SNMP エージェント設定ファイル、/etc/
snmp/snmpd.conf
を編集して次のステップを実行します。
1 trapsink IP_address community_name 行をファイルに追加します。ここで、IP_address は管理ステーションの IP アドレスで、
community_name SNMP コミュニティ名です。
2 SNMP 設定の変更を有効にするには、systemctl restart snmpd と入力して SNMP エージェントを再起動します。
対応 SUSE Linux Enterprise Server が実行されるシステムでの SNMP エージェ
ントの設定
Server Administrator は、net-snmp エージェントに提供される SNMP サービスを使用します。SNMP エージェントを設定して、リモートホストから
SNMP へのアクセスの有効化、コミュニティ名の変更、Set 操作の有効化、管理ステーションへのトラップ送信ができます。OpenManage Essentials など
の管理アプリケーションと適切に対話できるよう
SNMP エージェントを設定するには、次の項の手順を実行します。
メモ
: SNMP 設定の詳細については、オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
Server Administrator SNMP インストールアクション
Server Administrator SNMP は、SMUX プロトコルを使用して SNMP エージェントと通信します。Server Administrator SNMP SNMP エージェン
トと接続すると、
SNMP エージェントにオブジェクト識別子を送信して、自身を SMUX ピアと識別します。このオブジェクト識別子は SNMP エージェント
で設定される必要があるため、インストール時に存在しない場合、Server Administrator SNMP エージェント設定ファイルに /etc/snmp/
snmpd.conf
という行を追加します。
smuxpeer .1.3.6.1.4.1.674.10892.1
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設定と管理