Users Guide

データは両方のディスクに複製されます。
いずれかのディスクで障害が発生しても、仮想ディスクは継続して機能します。データは障害のあったディスクのミラーから読み取られます。
読み取りパフォーマンスが向上しますが、書き込みパフォーマンスは若干低下します。
冗長性でデータを保護します。
RAID 1 では冗長性なしでデータを保存するのに必要なディスク数の 2 倍のディスクを使用するため、ディスク容量の点ではより高価です。
RAID レベル 5分散パリティを用いたストライピング
RAID 5 は、データのストライピングをパリティ情報と組み合わせることでデータの冗長性を提供します。物理ディスクをパリティ専用に割り当てるの
ではなく、パリティ情報は物理グループ内のすべての物理ディスクにストライピングされます。
RAID 5 の特徴
n 個のディスクを(n-1)のディスクの容量を持つ 1 つの大容量仮想ディスクとしてグループ化します。
冗長情報(パリティ)はすべてのディスクに交互に保存されます。
ディスクに障害が発生すると、仮想ディスクはまだ機能しますが、劣化状態で動作します。データは障害の発生していないディスクから再構築
されます。
読み込みパフォーマンスが向上しますが、書き込みパフォーマンスは低下します。
冗長性でデータを保護します。
RAID レベル 6追加の分散パリティを用いたストライピング
RAID 6 は、データのストライピングをパリティ情報と組み合わせることでデータの冗長性を提供します。RAID 5 と同様、パリティは各ストライプに分
散されます。ただし RAID 6 では追加の物理ディスクを使用して、ディスクグループ内の各ストライプがパリティ情報を持つ 2 つのディスクブロックを
維持するという方法でパリティを維持します。追加パリティは、2 つのディスクに障害が発生した場合にデータを保護します。次の図には、2 セットの
パリティ情報が P および Q として示されています。
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