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物理ディスクがオフラインまたはエラー状態と表示される
物理ディスクは、破損していたりオフラインになっている場合、または削除されたか初期化された仮想ディスクのメンバーであった場合、エラー状態と
表示されることがあります。このエラーは次の処置によって解決できる場合があります。
• ユーザーが状態を オフライン にした場合は、オンライン ディスクタスクを実行することによってディスクを オンライン 状態に戻します。
• ディスクによるコントローラとの通信を妨げるケーブル、エンクロージャまたはコントローラの問題がないかを調べます。問題を発見して修正した
際に、ディスクが オンライン または 準備完了 状態に戻らない場合は、システムを再起動します。
• ディスクが損傷している場合は交換します。
関連リンク
故障したディスクの交換
置換、センス、または メディア エラーを伴う 不良ブロック アラートの受信
次のアラートまたはイベントは、一部の物理ディスクが破損すると生成されます。
• 2146
• 2147
• 2148
• 2149
• 2150
この破損は、コントローラがディスクのスキャンを必要とする操作を実行するときに検出されます。これらのアラートを引き起こす可能性のある操作
の例は次のとおりです。
• 整合性チェック
• 再構築
• 仮想ディスクフォーマット
• I/O
再構築を行った結果、または仮想ディスクが劣化状態にある間にアラート 2146~2150 を受信する場合、バックアップから復元することなく破損デ
ィスクからデータを回復することはできません。再構築以外の状況でアラート 2146~2150 を受信する場合は、データ回復が可能である場合があ
ります。これらの状況のそれぞれについて次に説明します。
再構築中または仮想ディスクが劣化中にアラート 2146~2150 を受信した場合
次の手順を実行します。
1. 破損した物理ディスクを交換します。
2. 新しい仮想ディスクを作成し、仮想ディスクを完全に再同期化させます。
再同期化が行われている間、仮想ディスクの状態は 再同期中 です。
3. データをバックアップから仮想ディスクに復元します。
I/O、整合性チェック、フォーマット、またはその他の操作中にアラート 2146~2150 を受信した場合
再構築以外の操作を実行中にアラート 2146~2150 を受信した場合は、データ損失を防ぐために破損ディスクをただちに交換します。
次の手順を実行します。
1. 劣化した仮想ディスクを新しい(未使用の)テープドライブにバックアップします。
2. 破損ディスクを交換します。
3. 再構築を行います。
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