Users Guide
最小サイズの仮想ディスクが Windows Disk Management で認識されない
Storage Management で最小許容サイズを使って仮想ディスクを作成した場合、初期化した後でも Windows Disk Management に認識され
ないことがあります。これは、Windows Disk Management が非常に小さい仮想ディスクを認識できるのは、仮想ディスクが動的である場合に限
られるために起こります。Storage Management を使用するときは、大きなサイズの仮想ディスクを作成することが推奨されます。
Linux を実行するシステムでの仮想ディスクエラー
Linux オペレーティングシステムの一部のバージョンでは、仮想ディスクのサイズが 1TB に制限されています。1TB を超える仮想ディスクを作成する
と、システムが次の不具合を起こす場合があります。
• 仮想ディスクまたは論理ドライブへの I/O エラー。
• アクセス不能な仮想ディスクまたは論理ドライブ。
• 想定したサイズよりも小さい仮想ディスクまたは論理ドライブ。
1TB の上限を超える仮想ディスクを作成した場合は、次の手順に従ってください。
1. データをバックアップします。
2. 仮想ディスクを削除します。
3. 1TB より小さい仮想ディスクを 1 つ、または複数作成します。
4. バックアップからデータを復元します。
Linux オペレーティングシステムによって仮想ディスクのサイズが 1TB に制限されているかどうかに関わらず、仮想ディスクのサイズは、オペレー
ティングシステムのバージョン、および実施したアップデートまたは変更に基づきます。オペレーティングシステムに関する詳細は、お使いのオペ
レーティングシステムのマニュアルを参照してください。
冗長仮想ディスクおよび非冗長仮想ディスクに同じ物理ディスクを使用することに関連する問題
仮想ディスクの作成時には、同じ物理ディスクを冗長仮想ディスクと非冗長仮想ディスクの両方に使用しないようにします。これはすべてのコントロ
ーラで同様です。冗長仮想ディスクと非冗長仮想ディスクの両方に同じ物理ディスクを使用すると、データ損失を含む予期しない不具合の原因
となる場合があります。
メモ: SAS コントローラでは、同じ物理ディスクセット上に冗長と非冗長仮想ディスクを作成することはできません。
特定の問題の状況と解決方法
本項では、追加のトラブルシューティング情報について説明します。 次のトピックが含まれます。
• 物理ディスクがオフラインまたはエラー状態と表示される
• 置換、センス、またはメディアエラーで不良ブロックアラートを受信する
• 読み取りおよび書き込み操作で問題が発生する
• タスクメニューオプションが表示されない
• 再起動中に破損ディスクまたはドライブメッセージによって自動チェックの実行が提案される
• Windows が休止状態になった後で間違った状態とエラーメッセージが表示される
• Storage Management で温度プローブ状態のアップデート前に遅延が生じる
• Storage Management で再起動後にストレージデバイス表示の遅延が生じる
• リモートシステムにログインできない
• Microsoft Windows Server 2003 を実行するリモートシステムに接続できない
• Mozilla ブラウザでの仮想ディスク表示エラーの再設定
• 物理ディスクがエンクロージャオブジェクトではなくコネクタオブジェクト下に表示される
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