Users Guide

Storage Management は、次のように最適なスパン構築を計算します。
スパン計算の決定:
* 選択したディスクから活用できるディスク数を計算します。
* I/O パフォーマンスを向上させるためのスパン数の最大化
物理ディスク用のミラーの決定: ミラーは最大限の冗長性を確保するように決定されます。また、アルゴリズムは物理ディスクのミラー
のために、サイズがほとんど同じ物理ディスクとペア化しようとします。ただし、インテリジェントミラーリング では、サイズが冗長性より
も優先されます。
アルゴリズムは次の順序で候補ミラーを決定します。
* エンクロージャと同じレベルで同じサイズのコネクタ全体
* レベルは異なるがサイズが同じのエンクロージャ内のコネクタ全体
* 同じコネクタと同じサイズのディスクに接続されたエンクロージャ全体
* 許容範囲内のサイズ差がある物理ディスクを持つエンクロージャ内
* エンクロージャと同じレベルで許容範囲内のサイズ差があるコネクタ全体
* エンクロージャと同じレベルではないが、許容範囲内のサイズ差の物理ディスクを持ったエンクロージャ内のコネクタ全体
サイズ差が許容範囲外の場合は、ディスクはミラーされず、スパンからドロップされます。スパンの数とスパン内のディスクの数は再計算さ
れます。
メモ: シンプルかつ最適な構成のため、エンクロージャ全体での RAID 10 の設定には インテリジェントミラーリング を使用する
ことを推奨します。
メモ: インテリジェントミラーリング で構成したエンクロージャ全体における冗長性を表示するには、仮想ディスクをクリックし、
代替エンクロージャにある各スパンの物理ディスク ID を表示します。
複数の物理ディスクのスパンにストライピングを実装するには、RAID 50 を選択します。RAID 50 n×s 台のディスクを n-1台分
のディスク容量を持つ
1 つの大きな仮想ディスクとしてグループ化します。ここで、s はスパン数、n は各スパン内のディスク数を表します。
複数の RAID 6 のスパンにストライピングを実装するには、RAID 60 を選択します。RAID 60 n×s 台のディスクを n-2台分のデ
ィスク容量を持つ
1 つの大きな仮想ディスクとしてグループ化します。ここで、s はスパン数、n は各スパン内のディスク数を表します。RAID
60 では、データ保護と読み込み性能は向上しますが、書き込み性能は若干低下します。
8. バスプロトコル を選択します。
利用できるオプションは次のとおりです。
SAS
SATA
9. メディアタイプ を選択します。
利用できるオプションは次のとおりです。
HDD
SSD
バスプロトコル および メディアタイプ についての詳細は、「仮想ディスクプロパティとタスク」を参照してください。
10. 続行 をクリックします。
使用できるコネクタと物理ディスクが記載された 仮想ディスク作成の詳細設定ウィザード手順 2/3- <コントローラ名> ページが開きま
す。
関連リンク
仮想ディスク作成の簡易設定ウィザード
仮想ディスク作成の詳細設定ウィザード手順 2
仮想ディスクの作成ウィザード手順 1<コントローラ名> ページで選択した RAID レベルに応じて、仮想ディスク作成の詳細設定ウィザー
手順 2/3-<コントローラ名> ページに仮想ディスクの設定に使用できるディスクとコネクタ(チャネルまたはポート)が表示されます。
メモ: 暗号化仮想ディスクを作成する場合は、暗号化物理ディスクのみが表示されます。それ以外の場合は、暗号化物理ディスクと
非暗号化物理ディスクの両方が表示されます。
以下は表示例です。
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