Users Guide
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設定と管理
Server Administrator は、ウェブベースおよびコマンドラインのインタフェース両方に対し、役割ベースのアクセス制御(RBAC)、認証、および暗号
化を使用してセキュリティを提供します。
役割ベースのアクセスコントロール
RBAC は特定の役割内のユーザーが実行できる操作を決定して、セキュリティを管理します。各ユーザーには 1 つ、または複数の役割が割り当て
られており、各役割にはその役割内のユーザーが使用できるユーザー権限が
1 つまたは複数割り当てられています。RBAC によってセキュリティ管
理は組織の構造に密接に対応しています。
ユーザー権限
Server Administrator は割り当てられたユーザーのグループ権限に応じて、異なるアクセス権を与えます。ユーザー権限には、ユーザー、パワーユ
ーザー、管理者、昇格管理者の 4 つのレベルがあります。
表
2. ユーザー権限
ユーザー権限のレベル アクセスタイプ 説明
表示 管理
ユーザー 有 無 ユーザー はほとんどの情報を表示できます。
電力ユーザー 有 有 パワーユーザー は、警告しきい値の設定、警告またはエラーイベントが
発生した場合のアラート処置を設定できます。
システム管理者 有 有 管理者 は、シャットダウン処理の設定と実行、システムでオペレーティ
ングシステムが応答しない場合の自動回復処置の設定、ハードウェア
ログ、イベントログ、およびコマンドログのクリアなどを行います。管理者
はまた、電子メールを送信するシステムも設定可能です。
昇格理者(Linux の
み)
有 有 昇格管理者 は情報を表示および管理できます。
Server Administrator
サービスにアクセスするための権限レベル
次の表は、Server Administrator サービスへのアクセスと管理ができるユーザーをまとめたものです。
Server Administrator では、ユーザー権限でログインしたユーザーには読み取り専用のアクセス権、パワーユーザー権限でログインしたユーザーに
は読み取りと書き込みのアクセス権、管理者 または 昇格管理者 権限でログインしたユーザーには読み取り、書き込み、管理のアクセス権が与
えられます。
表
3. Server Administrator サービスの管理に必要な権限
サービス 必要なユーザー権限レベル
表示 管理
計装 ユーザー、パワーユーザー、管理者、昇格管
理者
パワーユーザー、管理者、昇格管理者
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