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メモ: Storage Management では、バッテリを装備しないコントローラに対して ライトキャッシュ有効保護 リシーを選択できませ
ん。この制限によって、停電発生時において、バッテリを装備しないコントローラのデータ損失を防止します。バッテリが装備されて
いないコントローラで
仮想ディスクの作成詳細ウィザード を使用すると、ウィザードは ライトキャッシュ無効 を唯一使用可能なオ
プションとして表示するか、どの書き込みポリシーも表示しません。
ライトキャッシュ無効 コントローラに正常に機能するバッテリが装備されていない場合は、これが唯一使用可能なオプションです。
キャッシュポリシー
お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。
ダイレクト I/O およびキャッシュ I/O ポリシーは、特定の仮想ディスクでの読み取りに適用されます。この設定は先読みポリシーには影響しません。
キャッシュポリシーは次のとおりです。
キャッシュ I/O すべての読み取りがキャッシュメモリでバッファされることを指定します。
ダイレクト I/O 読み取りがキャッシュメモリでバッファされないことを指定します。ダイレクト I/O を使用する場合、データは読み取り要求中
にコントローラキャッシュとホストシステムに同時転送されます。後続の読み取り要求で同じデータブロックからのデータが必要な場合、コントロ
ーラキャッシュから直接読み取ることができます。ダイレクト I/O 設定はキャッシュポリシー設定を上書きしません。ダイレクト I/O はデフォルト
設定です。
メモ: キャッシュポリシーは、バッテリが搭載されていないコントローラではサポートされません。
ディスクキャッシュポリシー
お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。
メモ: ソリッドステートディスクSSDおよび SAS 12 Gbps アダプタは、キャッシュポリシー機能に対応していません。
ディスクキャッシュポリシー機能は、PERC ハードウェアコントローラに接続されている非 RAID SAS/SATA 物理ディスクHDDと、ソフトウェア
RAID S130 コントローラに接続されている RAID SAS/SATA 物理ディスクでサポートされています。この機能は、コントローラのモードに依存せず、
コントローラが RAID または HBA モードで実行されている場合に通常通り機能します。
仮想ディスクの全メンバーの物理ディスクキャッシュポリシーを設定するには、ディスクキャッシュポリシーを有効にします。この機能を有効にすると、
物理ディスクはデータを物理ディスクに書き込む前に物理ディスクキャッシュに書き込みます。データはディスクに書き込むよりもキャッシュに書き込む
方が早いため、この機能を有効にするとシステムのパフォーマンスが向上します。
PERC ハードウェアコントローラに接続されている非 RAID ディスクのディスクキャッシュポリシーのオプションは、次のとおりです。
有効 ディスクキャッシュポリシーは有効です。
無効 ディスクキャッシュポリシーは無効です。
変更なし ディスクはデフォルトの書き込みキャッシュモードを使用します。
メモ: 変更なし オプションは、ファームウェアバージョンが最新の PERC 9 ハードウェアコントローラでのみ適用可能です。
メモ: 物理ディスクのディスクキャッシュポリシー設定を工場 出荷時のデフォルト設定に復元したい場合は、サーバーを再起動する
必要があります。
ソフトウェア RAID S130 コントローラに接続されている RAID ディスクのディスクキャッシュポリシーのオプションは、次のとおりです。
デフォルト ディスクはデフォルトの書き込みキャッシュモードを使用します。
有効 ディスクキャッシュポリシーは有効です。
無効 ディスクキャッシュポリシーは無効です。
非整合 このオプションでは、仮想ディスク内のすべての物理ディスクにおけるディスクキャッシュポリシーが一様ではありません。例えば、ある
仮想ディスクに 3 台の物理ディスクが含まれており、1 台目の物理ディスクのディスクキャッシュポリシーが 有効2 台目の物理ディスクでは
3 台目の物理ディスクでは デフォルト になっている場合がこれに当たります。この場合、その仮想ディスクのディスクキャッシュポリシーの状
態は 非整合 と表示されます。
メモ: SATA ドライブベースの仮想ディスクでは、ディスクキャッシュポリシーのデフォルト設定は有効になっており、SAS ドライブベース
の仮想ディスクでは
無効になっています。
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