Users Guide
アラートまたはイベント
ストレージ動作により、アラートログにアラートまたはイベントが生成されます。アラートには正常動作についての情報提供のみを目的とするものも
ありますが、それ以外のアラートは、すぐに対処を必要とする異常動作を示します。アラートと対応処置の詳細に関しては、『
Server
Administrator
メッセージリファレンスガイド』を参照してください。
RAID コントローラにおけるディスクの信頼性のモニタ
Storage Management は SMART が有効になっている物理ディスク上の SMART(Self Monitoring Analysis and Reorting Techology)をサ
ポートします。
SMART は各ディスクで予測される障害の分析を行い、障害が予測された場合はアラートを送信します。RAID コントローラは障害予測のために
物理ディスクをチェックし、障害の可能性が見つかるとその情報を Storage Management に伝えます。Storage Management は直ちにディスク
にアラートアイコンを表示します。さらに
Storage Management はアラートログと Microsoft Windows アプリケーションログにもアラートを送信しま
す。
メモ: コントローラの I/O の一時停止時に、SMART アラートを受け取らない場合があります。
アラームを使用したエラーの検知
ストレージコンポーネントの一部にはアラームが搭載されており、有効にすると、コンポーネントの障害発生時にアラートを送信します。
関連するリンク
コントローラアラームの有効化
コントローラアラームの有効化
エンクロージャ温度プローブの使用
物理ディスクエンクロージャには温度プローブがあり、エンクロージャが温度の許容範囲を超えると警告が発せられます。
関連するリンク
温度プローブ値の設定
設定変更を表示する際の時間の遅延
ストレージの設定を変更すると、Storage Management は設定変更に応じて SNMP トラップをすぐに生成します。Storage Management MIB
(
管理情報ベース)もストレージの設定変更を反映してアップデートされます。しかし、最近のストレージ構成で MIB がアップデートされるまで最長
で 5 分を要することがあるため、SNMP トラップを受け取ってから Storage Management MIB でクエリを実行して設定の変更を認識できるまで、
最大
5 分の遅延時間が生じます。この遅延時間は、新しい仮想ディスクを作成しているとき、または RAID 1-連結仮想ディスクでミラー解除やミ
ラー分割を実行しているときに顕著にみられます。
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