Users Guide
• PERC H330 アダプタ、PERC H330 ミニモノリシック、PERC H330 ミニブレード、PERC H330 内蔵
• PERC H730P アダプタ、PERC H730P ミニモノリシック、PERC H730P ミニブレード、PERC H730P スリム
• PERC H730 アダプタ、PERC H730 ミニモノリシック、PERC H730 ミニブレード
• PERC H830 アダプタ
• PERC FD33xD/FD33xS
メモ: Storage Management に表示されるコントローラの順序は、ヒューマンインタフェース(HII)および PERC オプション ROM に表
示される順序と異なる場合があります。コントローラの順序が原因で制限が生じることはありません。
仮想ディスクを作成する場合、次の事項に留意してください。
• コントローラでの仮想ディスクの作成 — 仮想ディスクを作成する際には、どの物理ディスクを仮想ディスクに含めるかを指定します。作成した
仮想ディスクは指定の物理ディスクにスパンされます。仮想ディスクのサイズによっては、仮想ディスクが物理ディスク上のすべての容量を使用
しないこともあります。物理ディスクの残りの容量は、物理ディスクが同じサイズでない限り 2 番目の仮想ディスクに使用することはできません。
さらに物理ディスクのサイズが同じで
2 番目の仮想ディスクに残りの容量を使用する場合、この新しいディスクを拡張して元の仮想ディスクに
含まれていない物理ディスクを含めることはできません。
• コントローラにおける仮想ディスクの削除および作成時の容量割り当て — 仮想ディスクを削除する際は、削除する仮想ディスクによって使用
されていた物理ディスク上で容量を解放するか、空き容量を作成します。ディスクグループにいくつかの仮想ディスクを作成した場合、仮想ディ
スクを削除すると、物理ディスク上の様々な場所に空き容量ができることになります。新しい仮想ディスクを作成すると、コントローラでは物理
ディスクの空き容量のうちどれを新しい仮想ディスクに割り当てるか判断する必要があります。
PERC コントローラは、最も大きい空き容量を見
つけ、これを新しい仮想ディスクに割り当てます。
• 2TB の SCSI 制限 — PERC コントローラに作成する仮想ディスクは、合計サイズ 2TB 以上の物理ディスクからは作成できません。これはコ
ントローラ実装に関する制限です。たとえば、最終的な仮想ディスクのサイズに関係なく、サイズが
73GB の物理ディスを 30 個以上選択す
ることはできません。このサイズのディスクを 30 個以上選択しようとすると、2TB の制限に達するため、選択する物理ディスクの数を減らすよう
にポップアップメッセージが表示されます。
2TB 制限は業界全体の SCSI 制限です。
• 仮想ディスクの拡張 — 再設定 タスクは、メンバーの物理ディスクの全容量を使用する仮想ディスクの拡張のみに使用できます。
• 仮想ディスクの再設定 — 同じ物理ディスクを使用する仮想ディスクが複数ある場合は、再設定 タスクを使用できません。ただし、物理ディ
スクセットに仮想ディスクが 1 つしか存在しない場合は、その仮想ディスクを再設定できます。
• コントローラ上に保存されない仮想ディスク名 — 作成する仮想ディスクの名前は、コントローラ上に保存されません。異なるオペレーティング
システムを使って再起動した場合、新しいオペレーティングシステムが独自の命名規則を使って仮想ディスク名を変更することがあります。
• クラスタが有効になっているコントローラでの仮想ディスクの作成と削除 — クラスタが有効になっているコントローラから仮想ディスクを作成また
は削除する際は、特に考慮しなければならない点があります。
• チャネルの冗長性の実装 — 1 つまたは複数のチャネルに冗長データが維持される仮想ディスクは、チャネルが冗長化されています。チャネル
の 1 つが失敗すると、冗長データが別のチャネルに存在するためデータが失われることはありません。
メモ: チャネル冗長性の詳細に関しては、「チャネルの冗長性とサーマルシャットダウン」を参照してください。
• データの再構築 — 冗長と非冗長仮想ディスク両方で使用される場合、障害が発生した物理ディスクは再構築ができません。この状況で
障害が発生した物理ディスクを再構築する場合は、非冗長仮想ディスクを削除する必要があります。
• S110 のディスクグループの概念に関する考慮事項 — ディスクグループとは、1 つ、または複数の仮想ディスクが作成される RAID コントローラ
に接続されたディスクを論理的にグループ化したものです。その際、ディスクグループのすべての仮想ディスクはディスクグループのすべての物理
ディスクを使用します。現在の実装では、論理デバイス作成の再に、混在したディスクグループのブロックがサポートされています。
物理ディスクはディスクグループにまとめられるので、1 つのディスクグループで RAID レベルが混在することはありません。
Storage Management サーバーは、仮想ディスクの作成時にディスクグループの概念を実装します。機能的には、ある物理ディスクのグループが
最初の仮想ディスクの作成に使用されると、そのディスクの未使用容量は、仮想ディスクを拡張するか、未使用容量内に新しい仮想ディスクを作
成するためのみに使用されます。これらの仮想ディスクは同じ
RAID レベルになります。
また、既存の混在構成は影響を受けません。ただし、混在構成を作成することはできません。
仮想ディスクでの読み書き、再構築、およびディスクの削除を行うことができます。
以前のソフトウェア RAID バージョンから移行され、複数の RAID レベルで構成されたディスクセットでは、仮想ディスクを作成することはできませ
ん。
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