Users Guide
この破損は、コントローラがディスクのスキャンを必要とする操作を実行するときに検出されます。これらのアラートを引
き起こす可能性のある操作の例は次のとおりです。
• 整合性チェック
• 再構築
• 仮想ディスクフォーマット
• I/O
再構築を行った結果、または仮想ディスクが劣化状態にある間にアラート 2146~2150 を受信する場合、バックアップから復
元することなく破損ディスクからデータを回復することはできません。再構築以外の状況でアラート
2146~2150 を受信す
る場合は、データ回復が可能である場合があります。これらの状況のそれぞれについて次に説明します。
再構築中または仮想ディスクが劣化中にアラート 2146~2150 を受信した場合
次の手順を実行します。
1. 破損した物理ディスクを交換します。
2. 新しい仮想ディスクを作成し、仮想ディスクを完全に再同期化させます。
再同期化が行われている間、仮想ディスクの状態は 再同期中 です。
3. データをバックアップから仮想ディスクに復元します。
I/O、整合性チェック、フォーマット、またはその他の操作中にアラート 2146~2150 を受信
した場合
再構築以外の操作を実行中にアラート 2146~2150 を受信した場合は、データ損失を防ぐために破損ディスクをただちに交換
します。
次の手順を実行します。
1. 劣化した仮想ディスクを新しい(未使用の)テープドライブにバックアップします。
2. 破損ディスクを交換します。
3. 再構築を行います。
読み取りおよび書き込み操作で問題が発生する
システムがハングする、タイムアウトする、または読み取りと書き込み書き操作でその他の問題が起きる場合、コントロー
ラケーブルまたはデバイスに問題がある可能性があります。
関連するリンク
正しく接続されたケーブル
ハードウェア問題の特定
タスクメニューオプションが表示されない
タスクメニューは同じタスクオプションを常に表示するとは限りません。一部のタスクは特定タイプのオブジェクトや特定
の時点にのみ有効です。例えば、整合性チェックタスク は冗長仮想ディスクでのみ実行できます。同様に、ディスクが既に
オフラインの場合、オフラインタスクオプションは表示されません。
特定の時点でタスクを実行できない理由が他にある場合があります。たとえば、追加のタスクを実行する前に、オブジェク
トで既にタスクが実行されていることがあります。
再起動中に破損ディスクまたはドライブメッセージによって自動チェックの実行が提案され
る
メッセージを無視して自動チェックを実行することができます。再起動は、自動チェックの完了後に完了します。お使いの
システムのサイズに応じて、これには約 10 分かかる場合があります。
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