Users Guide
プリケーションを使用して RAID 10 または RAID 50 を作成し、これに部分的物理ディスクが含まれているという場合は、
仮想ディスクに専用ホットスペアを割り当てることができます。
メモ: PERC H700 および PERC H800 コントローラでは、RAID 10、RAID 50、および RAID 60 に専用ホットスペアを
割り当てることができます。
• 複数の専用ホットスペアに関する考慮事項 — Storage Management バージョン 3.1 以降では、ひとつの仮想ディスクに複
数の専用ホットスペアを割り当てることができます。
メモ: この機能は、PERC 6 シリーズのコントローラのみに該当します。
PERC S100
および
PERC S300
コントローラ上のホットスペアに関す
る考慮事項
PERC S100 および PERC S300 コントローラでは、ホットスペアが仮想ディスクに割り当てられます。物理ディスクが故障す
ると、仮想ディスクが含まれる物理ディスク部分だけがホットスペア上に再構築されます。仮想ディスクに含まれない物理
ディスク上のデータまたは容量は再構築されません。
PERC S100 および PERC S300 コントローラでは、各物理ディスクを複数の仮想ディスクに含める事ができます。物理ディス
クの一部を仮想ディスクに割り当てても、物理ディスクの残りの部分が別の仮想ディスクによる使用から除外されることは
ありません。ホットスペアが割り当てられている仮想ディスクのみが再構築されます。Storage Management を使用すると
き、PERC S100 および PERC S300 コントローラ上でホットスペアとして割り当てられているディスクは、仮想ディスクのメ
ンバーとして使用することはできません。
S100
および
S300
コントローラ上のグローバルホットスペアのサイズ要件
S100 および S300 コントローラ上でグローバルホットスペアとして物理ディスクを割り当てる場合、物理ディスクは、コン
トローラ上の最も大きな物理ディスクと同等あるいはそれ以上のサイズであるようにしてください。
SAS 6/iR のグローバルホットスペアに関する考慮事項
SAS 6/iR コントローラでは、2 台のグローバルホットスペアを割り当てることができます。コントローラのファームウェア
は、ホットスペアとして割り当てた物理ディスクが取り外された後も、ホットスペアの割り当てを記憶しています。つまり、
ディスクが取り外された場合、ホットスペアが存在していないにも関わらず、グローバルホットスペアが存在するとファー
ムウェアが見なす可能性があります。このような場合、ファームウェアがホットスペアは既に割り当てられていると認識す
るため、新しいグローバルホットスペアの割り当てが不可能になる可能性があります。
冗長仮想ディスク内で物理ディスクが故障した場合、故障したディスクはホットスペア上に最構築されます。この場合、コ
ントローラのファームウェアは、故障したディスクを格納しているスロットをホットスペアとして再割り当てします。この
ような状況下では、ディスクの故障や取り外し後に、以前グローバルホットスペアとして割り当てられていなかったディス
クがホットスペアになります。
コントローラのファームウェアが常に正常な物理ディスクをグローバルホットスペアとして確保するようにするためには、
次を行います。
• グローバルホットスペアとして割り当てられている物理ディスクの取り外しや再割り当てを行う前に、グローバルホット
スペアとして割り当てられているホットスペアの割り当てを解除し、別の物理ディスクをグローバルホットスペアとして
再割り当てする前にホットスペアの割り当てを解除します。
• 故障した、または取り外された物理ディスクを直ちに交換します。これにより、ファームウェアがホットスペアであると
見なす正常なディスクが確実にスロットに格納されることになります。
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