Users Guide

冗長情報の再構築
お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、対応機能」を参照してください。
冗長仮想ディスクがある場合、エラーのあった物理ディスクの内容を新しいディスクまたはホットスペアに再構築できます。
再構築は通常の動作中に行うことができますが、パフォーマンスが劣化します。
関連するリンク
故障したディスクの交換
再構築率の設定
再構築が上手くいかない場合
仮想ディスクの不良ブロックの管理
仮想ディスクの不良ブロックとは、1 台または複数台のメンバー物理ディスクにある不良ブロックです。不良ブロックのある
仮想ディスクでの読み取り操作は失敗する場合があります。
Storage Management は重要アラート(2387)を生成し、仮想ディスク上に不良ブロックがあることを通知します。
仮想ディスクの不良ブロックは、コントローラがディスクのスキャンを必要とする操作を行うときに検出されます。このア
ラートが生成される可能性のある操作の例には次のようなものがあります。
整合性チェック
再構築
仮想ディスクフォーマット
I/O
巡回読み取り
物理ディスク不良ブロックのリカバリは、RAID レベルと仮想ディスクの状態によって異なります。仮想ディスクが冗長構成
の場合は、コントローラは物理ディスク上の不良ブロックを回復できます。仮想ディスクが冗長構成でない場合は、物理デ
ィスクの不良ブロックが仮想ディスクの不良ブロックの原因になります。
29. 仮想ディスクの不良ブロックの発生シナリオ例
RAID レベル仮想ディスク 状況 シナリオ 結果
RAID 0
劣化 物理ディスク上に 1 つの不良
ブロックがある。
冗長性がないため、コントロ
ーラはピアディスクからデー
タを再生成できません。この
結果、仮想ディスクの不良ブ
ロックが発生します。
RAID 5
準備完了 物理ディスク上に 1 つの不良
ブロックがある。
コントローラは、ピアディス
クからデータを再生成して不
良ブロックに書き込みを送信
します。その後ディスクは論
理ブロックアドレッシング
LBAを別の物理的な場所に
再マップします。これで問題
が解決します。
RAID 5
劣化 物理ディスク上に 1 つの不良
ブロックがある。
ドライブが 1 つ欠落している
ため、コントローラはピアデ
ィスクからデータを再生成で
きません。この結果、仮想デ
ィスクの不良ブロックが発生
します。
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