Users Guide
ホットスペアに関する考慮事項 — 4K セクタハードディスク
ドライブ
以下は、PERC 9 ハードウェアコントローラでサポートされる 4KB セクタハードディスクドライブのためのホットスペア(専用また
はグローバルホットスペア)に関する考慮事項です。
• 512B セクタハードディスクドライブで作成された仮想ディスク用の専用ホットスペアとして 4KB セクタハードディスクドライ
ブを割り当てることはできません。その逆の場合も同様です。
• 作成された仮想ディスクが 512B セクタハードディスクドライブのみで構成されている場合、グローバルホットスペアとして
4KB セクタハードディスクドライブを割り当てることはできません。その逆の場合も同様です。
• 作成された仮想ディスクに 4KB セクタハードディスクドライブと 512B セクタハードディスクドライブがある場合、グローバル
ホットスペアとして 4KB セクタハードディスクドライブを割り当てることができます。その逆の場合も同様です。
メモ: この処置を実行すると、警告メッセージが表示されます。
関連タスク
• 仮想ディスク作成の詳細設定ウィザード
再構成に関する考慮事項 — 4KB セクタハードディスクドラ
イブ
512B セクタハードディスクドライブで構成されている仮想ディスクで 4KB セクタハードディスクドライブを再構成することはで
きません。その逆の場合も同様です。
T10 標準保護情報(PI) — データ整合性フィールド
Storage Management への PERC 9 ハードウェアコントローラの導入は、ストレージソリューションにおける必要不可欠な変化をも
たらしました。データ整合性は、システムに保存されたデータの寿命全体を通じてデータの正確性と一貫性を保証することから、ス
トレージソリューションには不可欠な要素です。データ整合性は、障害の警告発生時におけるデータ損失からシステムを守るため
の、実用的なソリューションです。
PERC 9 ハードウェアコントローラでサポートされるこの新しい機能は、仮想ディスクに対する T10 保護情報(PI)の設定を可能に
します。T10 保護情報(PI)機能は、エラーを検出するため、ドライブに書き込まれたデータ、およびドライブから読み取られた
データを検証します。
メモ: 詳細設定ウィザード を使用して仮想ディスクを作成する場合は、仮想ディスクタイプの選択 ドロップダウンリストから
T10 PI オプションを選択して有効化することができます。
関連タスク
• 仮想ディスク作成の簡易設定ウィザード
• 仮想ディスク作成の詳細設定ウィザード
ホットスペアに関する考慮事項 - T10 保護情報機能
以下は、PERC 9 ハードウェアコントローラ上の T10 保護情報(PI)対応物理ディスクのためのホットスペア(専用またはグローバ
ルホットスペア)に関する考慮事項です。
• T10 PI 有効の仮想ディスクへの専用ホットスペアとして割り当てることができるのは T10 PI 対応物理ディスクのみです。
• PERC 9 ハードウェアコントローラ上の T10 PI 無効の仮想ディスクには、T10 PI 対応または非対応の物理ディスクを専用ホット
スペアとして割り当てることができます。
• T10 PI 無効の仮想ディスクと共に T10 PI 有効の仮想ディスクが存在する場合、T10 PI 非対応の物理ディスクのグローバルホット
スペアとしての割り当ては正常に行われます。
メモ: この処置を実行するとエラーメッセージが表示されます。
• T10 PI 無効の仮想ディスクのみが存在する場合は、T10 PI 対応物理ディスクをグローバルホットスペアとして割り当てることが
できます。
• T10 PI 非対応の物理ディスクを使用して T10 PI 有効の仮想ディスクを再構成することはできません。
関連タスク
82 PERC 9 ハードウェアコントローラのサポート